声明文は25日17時ごろ、台湾国内の複数の報道機関に対し、広報責任者・黄欽旻氏の名義のメールで発表された。 声明文によると、シャープが24日朝、新たな重要文書を鴻海側に提示したため、鴻海はシャープ側に対し、「われわれは内容を精査しなければならず、両社の共通認識が成立するまでは調印をしばらく見合わせる」と、25日のシャープの臨時取締役会が行われる前に伝えたという。鴻海の黄氏は本誌の取材に対し、「重要文書がどういった内容か明らかにできないが、24日までまったく示されてこなかった文書であることは間違いない」と答えている。 また声明文は同時に、「われわれは早期に状況が明らかになり、今回の取引が円満な結果を迎えられることを期待している」ともしており、交渉そのものが暗礁に乗り上げたわけではないとの見方を示している。 なおシャープ側は、鴻海側から調印見合わせの通告があったかに関し、「交渉にかかわることな
いっときは、日本を代表する勝ち組企業と持て囃されたシャープが、大変なことになっているようですね。 もともと1218億円あった資本金を1億円まで減らし『シャープ』な資本構成となり、税法上の中小企業サイズからやり直したい、ということでしょうか。 ところで、文中にもありますが、 資本金を減らし累積損失を一掃しておけば、業績回復に伴い、今後配当に回す利益を増やすことができる。公募増資や資本提携なども進めやすくなる。株主にとっては、資本金を減らすだけでは、1株当たり価値は減らない。 これ、どれくらいの人が理解出来たんでしょう?(゚Д゚)ハァ?と思った方のために、会計屋としての簡単なまとめを作ってみます。 そもそも資本金ってなんだっけ? まずは、根本的な質問。『資本金とはなにか?』を会計を学んでいない人に説明することは、 結構骨の折れる話です。詳細は、下記にもまとめてみましたが、一度振り返りながら、『
シャープが、国内の従業員を対象に1日に募集を開始した早期退職の希望者が、定員(2000人程度)を超える見通しとなったため、募集期限を5日間前倒しし、9日に打ち切ることが8日、わかった。
「一刻の猶予も許されない」。8月2日に都内で会見したシャープの奥田隆司社長は苦渋の表情を浮かべた。 これまで「雇用は守る」としてきたシャープが、大規模リストラに踏み切る。社員5万7000人を希望退職などで2013年3月末までに5000人削減。液晶テレビ「アクオス」を生産する栃木工場、太陽電池の葛城工場(奈良)は規模を縮小し閉鎖も検討する。これらの構造改革で固定費を1000億円低減する。 同日に発表した2012年4〜6月期決算は前年同期比約3割の大幅減収で、最終赤字は1384億円と2・8倍になった。過去最悪、3760億円の最終赤字を計上した前12年3月期よりもスタートは悪い。売上高の7割を占める“看板”の液晶事業に、底入れのメドがつかない。 堺だけでなく亀山も 前期に大赤字に転落した原因は、09年秋に稼働した堺工場だった。 この世界最大、最新鋭の液晶パネル工場は、昨夏以降、外販戦略の
台湾の電子機器受託製造サービス(EMS)世界最大手、鴻海(ホンハイ)精密工業は3日、シャープとの資本提携について、鴻海が引き受ける新株発行価格を見直すことでシャープと合意したと発表した。シャープの株価が契約時より大幅に下落しており、出資による損失を回避する狙いとみられる。出資比率は変更しないという。これに対して、シャープは「合意した事実はない」と否定している。 鴻海グループは3月27日、シャープの第三者割当増資を引き受け、1株当たり550円で取得し、シャープに約10%を出資することで合意した。しかし、鴻海グループからの出資は当初、6月末にも完了する見通しだったが現時点で払い込まれていない。期限は来年3月26日。 シャープ株は3日の東京株式市場で一時、前日終値比80円安の187円とストップ安まで急落し、約37年7カ月ぶりに190円を割り込んだ。終値は同75円安の192円で、両社が合意した発行
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