“殺陣のない時代劇”が人気である。阿部サダヲ主演の『殿、利息でござる!』が、すでに興収10億円を超え、13億円前後まで数字を伸ばしそうだ。“殺陣なし”ではないが、ドラマ的な側面が強かった昨年の大泉洋主演の『駆込み女と駆出し男』は約10億円。一昨年の佐々木蔵之介主演の『超高速!参勤交代』は15億5000万円を記録した。 【写真】阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡らのコミカルさもヒット要因『殿、利息でござる!』 ◆現代の生活とも隣接する身近な題材が受け入れられる 殺陣が大きな見どころとはならない時代劇は、近年では堺雅人主演の『武士の家計簿』(2010年/15億円)あたりから、人気を博したと言える。“裏方”の武士の日常がおもしろおかしく描かれ、武士の家族劇という側面も強調されて人気となったのは、今もまだ記憶に新しい。人間ドラマとしての側面の強い時代劇の人気には、3つの理由が考えられる。そのひとつが、経
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