新型コロナウイルスによるパンデミックの真っ只中でも、自然災害は各地で起こっている。アメリカのミシガン州では、地球温暖化の影響で起こった集中豪雨により、5月19日に2つのダムが決壊、歴史的な洪水被害を引き起こした。 決壊した2つのダムは1世紀ほど前に建設されており、2018年には連邦エネルギー規制委員会が今後の大規模な洪水への耐久を懸念し、老朽化したダムの発電許可を取り消していたという。『CNBC』などが伝えている。
ダムの決壊により冠水した米ミシガン州ミッドランド市街(2020年5月20日撮影)。(c)Gregory Shamus/Getty Images/AFP 【5月21日 AFP】(更新、写真追加)米ミシガン州で、豪雨により2つのダムが決壊した。当局は「歴史的」洪水が起きると警告。住民1万人以上が避難する事態となっている。 【関連記事】武装デモ隊が議事堂に乱入、ロックダウン解除を要求 米ミシガン州 グレッチェン・ウィットマー(Gretchen Whitmer)州知事は19日夜、決壊したエデンビル(Edenville)とサンフォード(Sanford)の両ダムが位置する同州中部ミッドランド(Midland)郡に非常事態を宣言した。 米国立気象局(NWS)は、鉄砲水により住民の命に危険が及ぶ恐れがあると警告し、周辺地域の人々に直ちに高台へと避難するよう呼び掛けた。ウィットマー州知事によると、約4万20
緊急事態宣言に伴う巣ごもりが本格化して1カ月。食料品や医薬品、化粧品など生活必需品の売れ筋は大きく変わった。 市場調査会社のインテージは、消費動向への新型コロナ禍の影響を示すデータとして、2月3日以降、品目別に売上金額の前年同期比の増減率を週単位で公表している。直近は4月27日公表の4月13~19日分だ。 ファミリー層の動向が大きく影響 増加率トップはうがい薬で、対前年比は359.1%。5位の殺菌消毒剤(228.3%)、13位の体温計(183.7%)、19位のマスク(161.2%)なども含め、ドラッグストア店頭ではすでに3月の段階で品薄もしくは品切れで入手が困難になっていたことを考えると、商品がもっと供給されていれば、伸び率はもっと上がっただろう。 ランキング上位に顔をそろえたのは、子どもが家にいることで必要量が激増し、なおかつ店頭で買える品目だ。 お菓子作りに欠かせないバニラエッセンスな
去年10月に起きた台風19号の豪雨被害から半年。被災地では着実に復旧が進み、企業の経済活動も一見すると元通りに戻ってきています。しかし被災地の企業の苦悩は今も続いています。商工業関係の被害額が全国で最も深刻だった福島からの報告です。(福島放送局記者 樽野章) こちらの画像は、被害が大きかった「郡山中央工業団地」のものです。 280社の企業が入っていますが、すぐ近くを流れる阿武隈川とその支流が氾濫し全域が浸水しました。なかには高さ3メートル近くまで浸水した地域もあり、福島県全体の商工業関係の被害額の4割以上に上る、402億円の被害が出ました。 多くの企業は数か月間生産停止を余儀なくされましたが、発災から半年がたち、ほとんどの企業が操業を再開し活気も戻りつつあります。 しかし取材を進めると、企業の間には共通した懸念があることがわかりました。
モーリタニアのティシットとアラタネ間をラクダを連れて歩くネマディの一人、アフマドさん(2020年1月25日撮影)。(c)JOHN WESSELS / AFP 【3月22日 AFP】西アフリカの乾燥地帯に位置するモーリタニア。この国の砂漠地方では、伝統的な狩猟を行う人々「ネマディ(Nemadi)」の生活様式が徐々に失われつつある。 ネマディのコミュニティーは、わずか数百人程度。度重なる干ばつや狩猟機会の減少が、彼らの暮らしを圧迫している。 ネマディの多くは、ダチョウや、オリックスとアンテロープ(共にレイヨウ)を狩りに砂漠を駆け巡る。 AFPはこのほど、モーリタニア中央部の砂漠の集落ティシット(Tichitt)とアラタネ(Aratane)の間を5日間にわたり取材した。 先導してくれたアフマドさん(57)、息子のアハメドさん、チェイさんは、チュニックのようなローブに身を包んでいた。ラクダを飼うた
