強盗致傷容疑で逮捕、起訴されたのは、いずれも道仁会系組員の浅川拓斗(21)(熊本県宇土市)、中村龍弥(23)(住居不詳)両被告と、両被告の知人、江口龍楓(たつま)被告(22)(熊本県宇土市)の3人。 捜査関係者や起訴状によると、3人は昨年4月11日午前0時頃、福岡県宗像市のディスカウント店駐車場で、SNSで呼び出した密売人の男を金属バットなどで暴行し、大麻や約2万円入りの財布などを奪った。さらに同日午前1時40分頃、福岡市南区の路上でも別の密売人の男に警棒などで暴行を加え、大麻を奪ったとされる。 3人はツイッターで、大麻を表す「ヤサイ」「クサ」などの隠語を使って密売を持ちかける投稿を検索し、手渡しで売買する密売人を選んで狙っていたとみられる。いずれも容疑を認めており、「密売人は警察に通報すれば密売がばれてしまうため、襲っても大丈夫だと思った」と話しているという。
マルチ商法などの悪徳商法は、どのようにして会員を洗脳しているのか。ライターの雨宮純氏は「まずは運営するシェアハウスに強制的に移住させ、勧誘漬けの生活に。会員の自由な時間を奪い、それまでの人間関係を断ち切る。勧誘生活に慣れたところで、自己啓発セミナーに参加させて価値観を植え付ける。実態は悪徳商法というよりもカルトに近い」という――。(第2回) 50人以上が暮らす一軒家のシェアハウス 引っ越しの手伝いで訪れたシェアハウス。玄関脇の靴入れには外観からは想像できない量の靴が入れられ、収まりきらない靴が床に散らばっていた。傘入れにもおびただしい量の傘が差し込まれ、昼間にもかかわらず室内は薄暗かった。 これは私が悪徳商法集団「環境」を辞めたという会員に誘われ、引っ越しの手伝いをした際に見た実情だ。 「『環境』を脱退したためにシェアハウスから引っ越します。話は付けておきますので、手伝いに来てみませんか」
新宿 歌舞伎町のホストクラブで働く男性の自宅に忍び込み、現金などを盗んだとして20代の女2人が逮捕されました。警視庁はホストを狙って盗みを繰り返していたとみて調べています。 警視庁によりますと、2人は去年11月、歌舞伎町のホストクラブで働く男性の新宿区内にある自宅マンションに侵入し、現金およそ100万円と貴金属など140万円相当を盗んだ疑いが持たれています。 男性とは西川容疑者がSNSで知り合い、以前に自宅を訪ねるなどしていて合鍵を受け取っていたということです。 調べに対していずれも盗みに入ったことは認めていますが、金額などについて一部否認しているということです。 警視庁によりますと、去年11月から今月にかけて歌舞伎町のホストの自宅が盗みに入られる被害がほかにも5件相次ぎ、被害額は3000万円近くに上っているということです。 いずれの現場でも2人の姿が防犯カメラに写っていたということで、捜
去年、神奈川県大磯町の公園で44歳の男性を突然、金属パイプで殴って殺害した罪などに問われている34歳の男の裁判員裁判で、検察は「面識のない被害者に抵抗するいとまを与えず殴り続けた残忍な犯行だ」として、懲役30年を求刑しました。 7日、横浜地方裁判所小田原支部で開かれた裁判員裁判で、検察は「動機は借金から逃れるため刑務所に入ろうと考えたもので、面識のない被害者に抵抗するいとまを与えずに殴り続けて殺害した残忍な犯行だ」として、懲役30年を求刑しました。 一方、被告の弁護士は「被告に殺意はなく、反省もしている」と述べて、懲役10年が相当だと主張しました。 法廷では吉川さんの兄が陳述を行い、「弟がどれほどの恐怖を感じたかと思うと、心がつぶれそうになりました。動機を知って絶句し、弟の未来を奪った被告が許せない」と意見を述べました。 判決は今月12日に言い渡される予定です。
千葉県柏市で17歳の少年が川に落とされて死亡した事件で、殺人の疑いで逮捕された4人の男らの一部が「当日、少年を車で連れ出して、金銭のトラブルについて問い詰め、川に飛び込ませようという話になった」と供述していることが警察への取材で分かり、警察が事件のいきさつを詳しく調べています。 警察の調べによりますと、小島容疑者は佐藤さんとの間で金銭を巡るトラブルがあったと話していて、さらに、男らの一部が「事件当日の午前2時ごろに佐藤さんを車で連れ出し、車内で小島容疑者が金銭のトラブルについて問い詰めた。小島容疑者の自宅にも行き、佐藤さんを川に飛び込ませようという話になった」などと供述していることが、警察への取材で分かりました。 また、男らの一部は「事件の前、佐藤さんを別の川にも飛び込ませたが、水深が浅かったので、現場の川に行った」と供述しているということで、警察が事件のいきさつを詳しく調べています。
