第2次世界大戦中のドイツ屈指のエリート部隊として知られるヘルマン・ゲーリング軍団。この部隊は空軍所属ながら飛行機を持たず、なぜか戦車で戦った不思議な軍団です。どうしてそうなったのか見てみます。 空軍元帥の名を冠した歩兵部隊の誕生 第2次世界大戦時、ドイツ軍エリート部隊のひとつとして、勇敢に戦ったことで知られる「ヘルマン・ゲーリング」師団(最後は軍団)。戦車まで配備された地上部隊ながら、実は陸軍ではなく空軍に所属するという一風変わった部隊でした。なぜ、空軍所属なのに空を飛ばず、戦車や機関銃などで地べたを這って戦ったのか、奇妙なエリート部隊の足跡をたどります。 そもそも、部隊名の「ヘルマン・ゲーリング」とは、ヒトラー政権時に航空大臣や空軍総司令官などを務めたゲーリング元帥、その人です。彼は第1次世界大戦ではドイツのエースパイロットで、ヒトラー率いるナチス(国家社会主義ドイツ労働者党)が結成され
陸自の次世代戦闘車両、北欧製に。 陸自初の北欧製戦闘車両が誕生へ 防衛省は2022年12月9日(金)、陸上自衛隊が導入を計画する次期装輪装甲車として、フィンランド製「AMV XP」に決めたことを発表しました。 拡大画像 防衛省が採用を決めたパトリア製「AMV XP」装輪装甲車(画像:防衛装備庁) 「AMV XP」はフィンランドのパトリア社が開発・生産する8輪駆動の装甲戦闘車両で、乗員3名のほかに12名の兵員を収容できます。 同車は現用のコマツ製96式装輪装甲車の後継として導入され、三菱製の「機動装甲車(仮称)」と比較試験が実施されていましたが、基本性能や経費の面で「AMV XP」の方が優れていると判断され、最終的に採用に至りました。 なお、2023(令和5)年度の防衛予算の概算要求では、すでに29両を調達すると明記されています。また防衛省によると今後、日本企業によるライセンス生産も追求して
韓国が独自開発したK9自走155mm榴弾砲は、誕生から四半世紀が経ち性能向上の計画も進行中です。ただ、先に見据えるのは乗員ひとりで1個砲班を動かす究極の「ワンマンオペレーション」だとか。現地で話を聞いてきました。 K9自走砲の採用国、次々と増加中 「K9」は韓国が開発した自走榴弾砲です。メーカーは同国の防衛関連企業であるハンファ・エアロスペース(2022年まではハンファ・ディフェンス)で、同国が一から独自に設計した自走砲としては初のものです。 拡大画像 高速でのデモ走行を披露するK9自走砲。公称の最高速度は67km/h(布留川 司撮影)。 主兵装の155mm榴弾砲は最大射程が約40km(メーカー公称)。車体後部に備えた半自動の装填装置と、砲塔内に設置されている砲弾ラックを用いることにより、最大で毎分6発の連続射撃を行うことができます。また、バースト射撃という短時間に限り多数の砲弾を撃ち出す
独北部オルデンブルク近郊で、ウクライナ兵を対象とした自走式対空砲「ゲパルト」の使用法の訓練を視察するオラフ・ショルツ首相(2022年8月25日撮影)。(c)Axel Heimken / POOL / AFP 【11月4日 AFP】永世中立国のスイスは3日、同国製弾薬をウクライナに提供する許可を求めていたドイツの要請を拒否した。 ドイツはウクライナの要求に応じ、ロシア軍の巡航ミサイルやドローン(無人機)の撃墜が可能なドイツ製自走式対空砲「ゲパルト(Gepard)」を提供する意向。合わせて、ゲパルト用のスイス製弾薬1万2400発の供与も希望している。 だがスイスのギー・パルムラン(Guy Parmelin)経済相はクリスティーネ・ランブレヒト(Christine Lambrecht)独国防相に宛てた書簡で、自国の中立の原則に基づく方針として、ウクライナが武力紛争の当事者である限り、スイス製軍需
操縦手用ハッチの横にもう一枚乗員用ハッチが! ハイブリッドエンジン搭載と軽量化がキモ アメリカの大手兵器メーカー、ゼネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ(GDLS)は2022年10月9日、次世代主力戦車のコンセプトモデル「エイブラムスX(AbramsX)」を公開しました。 「エイブラムスX」は、GDLSが開発中の次世代戦闘車両群「The Next Generation」の一車種で、6月にはティザーサイトにおいて一部ディテールなどが披露されていたものの、全容が公になるのは今回が初めてです。 拡大画像 GDLSが発表した次世代主力戦車のコンセプトモデル「エイブラムスX」(画像:GDLS)。 特徴は機動性と輸送性を向上させるために軽量化した点で、従来のM1A2「エイブラムス」と比べて約半分の燃料消費量で活動することが可能だといいます。 それを実現するために「エイブラムスX」はハイブリッド仕様
韓国のK2戦車。ソウル北郊で開かれた見本市で(2013年10月18日撮影、資料写真)。(c)JUNG YEON-JE / AFP 【7月23日 AFP】北大西洋条約機構(NATO)加盟国ポーランドは22日、韓国から戦車や自走砲、戦闘攻撃機を購入すると発表した。ポーランドは隣国ウクライナがロシアに侵攻されたことを受け、防衛力を強化している。 マリウシュ・ブワシュチャク(Mariusz Blaszczak)国防相は「来週、契約を締結する」とツイッター(Twitter)に投稿した。 ウェブサイト「wPolityce」がブワシュチャク氏の話として伝えたところによると、FA50戦闘攻撃機48機、K2戦車180台、K9自走榴弾(りゅうだん)砲を購入する。自走砲と戦車の第1陣は年末に、戦闘攻撃機は来年に引き渡し予定としている。 ブワシュチャク氏は「われわれは、ウクライナでの戦争と(ロシアのウラジーミル・
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