21日午後1時5分ごろ、京都府亀岡市薭田野町奥条長尾東の山林で、東映京都撮影所(京都市右京区)のスタッフから「ドラマの撮影で、炭の火が山に燃え移った」と119番通報があった。亀岡消防署や市消防団が消火活動を続け、約5時間後に消した。 京都府警亀岡署などによると、ドラマ「薄桜鬼」の撮影準備中で、演出用の煙を作るために炭や木を燃やしていた容器が倒れて近くの雑草に火が付き、山に燃え広がった、という。スタッフの50代男性が消火中に右手にやけどを負い、体調不良を訴えた30代男性とともに救急搬送されたが軽傷。亀岡市内は乾燥注意報が発令中だった。 同撮影所の現場責任者の男性(54)は「注意報が出ていたのに撮影を中止せず、初期消火も徹底できなかった。皆さまに申し訳ない」と謝罪した。
オーストラリア・ニューサウスウェールズ州ナウラ近くの森林火災(2019年12月31日撮影)。(c)Saeed KHAN / AFP 【3月12日 AFP】オーストラリア先住民アボリジニの人々は長きにわたり、土地を管理する方法として火を利用してきた。昨年から今年にかけて猛威を振るった森林火災を経験し、同国ではこの伝統的な防災方法に再び目を向け始めている。 昨年から続いた森林火災は、気候変動による高温と乾燥で前例のない規模となった。こうした事態を受け同国では、先住民らが用いる土地管理の技術を取り入れるよう求める声が高まっている。 東部および南部で10万平方キロ以上燃え広がった今回の火災では、少なくとも33人が死亡し、家屋2500軒が損壊した。また、10億匹の動物が死んだとも考えられている。 東部沿岸の大雨によって同地域での火災はほぼ収まったが、科学者らは上昇する気温により森林火災が今後さらに頻
ブラジル・サンパウロから95キロ離れたグアルジャのファベーラ(貧民街)で、崩れた土砂の中から助け出された猫抱く女性(2020年3月3日撮影)。(c) Guilherme DIONIZIO / AFP 【3月7日 AFP】ブラジル・サンパウロ(Sao Paulo)から95キロ離れたグアルジャ(Guaruja)のファベーラ(貧民街)で、崩れた土砂の中から助け出された猫を抱く女性。当局によると、サンパウロ州やリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)州が見舞われた豪雨で鉄砲水の発生や家屋の倒壊が相次ぎ、20人以上が死亡した。 数時間で1か月分の降水量に達した地域もあり、サンパウロ州南部沿岸や、同国第2の都市リオデジャネイロ郊外の貧困地区に壊滅的な被害をもたらした。(c)AFP
豪ニューサウスウェールズ州で発生した森林火災(2019年12月31日撮影)。(c)SAEED KHAN / AFP 【3月4日 AFP】オーストラリア国立大学(Australian National University)は4日、同国初となる、森林火災の発生を予測する「靴箱サイズ」の衛星を開発していると明らかにした。森林の地表を覆う植物と湿度を赤外線探知機で測定し、そのデータを森林火災が発生しやすい場所や火災の抑制が困難な場所を特定する際に役立てたいとしている。 同大学によると、このテクノロジーは、「非常に可燃性の高いユーカリなどのオーストラリア原産の木や植物に生じた変化を検知することに特に重点を置いている」という。 衛星の地球低軌道への打ち上げは民間セクターと協力して行う計画で、遠隔調査の専門家であるマルタ・エブラ(Marta Yebra)氏によると、データは消防当局と共有する。 エブラ
ピッポ( 仲間安方) @pippo_3520 オーストラリア人から、「ヤッホー 新型肺炎で大変そうやけど元気?そんなあなたにいいニュース。山火事消えました。」って連絡来た。良かったね! #本当によかった 2020-03-03 00:12:43
豪キャンベラ南部の町バンバロング近くで発生した森林火災(2020年2月2日撮影)。(c)PETER PARKS / AFP 【2月25日 AFP】オーストラリアで昨年から続いた森林火災で、同国の森林5分の1以上が焼失したことが24日、明らかになった。「世界的に前例のない規模」となった今回の森林火災は、気候変動に関連する干ばつが何年も続いた後に発生していた。 気象学者らは現在、森林火災が気温の上昇にどの程度起因するのかを判断するため、豪州南東部一帯を破壊した今回の大規模火災から得られたデータの調査を進めている。 森林火災を多角的に分析した豪研究者らによる研究論文は、英科学誌ネイチャー・クライメート・チェンジ(Nature Climate Change)特集号に掲載された。 今回発表された複数の論文のうちの一つでは、2019年9月~2020年1月に豪ニューサウスウェールズ(New South
