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ブックマーク / blog.livedoor.jp/usagiya2007 (6)

  • 南井大介「小さな魔女と空飛ぶ狐」 : phantasmagoria

    夜間戦闘に長け、その戦術から「狐」と呼ばれるレヴェトリア空軍のエースパイロット・クラウゼは、親衛隊少佐のイングリッドから、ある少女の補佐を命じられる。その少女とは、名門ラムシュタイン家の娘で、11歳の頃にすでに最高学府を卒業済みだという16歳の天才科学者・アンナリーサ。膠着状態のサピア内戦を終結させるための切り札として、彼女が登場したのだという。自分が戦争を終わらせてみせる、と豪語して新兵器の開発を進めるワガママ娘にクラウゼは振り回されっぱなしだったが、その投入をもってしても戦況は思わしくなく……。 ハイテク女子高生が空を飛ぶ(笑)青春SF「ピクシー・ワークス」の作者の第2作目は、西洋風の架空の国々を舞台に、美少女マッドサイエンティストと空軍のエースパイロットが戦争を止めようと活躍する、コメディ半分ハード半分の戦争小説。 ツンデレお嬢様アンナリーサと、引退願望100%のやさぐれパイロット・

    南井大介「小さな魔女と空飛ぶ狐」 : phantasmagoria
  • あざの耕平「東京レイヴンズ2 RAVEN”s NEST」 : phantasmagoria

    猛勉強の末、東京にある陰陽師養成機関「陰陽塾」への転入を果たした春虎と冬児。だがクラスメイトたちは、土御門夜光の転生だと言われる夏目、その式神である春虎に対して冷ややかな態度。特に夏目のことを目の敵にする女生徒・倉橋京子に「特別扱いだ」といきなりつっかかられてしまう。さらに夏目も最初は春虎の転入を喜んでいたものの、彼の無知っぷりに呆れて怒り出す。しかも上京前に父親から託された護法式・コンの存在を知った京子と戦うはめになってしまい……。 シリーズ2巻からはいよいよタイトル通りに舞台を東京に移し、学園編(?)がスタート。 新しい環境、新しいクラスメイト、新しい出会い……というようにさわやかな新生活とはいかないのが春虎の運命。その出自と噂のせいで周囲から孤立する夏目のおかげで、春虎も同類と見なされてしまう。それどころか受験勉強は単なる付け焼刃だったことが判明し、夏目もかんかん。最初はそんな彼女の

    あざの耕平「東京レイヴンズ2 RAVEN”s NEST」 : phantasmagoria
  • あざの耕平「東京レイヴンズ1 SHAMAN*CLAN」 : phantasmagoria

    戦時中の大規模呪術の失敗により霊気の流れが歪み、以降、霊的災害――〈霊災〉が頻発するようになった現代。安倍晴明の流れをくむ土御門家の分家に生まれた高校生・春虎にはしかし陰陽師としての素養がなく、地元で悪友たちと普通の生活を送っていた。そんな夏のある日、幼なじみであり、土御門家次期当主である少女・夏目と再会。だが春虎と夏目の間には深い溝があって……。 待望の新シリーズ!は、BBB最終巻のあとがきの予告通り「陰陽師」もの。 分家の人間は家の陰陽師の式神になる――そんな「しきたり」を知ってか知らずか、幼い頃に約束を交わしていたふたり。けれど霊気を視ることのできない春虎は陰陽師になることを諦め、夏目との約束も反故にしてしまっていた。そのせいで再会したふたりの間はぎくしゃくしっぱなし。裏切られたと思い、春虎を恨む夏目の気持ちもわかるが、陰陽師の家系に生まれながら能力に恵まれなかった春虎の立場もまた

    あざの耕平「東京レイヴンズ1 SHAMAN*CLAN」 : phantasmagoria
  • 竹宮ゆゆこ「ゴールデンタイム1 春にしてブラックアウト」 : phantasmagoria

    多田万里は志望大学に晴れて合格し、上京。入学式当日に柳澤という友人もできてほっとしたのも束の間、その柳澤を追ってやって来た超絶美女に遭遇する。彼女の名は加賀香子といい、柳澤を運命の相手として日々高飛車に追いかけまわしているのだという。香子から逃れたい一心で上京してきた柳澤は彼女を無視するが、その美しさゆえに孤立する香子から、万里は目が離せなくて……。 待望の新シリーズはまたしても一筋縄ではいかなさそうな片想いラブコメ。 まさにひとり相撲としか言いようのない傲慢なアプローチを続ける香子だが、幼い頃からそんな彼女に付きまとわれてきた柳澤はとにかく無視。柳澤に相手にされないどころか、ブランドもので隙なく固めているうえ、近寄りがたい美貌を持つ香子に近寄ってくる女生徒もおらず、そんな彼女に万里は同情するように。サークルの勧誘すら受けたことがないという香子と共に、あるサークルの新歓合宿に参加することに

    竹宮ゆゆこ「ゴールデンタイム1 春にしてブラックアウト」 : phantasmagoria
  • 長谷敏司「円環少女12 真なる悪鬼」 : phantasmagoria

    《奇跡》無き世界に降臨したのは再演体系の《神》。それ以来、人々の持っていた魔法消去の力は日に日に失われつつあった。魔法使いたちが街にあふれる中、きずなはエレオノールたちと共に《幻影城》に潜伏したまま。他の人々と同様に魔法消去能力を失いつつある仁は、膠着状態である現状をただ眺めることしかできない。だがそんな彼らを横目に、再演魔術を得た舞花を擁する聖騎士たちは決戦を図り……。 シリーズ12巻。魔法使いが街にあふれ、消去しきれない《奇跡》があちこちに現れるようになった状況で、仁も京香たちも、そして魔法使いたちも皆、疑心暗鬼にかられるようになる。すなわち自分たちの行動は、当に自分たちの意思に基づいているのか、ということ。自分のしていることが、未来の再演魔導師たちによって操られた結果かどうかは誰にもわからない。しかも現在、戦況の鍵を握るふたりの再演魔導師――きずなと舞花は動かない。そんな恐怖の中、

    長谷敏司「円環少女12 真なる悪鬼」 : phantasmagoria
  • 西尾維新「猫物語(黒)」 : phantasmagoria

    吸血鬼になりかけた暦をこちら側に引き戻してくれた恩人のひとり――それがクラス委員の羽川翼。成績優秀、品行方正な彼女が、あるゴールデンウィークの間に見舞われた怪異。それは、1匹のに魅入られた少女の物語。 というわけで、シリーズ開始当時からほのめかされてはいたものの、今まで語られることのなかった「悪夢の9日間」の物語がついに登場。シリーズとしては6冊目になるが、時系列としては「傷物語」の次、ということになる。 とか思っていたらいきなり冒頭100ページほどは暦と妹・月火とのどうしようもない無駄話だったりするのだが、それはさておき(笑)。 そんな月火との会話の末、エロを買いに行くことになった暦は羽川に遭遇する。そしてそこで、彼女の置かれている境遇を知ることになる。それを知った暦は憤慨するが、忍野は逆にその事実を肯定してみせる。いわく、羽川翼は正しすぎるのだと。自分を犠牲にしてでも他者を救おうと

    西尾維新「猫物語(黒)」 : phantasmagoria
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