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生物と本に関するgoldheadのブックマーク (8)

  • 『毒々生物の奇妙な進化』"悪魔の生物兵器"が見せる深遠な生物進化史 - HONZ

    マレーシアで金正男が暗殺された。VXという毒物が使われたと報じられている。この物質は人類がつくりだした化合物でもっとも毒性が高いと言われている。 その半数致死量は体重1キログラムあたり0.02ミリグラム。つまり1000分の2グラムもあれば、ひと一人を殺すことができる恐怖の化学兵器である。しかし、その1万倍も強力な毒物がある。 その毒とはボツリヌストキシンやテトロドトキシンなど生物がつくりだす毒だという。ボツリヌストキシンは100億分の6グラムもあれば人間をひとり殺すことができる悪魔の生物兵器だ。 書はその毒をつくりだす生物を専門に研究している女性研究者による科学読み物だ。 たとえば、地球上でもっとも痛い毒をもつ生物はアマゾンに住むサシハリアリだという。何人もの研究者が自分に刺してみて、その恐怖を語っている。あまりの痛みに斧があれば、自分の手を切り落としたくなるほどだそうだ。しかし、命には

    『毒々生物の奇妙な進化』"悪魔の生物兵器"が見せる深遠な生物進化史 - HONZ
    goldhead
    goldhead 2017/03/10
    "あまりの痛みに斧があれば、自分の手を切り落としたくなるほどだそうだ。しかし、命には別状はないのだという"
  • 【書評】生命の歴史最新版『生物はなぜ誕生したのか』 - Under the roof

    生物はなぜ誕生したのか:生命の起源と進化の最新科学 作者: ピーター・ウォード,ジョゼフ・カーシュヴィンク,梶山あゆみ 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2016/01/13 メディア: 単行 この商品を含むブログ (6件) を見る 「今わかってること」が網羅された一冊。 人類の歴史は、有史以降について「大きく変わる」ということがそれほどない。 マクニール著の『世界史』は、全世界で40年ほど読み継がれているベストセラーだが、この世界史に記されている内容を覆すような大きな発見はまず起きない。確実にわかっていること、記録として記されていることが多く、謎となっている部分も少なからずあるが、主だった世界の歴史については判明していることが多い。 だが、これが地球誕生から生命の発生、そして進化となるとそうはいかない。 僕の大好きなスティーブン・ジェイ・グールドの『ワンダフルライフ』は、19

    【書評】生命の歴史最新版『生物はなぜ誕生したのか』 - Under the roof
  • 『外来種は本当に悪者か? 新しい野生 THE NEW WILD』解説 by 岸 由二 - HONZ

    現代生態学の核心的なテーマを扱う不思議なが登場した、というと、意外に思われるかもしれない。扱われているのは、自然回復論。外来種をどう理解し、評価するか、未来の自然保護をどのようなビジョンで考えるか、そんな話題ではないか。そのどこが現代生態学の基礎テーマにからんでいるというのだろう。 現代生態学の基礎テーマというと、まっさきに、ドーキンスの利己的遺伝子論や、やたらに複雑な数理生態学のことを連想する読者がいるかもしれない。それはそれで、正しいのだが、自然回復、自然保護などを扱う生態学のいわば道における基礎テーマは、すこし焦点が違う。きわめて重要な領域なのだが、とくに日の生態学の領域ではなかなか話題にするのも難しく、わかりやすい専門書もほとんどないのが実情だ。そんな、わかりにくい世界について、「外来種をどう評価するか」という現代保全生態学

    『外来種は本当に悪者か? 新しい野生 THE NEW WILD』解説 by 岸 由二 - HONZ
  • 6万年前に人類が手に入れた脅異の能力とは? ネアンデルタール人との決定的な「遺伝的違い」が明らかに | JBpress (ジェイビープレス)

