静岡県西伊豆町で家族連れなど7人が川岸に設置された電気柵で感電し、2人が死亡した事故で、電気柵の電線は電源から200メートル以上離れた山の中まで敷かれていたことが捜査関係者への取材で分かりました。電気柵には変圧器が取り付けられていて、警察は遠くまで電気を流すため、変圧器で電圧を高くするよう設定した可能性があるとみて、詳しく調べています。 警察によりますと、この電気柵は納屋にある家庭用の100ボルトのコンセントから電気をひいていて、所有者は「ふだん夜間に電気を流し日中は電源を切っていたが、この日は切っていなかった」と話しているということです。 また、電気柵の途中には電圧を変える変圧器が取り付けられていて、警察が専門家らと現場検証したところ、400ボルト以上になるよう設定されていたということです。 その後の調べで、この変圧器を通した電線は事故が起きた周囲だけでなく、電源がある納屋から200メー