男子プロバスケットボール・bjリーグの高松ファイブアローズを運営する「スポーツプロジェクト高松」(高松市)が14日、高松地裁に破産手続きの開始を申し立てた。同日午後にも発表する。資金不足で経営難に陥ったためで、所属選手と従業員は解雇される見通し。bjリーグを運営する日本プロバスケットボールリーグ(東京)によると、参加チームの運営会社が破産するのは初めてという。 同社関係者によると、同社は2005年11月、マンション分譲大手穴吹工務店(高松市)=昨年11月に経営破綻(はたん)し会社更生手続き中=などが出資して設立され、リーグ創設2年目の06年から参戦した。だが、景気低迷による法人スポンサーの撤退などで経営難になり、昨春には穴吹工務店が、出資は継続するが大口の広告契約の更新を見送ったため、資金繰りが悪化。09〜10年の今季は1口1万円の個人スポンサーを募り、経費抑制を図って運営を続けていた。