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ブックマーク / www.udiscovermusic.jp (4)

  • ヒップホップと資本主義:なぜ、そこまで金銭にこだわるのか【#HIPHOP50】

    1973年8月11日はヒップホップ誕生日とされている。クール・ハークと妹のシンディ・キャンベルが、ニューヨークのブロンクスでパーティーを開き、ヒップホップの音楽文化が誕生した歴史上重要な日とされ、米国上院では8月11日を「ヒップホップ記念日」として制定した。 今年の50周年の日に合わせて、ライター/翻訳家の池城美菜子さんが全5回にわたってヒップホップを紐解く短期集中連載を実施。第2回は「ヒップホップと資主義」について。 ヒップホップ生誕50周年を記念したプレイリストも公開中(Apple Music / Spotify / YouTube)。 <関連記事> ・【連載第1回】ヒップホップとは何か、その定義とは ・【連載第3回】:いまさら聞けないヒップホップの地域分類とサブジャンル ・グラミー賞にてHIPHOP50周年を祝う盛大なトリビュートが披露 ・50周年の年に考える、ジャマイカの影響と

    ヒップホップと資本主義:なぜ、そこまで金銭にこだわるのか【#HIPHOP50】
  • ジャズ・サックスの巨匠、ウェイン・ショーター逝去。その功績を辿る

    謎に満ちたジャズ・サックス奏者/作曲家のウェイン・ショーター(Wayne Shorter)は、ジャズ・ロックやフュージョンの生みの親の一人でもある。そんな彼が、2023年3月2日、ロサンゼルスの病院で亡くなったと広報担当者がニューヨーク・タイムズに伝えた。89歳だった。彼は、3番目のであるキャロライナ・ドス・サントスと娘のミヤコを残してこの世を去った。 先達のジョン・コルトレーン同様、ウェイン・ショーターはソプラノ・サックスの人気向上に大きく貢献した。ソプラノ・サックスはメロディーを奏でるだけでなく、浮世離れした不気味な音色を出すのにも打って付けの楽器だ。 ショーターは1950年代後半のハード・バップ・シーンでテナー・サックスを演奏して経験を積んだあと、1960年代に発展したポスト・バップ・ジャズ界の中心人物として名を馳せた。その時期には一連のソロ・アルバムをブルー・ノートから発表したほ

    ジャズ・サックスの巨匠、ウェイン・ショーター逝去。その功績を辿る
  • 映画『BLUE GIANT』の劇中でジャズ・ファンをうならせる3つのこだわりポイント

    シリーズ累計920万部超の大人気ジャズ漫画BLUE GIANT」(原作:石塚真一)が、2013年の連載開始から10年の時を経て遂にアニメーション映画化され2023年2月17日から大ヒット上映中だ。 “音が聞こえてくる漫画”として数々の口コミと共に高く評価されてきた「BLUE GIANT」だが、今回音楽を担当したのは世界的ピアニストの上原ひろみ。今回、主人公・宮大たちが結成するトリオ“JASS”のオリジナル曲だけでなく、劇伴音楽をほぼ全曲書き下ろし、演奏及びサウンド・プロデュースを務めている。また、映画と同日に発売されたサウンドトラックは、日iTunes Storeで総合アルバム・ランキング1位、オリコンデイリーアルバムランキングで2位を獲得している。 「最大の音量、最高の音質で、物のジャズを届けたい」というスタッフの情熱が込められた映画BLUE GIANT』。劇中に登場するジャ

  • “沈黙の次に最も美しい音”:ECMレコード入門

    見た目で中身を判断するな(Never judge a book by its cover)という諺は、多くの人にとって共鳴できるのは事実だが、それはECMレコードに限っては当てはまらない。なぜなら、ECMレコードはEdition Of Contemporary Musicの略称であり、まさにその名前のとおりのレーベルだからだ。ECMが誇るカタログの1,600枚のアルバムのどの作品も、アートワークを一目見るだけで、そのアーティストのこと、そしてレコード・レーベルのことが伝わってくる。それは、ECMレコードが無作為に、そして偽りをもって何かをすることがないからだ。レーベルのリリースのあらゆる要素、クオリティの高いカヴァー・アートから伝わる音楽のユニークなコンセプトまでが統一され、総合的で審美的なヴィジョンがあるのだ。 ヴィジュアル面でも明確で歴史的にも重要なブルー・ノート、インパルス!、CTI

    “沈黙の次に最も美しい音”:ECMレコード入門
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