長引く不況の影響で、ランチ代を節約するサラリーマンが増えている。カードローンの「レイク」が、20〜50代のサラリーマン1000人を対象に実施した、「2010年サラリーマンの小遣い調査」によると、ランチ代の平均は500円で、昨年よりも90円ダウンし、過去10年間で最も低い金額となった。 サラリーマンの財布のヒモが固くなる中、なんとかして顧客を獲得するために、値下げ競争に走る企業も少なくない。牛丼チェーン店では、「松屋」が牛めしの並盛りの価格を240円と業界最安値に設定したのを皮切りに、「すき家」は牛丼の並盛りを250円に、「吉野家」は牛丼の並盛りを270円にそれぞれ値下げした。期間限定などもあるものの、各社で激しい価格競争を行っている。 こうした顧客獲得競争が行われている中、カラオケ店が割安なランチメニューを提供し、学生や主婦を中心に支持を集め始めている。 例えば、カラオケの「シダック