ヘイトスピーチ条例に反対 今年の1月15日、大阪市で「ヘイトスピーチ条例」が賛成多数で可決されました。特定の民族や団体を侮蔑し攻撃する、いわゆる「ヘイトスピーチ」を規制しようという条例です。当初案では「ヘイトスピーチ」に対する訴訟費用まで大阪市が面倒を見ることになっており、大阪市議会自民党などの抵抗により削除されましたが、私はこの条例に明確に反対します。 理由は、この条例が大阪市外での表現活動まで「規制」をかけるとする地方自治の枠を越えた越権行為であり、法治国家のそれではないからです。想像するに「ネット」を念頭にゆるい網をかけたつもりなのでしょうが、日本での言論活動を北朝鮮の法律で裁くようなトンデモ条例です。 ヘイトスピーチ自体は言語道断です。しかし、そもそも論において「ヘイトスピーチ」の定義がとても曖昧であり、表現の自由が侵害される懸念もあります。また、ヘイトスピーチに反対する人たちのご