「周辺機能」を学ぼう:3 of 6 マイコンを活用するための周辺機能の仕組みや使い方を解説する本シリーズ、今回はシリアル通信を取り上げます。マイコンの大切な役割の一つに、マイコン外部にある周辺機器と情報を交換することがあります。その時に活躍するのがシリアル通信です。 マイコンは組み込み機器の「頭脳」で、手足となるさまざまな周辺機器(入出力装置など)と接続します。それでは、マイコンとそれらの周辺とはどのように接続したらよいのでしょうか。例えば、センサとマイコンを接続することを考えてみましょう。本シリーズの第1回目でとりあげた「GPIO」を用いると、仮にセンサから8ビットの信号をマイコンに送るとすると、8本の端子を使用することになります。このような伝送方式をパラレル(パラレル通信)と呼びます(図1―左)。センサ一つの接続に8本の端子を使うのはもったいないですね……より少ない端子で接続する方法は