2010.01.05 ミミズの「分節脳」? (1) カテゴリ:カテゴリ未分類 ミミズに脳がある。しかし、一点に集中していない。一本の神経繊維が頭から尻まで通っていて、所々神経節というようなもじゃもじゃの糸玉があって、それがどうやら脳らしい。これを分節脳という。 これが、高校の生物の先生から教わったミミズの「分節脳」の話である。この話にはおまけがついていて、 人間にもこの名残がある。たとえば膝小僧の直下にある反射球が分節脳の名残である。 ぼくの高校1年の時に、当初、生物の授業がなかった。なにやら先生が亡くなったということで、後任の着任が半年ほど遅れた。ずっと休講だったが、途中から春田先生が「本郷の研究室」(東大大学院理学研究科)から着任された。そのため先生はとてもおだやかな口調なのだが、断固として、「遅れを取り戻すため ぼくが授業内容をすべて黒板に書くから それをノートに丸写しにしてください