「テレビも無(ね)エ」などのユニークな歌詞で知られる、演歌歌手・吉幾三さんのヒット曲「俺ら東京さ行ぐだ」が、32年ぶりにアナログ盤で再販されることになった。 今回の再販をきっかけに、30年以上前に書かれた歌詞の内容が「逆に新しい」「今風」だとの声も出ている。 再販を企画したタワレコ「世代や時間を超えて愛される曲」 1984年に発表された「俺ら東京さ行ぐだ」は、吉さん自らが作詞・作曲をつとめた楽曲だ。 吉さんは青森県北津軽郡に生まれ、歌手を目指して15歳の若さで上京。馴れぬ都会で職を転々とし、爪に火を灯しながらも夢を追う・・・。そんな自身の経験を織り交ぜつつ、東京に憧れる田舎者の悲哀を自虐的に歌った同曲は、当時のオリコンチャートで21位を記録するヒット曲となった。 そんな「俺ら~」が、発表から32年経ったいまこのタイミングで、なぜか「アナログ盤」で再販されることが決まった。発売日は2016年