    ヒトは約6万年前にアフリカを出て世界中に広がり、その後今日に至るまで人口を増やし続けてきた。そしてこの6万年間を通じ、科学や芸術を発展させて文明を築き、産業や貿易を発展させて地球規模の市場を築き、地球環境を大きく変える力を手に入れた。 たった一種でここまで地球環境を変えた生物は、生命の歴史上初めてだ。ヒトはわずか6万年の間に、どうやってこれほどの力を手に入れたのだろうか。 その謎を解く手がかりが、ヒトゲノムの研究から得られてきた。今回はその最新の成果を紹介し、ヒトという種の驚異的能力の背景について考えてみよう。 ネアンデルタール人との出会い 「ヒト(ホモ・サピエンス)」はアフリカで進化し、約6万年前にアフリカを出て地球全体にひろがったのだが、実はヒトより先にアフリカを出てユーラシア大陸にひろがったホモ属の化石人類が少なくとも2種いたことが分かっている。 その一方は、西アジアからヨーロッパに

    6万年前に人類が手に入れた脅異の能力とは? ネアンデルタール人との決定的な「遺伝的違い」が明らかに | JBpress (ジェイビープレス)
    goldhead
    goldhead 2016/03/31
    "Paabo博士による著作『ネアンデルタール人は私たちと交配した』(文藝春秋)"
  • 『自然を名づける―なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』 分類学の進化 - HONZ

    世界は名前であふれている。 街ゆく若者が凝視する手のひらサイズの四角い機械には「スマートフォン」、鋭い目つきでゴミをあさる黒い鳥には「カラス」、体毛がほとんどなく出歯のネズミには見たままの「ハダカデバネズミ」という名前がある。これらの名前はもちろん、自然に授けられたものではなく、ヒトによってつけられたものである。名前のないものを見つけることが難しいほどに、ヒトはあらゆるものを分類し、命名してきた。世界を分類し命名することは、ヒトのDNAに組み込まれた能なのかもしれない。 それではヒトは、この分類し命名する能を抱えて、どのように世界と対峙してきたのか。人類の誕生以来能に任せて行っていた分類と命名が、学問へと昇華したのは18世紀。古典物理学がアイザック・ニュートンの『プリンキピア』から始まったように、生物の分類学はカール・リンネの『自然の体系』から始まった。書はリンネがどのように生物界

    『自然を名づける―なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』 分類学の進化 - HONZ
  • 『孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生』 前野 ウルド 浩太郎(東海大学出版会) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 バッタ。バッタに興味ありませんか? あまりない。ほとんどない。まったくない。むしろ苦手だ。見るのも嫌だ…。そんなあなたにとって、このは、ぱらりと開いたその日からバッタが、いやバッタ博士が頭から離れなくなってしまう悪魔の書となるでしょう。まずは「はじめに」と題された書き出しを読んでみてください。 あれは、小学生の頃に読んだ子ども向けの科学雑誌の記事だった。外国でバッタが大発生し、それを見学するために観光ツアーが組まれたそうだ。女性がそのツアーに参加したところ、その人は緑色の服を着ていたため、バッタに群がられ、服をべられてしまったそうだ。私はこのとき、緑色というだけでみさかいなく群れで襲ってくるバッタの貪欲さに恐怖を覚えたとともに、ある感情が芽生えた。 「自分もバッタにべられたい」 その日以来、緑色の服を着てバッタの群れの中に飛び込むのが夢となった。 最後の2行、読

    『孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生』 前野 ウルド 浩太郎(東海大学出版会) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
    goldhead
    goldhead 2012/11/28
    "この変態性こそが本書の魅力であり、ほとばしる情熱の源泉でもあるので、読者はあえてこの変態世界に身をゆだねるしかありません"
  • Amazon.co.jp: 擬態の進化―ダーウィンも誤解した150年の謎を解く: 大崎直太: 本

    Amazon.co.jp: 擬態の進化―ダーウィンも誤解した150年の謎を解く: 大崎直太: 本
  • PHPウェブログシステム3/ネットマニア

    goldhead
    goldhead 2011/08/05
    藤原新也の『ノア』はすごくおもしろかったと思う。
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