(追記09.04.19 こちらのエントリもどうぞ。「Pink Floyd も6色だった! 」) 著者は「仮説実験授業」で有名な板倉聖宣氏。副題に、「真理と教育の問題を考える」とある。 この本、「本」というより冊子と言った方がいいくらいの、手帳サイズの薄い本である。が、その内容は実に深い。 虹の色はいくつあるか?という問からこの冊子は始まる。いや、板倉さんの趣旨を汲めば、こんなところで結論を紹介するのはよくなくて、「考えろ」ということになるんだろう。が、まあそれはそれとして、興味を持ったら御自分でまた読み直していただけばいいと思うし、それでこの本の価値が下がるということはない。 で、その問への答である。大方の日本で教育を受けて来た人々なら、「7色」と答えるだろう。虹と言えば七色、Personz だって "Seven colors ~" と唄っていたではないか。 ところが、アメリカではそうでは