8月8日、米国株式市場は急落し、S&P500指数は2008年12月以来の大幅な下落率となった。ニューヨーク証券取引所で撮影(2011年 ロイター/Brendan McDermid) [ニューヨーク 8日 ロイター] 8日の米国株式市場は急落。リセッション(景気後退)への懸念が高まる中、米国債の格下げを受けて投資家心理が一段と悪化した。 不安の高まりから売りが拡大し、S&P500指数は2008年12月以来の大幅な下落率を記録、全銘柄が下落して取引を終えた。 ノーザン・トラストのアクティブ・エクイティーズ部門責任者マシュー・ペロン氏は「これまでよりもはるかに混乱した売りが見られる」と述べた。また、米株式投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数)<.VIX>の急上昇から判断すると、市場は「パニックモード」入りしているとの見