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ブックマーク / wedge.ismedia.jp (7)

  • 「運動」への不信はなぜ増幅したのか

    来はまったく別の問題が、政治性に絡め取られて「抱き合わせ」になり、社会を分かつ踏み絵になってしまうのはなぜか。社会学者二人による、日常のなかの「政治」をめぐる対話の後編。(前編はこちら) 「誰にも話せないこと」を抱えた人々 五十嵐:『原発事故と「」』を半分ぐらい書いた時点で自分に課したのが、「科学の議論に逃げない」ということだったんです。もちろん、科学的なファクトは尊重します。でも、モリカケ問題や公文書改ざんを持ち出すまでもなく不信感が蔓延していて、お互いに相容れない人たちがいる状況で、どう間を取り持ち、議論のプラットフォームを開き、最終的に判断が異なる人たちの間を調停し共存していくか、というのは自然科学の課題じゃないんですよね。社会学者はそれを真剣に考えなければいけなかったのに、それを怠ってきたんじゃないかってずっと思っていたんですよね。 ――科学的な正しさが機能しないのはなぜか、と

    「運動」への不信はなぜ増幅したのか
    karotousen58
    karotousen58 2019/11/04
    "本来、批判と対案は別個のものであって、従来の政策において批判すべき点を押さえなければ対案も出せないわけだから、批判だけの社会運動だって十分に意義がある"
  • “マスコミ憎し”で障がい者匿名報道を喜んでいいのか?

    今回、警察は被害者の実名を公表しなかったことを「特例」だと説明した。この特例措置は、障がい者に対する差別を背景としたものだ。私たちの社会が障がい者への差別を容認しているのだ。そこに気付かず、ただただ匿名報道の事実だけを喜ぶ人に対して「ちょっと待て」と言いたい。 「特例」の匿名報道 事件や事故についての実名報道の賛否はたびたび話題となる。インターネット上では特に、実名報道に対する拒否感・嫌悪感が強い。遺族や被害者に対して精神的苦痛を与える可能性があるにもかかわらず、マスコミは「傲慢な取材を行うことが多い」からだ。ネットユーザーの批判とマスコミ側からの反論はこれまでも見られたが、相模原殺傷事件でも同じことが起こった。 今回の事件では周知の通り、神奈川県警が遺族の強い要望を理由に被害者の実名報道を行っていない。これについて朝日新聞の記者がツイッター上で「匿名発表だと、被害者の人となりや人生を関係

    “マスコミ憎し”で障がい者匿名報道を喜んでいいのか?
    karotousen58
    karotousen58 2016/08/04
    障害を巡る問題が、1「支援者にとっての問題」として存在 2障害者のニーズを支援者が代行、共感可能なものだけ取り出されて方向付け の状況は確かに有。しかし、障害者排除の世界を作ってきた側の内省がこの記事に無
  • 都立高校入試でまた出題ミス 理科教員の地学離れは深刻

    2月24日に実施された東京都立高校の理科の入試問題を解いてみて驚いた。正解として4点を与えるべき選択肢が不正解とされている。 受験した都立高校を1点差で不合格になった生徒もいるだろう。既に合格発表がされてしまっているが、今からでも遅くはない。都教委は、合否判定をやり直して不合格が合格に変わる生徒に対しては、適切な対応をすべきだと思う。 2016年の理科 第3問の問1 解答が間違っているのは、第3問の問1の金星の位置の設問である。 この問題は、図1、図2の情報を元に、金星が図3のア~エのどの位置にあるかを答える問題である。考えてみよう。 まず、図1より、金星は火星と月の間に見えていることから、アの位置ではないことがわかる。もし、アの位置ならば、図1で、金星は火星よりも地平線側(下)に見えていなければいけないからだ。 次に、図2より、金星を望遠鏡で見たスケッチが、満月形と半月形の中間形になって

    都立高校入試でまた出題ミス 理科教員の地学離れは深刻
  • 子宮頸がんワクチン薬害説にサイエンスはあるか

    2014年9月に長野で行われた一般社団法人・日線維筋痛症学会の“子宮頸がんワクチン”セッションの会場に、医師の姿はまばらだった。大半を占めるのはメディアと被害者連絡会の関係者たち。西岡久寿樹理事長(東京医科大学医学総合研究所)による“HANS(ハンス)”についての説明に頷く記者や涙ぐむ被害者連合会の関係者らしき人たちもいる。しかし、ここから医学的なディスカッションが生じる気配はない。 2006年に誕生した子宮頸がんワクチン。原因ウイルスのHPVを発見したツアハウゼン博士はノーベル賞を受賞している(画像:JOE RAEDLE / GETTY IMAGES) 仮説に仮説を重ねて 「病気」をつくる医師たち HANSとは、14年に入ってから西岡氏らが提唱している「子宮頸がんワクチン関連神経免疫異常症候群」の略称で、子宮頸がんワクチンを接種した人に起きたと“考えられる”免疫異常を指す。痛みや疲労感

