鹿児島県病害虫防除所は、サツマイモ基腐病の発生を県本土、熊毛地域で確認。これを受け、6月15日に病害虫発生予察注意報第1号を発令した。 5月24~31日に実施したほ場調査で、南薩地域、大隅地域および熊毛地域で発生を確認。また、6月7日に県本土で実施した追跡調査では、南薩地域および大隅地域で発生を確認している。増加傾向がみられることから、今後も追跡調査を行う。 現時点では、前作で被害が多く見られたほ場での発生が認められている。品種は、抵抗性"やや弱"の「コガネセンガン」、"弱"の「べにはるか」が中心で、現在、発病の初期段階と考えられる。降雨が続くと、発病株に形成された胞子が拡散し、周辺の株へ感染して発生拡大を招く恐れがある。 同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。 〇定植する場合は、苗消毒(ベンレート水和剤またはベンレートT水和剤20)を必ず採苗当日に行い、消毒液は使用当日に調整し