マルハナバチの一種(Bombus impatiens)。マルハナバチは、送粉者として不可欠な存在だが、多くの種は猛暑などの要因により危機にさらされている。(PHOTOGRAPH BY CLAY BOLT, MINDEN PICTURES) マルハナバチは、地球上で最も重要な「送粉者」の1つだ。毛に覆われた体でブンブン飛び回り、野生の植物はもちろん、トマトやブルーベリー、カボチャなどの農作物の授粉を担う。(参考記事:「花粉の運び屋たち」) しかし、マルハナバチは窮地に立たされている。新たな研究により、マルハナバチの数は昔よりはるかに減っていることが明らかになった。北米のどの地域においても、1974年以前に比べ、50%近く減少しているという。(参考記事:「北アメリカでマルハナバチが激減」) さらに、以前はよく見られた数種が生息地から姿を消し、局所的な絶滅が起こりつつある。例えば、カナダのオンタ
【2月11日 AFP】インド北部から中国チベット自治区(Tibet Autonomous Region)にまたがる地域で暮らすチャンパ(Changpa)と呼ばれる人々は数世紀にわたり、絹のように柔らかい最高級の毛織物「パシュミナ」の原毛を産出するヤギを飼育してきた。だが今や気候変動が一因で、多くの人々が生活様式の再考を迫られている。 標高5000メートルに位置し、チャンパの人々が半遊牧生活を送りながら暮らすチャンタン(Changtang)と呼ばれる地域の気候は、冬は寒さが、夏は乾燥が、より厳しくなっている。 そうした気候の変化に他の要因も相まって、過酷な環境下の高原で暮らしていた多くの人々が伝統を捨て去り、他の収入源を探してインド・ラダック(Ladakh)地方の村々や都市に移住している。 カシミヤの中でもさらに人気が高いパシュミナは、インド、ネパール、チベット、中央アジアでみられるヒマラヤ
解けゆく永久凍土が水銀を放出すると、その一部が食物連鎖に入り込むとみられる。カリブー(写真)などアラスカに暮らす動物たちも例外ではない。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 凍てついた極北に、また1つ脅威が隠れていることが明らかになった。土壌に含まれた大量の水銀だ。水銀は有害な重金属で、魚などの生物に蓄積され、人体に重い健康被害を与えることがある。 2月5日、学術誌「Geophysical Research Letters」に掲載された論文によると、北極圏の永久凍土に蓄積された天然の水銀は、人間が過去30年間に石炭の燃焼その他の汚染源によって大気中に排出してきた水銀の総量の10倍に上るかもしれないという。気候変動で北極圏が温暖化すると、永久凍土が解け、大量の水銀が放出されるおそれがある。そうなると、大気中や食物
被災したコアラの赤ちゃんに給餌する隊員たち 2020年1月23日、オーストラリア陸軍の第9旅団の隊員が、南オーストラリア州アデレード市郊外にある野生公園にて壮大な任務を遂行した。 第9旅団のフェイスブックアカウントより オーストラリアの大規模火災の緊急支援活動にあたる隊員たちが、休憩時間に野生動物保護公園を訪れ、救助されたコアラの餌やりなどを手伝ったのだ。 このコアラは、今月初めアデレード南西沖のカンガルー島で発生した大規模な森林火災から逃れた赤ちゃんコアラたち。 彼らはほぼ全焼した国立公園からこの公園に保護されたばかりなのだ。 コアラの主食が無い!新鮮な青い葉が不足 ユーカリの葉を直接食べる大人のコアラと違い、幼いコアラはまだ葉を消化できないため、親の母乳や特別な離乳食で成長する。 だが今回の火災で孤児になった赤ちゃんは、人の助けが無ければ生き延びられない。 注射器に入れた餌を食べる幼い
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