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ブックマーク / www.hmt.u-toyama.ac.jp (3)

  • 第2章

    第2章 メディアと女性 学校教育や家庭における環境など様々なものが女性に対する意識やイメージを形成し、女性たち自身もその影響を受けている。しかし情報化社会の現代では、もはやメディアが環境化し、女性たちがメディアに接する機会も多くメディアが特にその役割を果たしていると考えられる。 そしてここでは、そのメディアが女性に対してどのような影響を与えているか、性役割の一つとして考えられる「女性は美しくなければならない」という社会規範はどのように形成されていくのか、ということについて先行研究に沿って考察していく。 第1節 メディアが描く女性像 1.メディアがつくり出す現実 マスメディアの発達とその普及に伴い、情報化社会が出現した。それによって女性に関する情報も年々その数を増し、女性たちはメディアからいろいろな情報を得、女性に対するイメージを自然と獲得している。 しかしメディアが描く女性は、ことにステレ

  • 三者関係としての差別

    現代社会には部落差別、人種差別、民族差別、性差別、障害者差別など様々な差別問題が存在する。これらの差別問題はそれぞれ固有の問題を持ちながら、また一方で差別問題としての共通の性格も持っていることは明かである。しかし、それぞれの分野での豊富な研究蓄積と比較して、差別問題としての共通の性格についての研究、言いかえるならば「差別とはいったいどのようなものか」という問題については充分な研究がまだなされていないように思える。 こういった差別問題の基礎理論とも言える分野について、江原由美子氏の「差別の論理」に関する議論は研究の足がかりを提供してくれる。稿は江原氏の議論を出発点にして、その位置づけを明確にし、さらに「行為としての差別」への適用を可能にしようとするものである。 江原由美子氏は「『差別の論理』とその批判」1)において、性差別を他の差別と同一の地平で形式的に論じることを試みている。その主要な主

  • 論文等のページ

    1989年 「見下し」の理論と差別意識 年報人間科学 10 1990年 三者関係としての差別 解放社会学研究 4 1994年 「差別する側」の視点からの差別論 ソシオロゴス No.18 1996年 「差別表現」を考える-差別-被差別関係の「ねじれ」と他者化 栗原彬編『講座差別の社会学1』, 弘文堂 1998年 男性の家事参加 尾嶋史章編『1995年SSM調査シリーズ14 ジェンダーと階層意識』,1995年SSM調査研究会 2000年 質問紙調査の自由回答項目における「家族言説」 『家族をめぐる言説の実証的研究(科研研究成果報告書)』 佐藤裕のホームページへ 富山大学社会学コースホームページへ

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