「犯罪者から金を奪うのは、犯罪にならない」。警視庁が恐喝未遂容疑で逮捕した男らは悪びれもせず、こう言い放った。男らは、振り込め詐欺犯がだまし取った現金を丸ごと横取りする「取り子」と呼ばれるグループだった。逮捕後、身勝手な“義賊気取り”の主張を展開した犯行グループ。背後でグループを操る黒幕の存在も浮上しており、事件の底にはたんなる恐喝未遂事件では終わらない闇が横たわっている。(三宅令) “お手柄”から一転… 事件が起きたのは6月23日深夜のことだった。夜が更けても交通量が多い新目白通り沿いにある警視庁大塚署江戸川橋交番(東京都文京区)に、興奮した様子の2人の男が訪れた。 無職の男(20)は突然、警察官に自分が振り込め詐欺の受け子役であることを“自供”した。「80代の女性から現金500万円をだまし取った帰りだ」と話したうえで、連れだって来たもう1人の男を名指しし、「この男に殴られて現金を奪われ
遅刻した社員にスタンガンを押しつけるなどして負傷させたとして、警視庁池袋署は、傷害と逮捕監禁の疑いで、東京都目黒区青葉台、不動産コンサルティング会社社長、芹ケ野雄史容疑者(29)を逮捕した。容疑を認めているという。 逮捕容疑は2月6日午前、豊島区東池袋の会社内で、社員の男性(28)が予定より約1時間半遅れて出勤したことに腹を立て、首にスタンガンを押しつけて頭からポリ袋をかぶせたほか、ベルトで縛って懐中電灯で殴るといった暴行を加え、肋骨損傷などのけがを負わせたとされる。 池袋署によると、社員はこの男性1人だけで、芹ケ野容疑者は普段から勤務態度を注意していたという。男性が前日に酒を飲んでいたとして激怒し、「ヤキだからな」などと言って殴打を繰り返した。男性が署に被害届を出して発覚した。
1984年、福島県いわき市生まれ。東京大学文学部卒。同大学院学際情報学府修士課程修了。現在、同博士課程在籍。福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員。専攻は社会学。学術誌のほか、「文藝春秋」「AERA」などの媒体にルポ・評論・書評などを執筆。 著書に『漂白される社会』(ダイヤモンド社)、『はじめての福島学』(イースト・プレス)、『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか』(青土社)、『地方の論理 フクシマから考える日本の未来』(同、佐藤栄佐久との共著)、『フクシマの正義 「日本の変わらなさ」との闘い』(幻冬舎)『「原発避難」論 避難の実像からセカンドタウン、故郷再生まで』(明石書店、編著)など。 第65回毎日出版文化賞人文・社会部門、第32回エネルギーフォーラム賞特別賞。 開沼博 闇の中の社会学 「あってはならぬもの」が漂白される時代に 不法就労外国人、過激派、偽装結婚プロ
知人男性を無理やりダム湖に飛び込ませて殺害しようとしたとして、岡山県警総社署と岡山北署は2日、同県総社市小寺、パチンコ店店員森明希生(28)、同、無職黒瀬一恵(27)、住所不定、無職少年(19)の3容疑者を殺人未遂と監禁、傷害の疑いで逮捕した。 発表によると、3人は共謀。8月24日午前1時頃、住所不定、無職男性(43)を黒瀬容疑者の自宅から軽乗用車に乗せて同県吉備中央町吉川、落合ダムの堤体橋まで連れて行き、約1時間、全身をけるなどの暴行を加えて3週間のけがを負わせた。さらに、「ダムに飛び込め」と脅して橋の上から飛び込ませ、殺害しようとした疑い。3人は容疑を認めており、森、黒瀬両容疑者は「共通の知人から男性に対する借金2万円の取り立てを頼まれ、男性が金を返さなかったことから、腹が立った」と供述しているという。 橋から湖面まで4・5メートル、ダム湖の水深は25メートル。男性は、水面に出ていたダ