    子宮頸がんワクチン薬害説にサイエンスはあるか
    karotousen58
    karotousen58 2015/10/24
    私は癲癇患者。"被害者と共依存する専門家"の部分が気になる。心因性非癲癇性発作(偽発作)は昔、「転換」とよばれることもあった。癲癇に偏見を持つ親が、「癲癇ではなく転換」と決めつけ治療難航というケースを連想
  • あの激しいけいれんは本当に子宮頸がんワクチンの副反応なのか

    「いずれもこの年齢の少女たちによく見られる症例ですね」 ある冊子に記載された患者たちの症状や経過だけを見た場合、どういう考えを持つかという質問に対し、複数の小児科医・神経内科医・精神科医から寄せられた回答である。ひとつひとつの症例についてコメントや解説をつけてくれた医師もいた。 この冊子は全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会・薬害対策弁護士連絡会・薬害オンブズパースン会議の3団体が昨年5月末に出版した「子宮頸がんワクチン副反応被害報告集」。弁護士が“被害者”人およびその保護者に聴取した内容を記したものだ。 今年に入ってから“被害者”に関するいくつかの書籍も出版されている。“被害者”の少女たちの症状は実に多彩だが、特に神経疾患を思わせる症状についての記述はどれも強烈だ。繰り返し起きる手足や全身のけいれん、「自分の意志とは無関係に起きる」という不随意運動、歩けない、階段が登れない、時計が読めな

    あの激しいけいれんは本当に子宮頸がんワクチンの副反応なのか
    karotousen58
    karotousen58 2015/10/21
    私は思春期発症の癲癇患者。私は医療非従事者で中篇以降未読だが、「癲癇や心因性の病気に偏見を持つ親が、それらの可能性を否定してワクチン原因論にすがる」ケースも疑っている。癲癇を偽発作と主張する親もいる。
  • 人はどのような行為を「迷惑」と感じるのか

    電車内の携帯電話での通話、タバコのポイ捨て等々、一歩街に出れば腹が立ったり「迷惑だな」と不快に感じることが溢れている。私たちは、どのような行動を迷惑と感じるのだろうか。迷惑行為について研究し、昨年『迷惑行為はなぜなくならないのか?「迷惑学」から見た日社会』(光文社新書)を上梓した金城学院大学人間科学部多元心理学科・北折充隆准教授に、どのような行為を迷惑行為と感じるか、またツイッターで大学生が起こした騒動などについて話を聞いた。 ーー暮らしていれば誰でも、「迷惑だな」と感じることの1つや2つあると思います。まず、人が迷惑だと感じるのはどんな行為でしょうか? 北折氏:書では、迷惑行為について(1)「明文化されたルールや法律に違反した」行為、(2)「ルール化されてはいないが、他人に実害が及ぶ」行為、(3)「実害はないが他人に不快感を与える」行為、と定義しました。迷惑行為の圧倒的多数は、(1)

    人はどのような行為を「迷惑」と感じるのか
  • コンビニ前にたむろする中学生を、誰が注意するべき? 地域の子どもたちに目配りする「社会的親」

    「最近目に付くのは、『私的親』なんですよね。ですから秋津コミュニティの大人たちのような『社会的親』が必要なんですよ!」 先日こども環境学会の学会誌に載せるために対談した杉厚夫さん(関西大学教授)がいいました。 子どもの遊び環境などの研究者である杉さんは、「私的親」と「社会的親」のことをご著書『「かくれんぼ」ができない子どもたち』(ミネルヴァ書房)に書いています。 「私的親」は、「自分の子どものことしか考えない親」のこと。対する「社会的親」とは、「自分に子どもがいてもいなくても地域の子どもたちのことを気にかけて目配りする大人」のこと。 「そうそう、私も子どもを介してつながる大人の縁を『子縁』と名づけて使っていますが、まさに杉さんの『社会的親』と同じだなぁとごを読んで感じていたのです」と私は杉さんに返しました。 で、対談は、とても盛り上がりました。 てなことで、今回はそんなこと(「社

    コンビニ前にたむろする中学生を、誰が注意するべき? 地域の子どもたちに目配りする「社会的親」
    karotousen58
    karotousen58 2013/11/19
    友達の作り方が上手→つまり、コミュニケーション能力が高い、という記述には疑問。「寂しさや責任から逃れようとして、徒党を組んで作られた」通称友達に、泣かされる子もいる。そういう子に、大人も烙印を押すのか
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