離婚した元夫と暮らしている小学6年の長男(11)にメールで指示して金を盗ませたとして、京都府警東山署は13日、京都市東山区の無職の女(37)を窃盗容疑で逮捕した。 調べに対し、女は「子供が勝手にやった」と容疑を否認し、長男は「ママがかわいそうでやった」と話したという。同署は長男を補導しており、近く窃盗の非行事実で児童相談所に通告する。 発表では、女は長男に持たせた携帯電話にメールで指示し、昨年12月9日夜、元夫宅を訪れていた、元夫の交際相手の女性(38)の財布から3万円を盗ませた疑い。金は後日、長男と待ち合わせして受け取った。 同署によると、女は4年前に離婚したが、昨夏頃から「明日までに1万円ゲットして」「金をゲットできなかったらママ死ぬわ」と、多い時には1日あたり十数通のメールを長男に送信。長男は補導後、「悪いことと分かっていたけど、お金を渡すとママがうれしそうな顔をしたので、僕もうれし
偽名で病院職員として働きながら、生活保護を不正受給したとして、大阪府警東淀川署は27日、大阪市東淀川区下新庄、無職坂本敏和容疑者(39)を詐欺容疑で逮捕したと発表した。 以前、別の自治体でも不正に受給したことがあったため、名前を偽ったという。坂本容疑者は「消費者金融から偽名で約1500万円借りた」とも供述しており、同署は余罪についても調べる。 大阪地検は同日、坂本容疑者を詐欺罪で起訴した。起訴状によると、坂本容疑者は病院勤務で収入があったのに申告せず、2009年7月~翌年6月に市から保護費約130万円をだまし取ったとされる。 同容疑者は別の自治体で生活保護を申請した際、「住宅扶助費を受け取ったまま、住まずに逃げたことがあった」と供述しており、08年から「野田」姓を名乗って大阪市から保護費を受給していた。昨年9月になって偽名に気付いた同市が本名での支給に切り替えたところ、通院先の病院が名前が
新潟県警新潟東署は21日、新潟市、会社員少年(19)を恐喝と児童福祉法違反(淫行させる行為)容疑で、県内の男子高校生(18)を恐喝容疑で、それぞれ逮捕したと発表した。 発表によると、少年らは昨年10月下旬、知人の無職少女(当時17歳)が18歳未満と知りながら、出会い系サイトで知り合った男性2人に紹介してみだらな行為をさせ、「援助交際してんじゃないの」などと脅して、2人から現金計10万4000円を脅し取った疑い。少年らは容疑を認めているという。 同署によると、少年は少女を車で送迎するなどし、少女が出会い系サイトを通じて行っていた売春を取り持っていた疑いがあるという。同署は、少年や少女らの関係や犯行の全容解明を急ぐとともに、被害男性2人からも、児童買春の疑いがあるとみて、任意で事情を聞いている。
帰宅中の男性を路上で襲って現金を奪ったとして、警視庁少年事件課と南大沢署は強盗致傷の疑いで、いずれも東京都八王子市に住む無職の少年(16)ら6人を逮捕した。 同課によると、6人は容疑を認め、主犯格の少年は「遊ぶ金が欲しかった」と供述。同市や隣接する相模原市では今年5月中旬から6月初旬、似た手口の事件が3件発生しており、少年らが関与を認めているという。同課で裏付けを進める。 逮捕容疑は、6月6日未明、八王子市七国の路上で、自転車で帰宅していた無職の男性(36)を金属の棒で殴って転倒させて左腕骨折などの重傷を負わせたうえ、「金を出せ、なめてんのか」と脅し、現金約2500円が入った財布を奪ったなどとしている。 同課によると、6人は地元の遊び仲間で、オートバイ3台に分乗。逃げる男性を約160メートル追いかけて襲ったという。
大阪府八尾市で2003年6月、ヤミ金融業者の取り立てを苦に清掃作業員(当時61歳)夫婦ら3人が心中した事件で、妻(同69歳)から直前に約15万円を脅し取ったなどとして大阪府警などに恐喝容疑で指名手配され、逃亡中のヤミ金融グループ元幹部・川畑将容疑者(30)の公訴時効が今月下旬に迫った。 川畑容疑者が属する組織は延べ5万8000人に違法に融資し、54億円もの収益を上げたとされる。府警などはこれまでに59人を摘発。最後に残る川畑容疑者の所在確認に全力を挙げている。 3人は03年6月14日、八尾市のJR関西線の電車にはねられ死亡。妻の遺書には、〈くやしいのと、死にたくないとゆう想いで涙がとまりません〉〈ほんとうに1日も早く逮捕してくださいね。あの世から祈っております〉などとつづられていた。 捜査では、元統括者の男(44)(実刑確定)を頂点とする最大7グループ、約70人の組織が違法融資を繰り返し、
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