岡山東商業高(岡山市中区東山)を今春卒業した男性(18)が28日、所属していた男子バレーボール部で、ボールを繰り返しぶつけられるなどのいじめを日常的に受け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)によるうつ状態になったとして、当時の部員6人とその保護者に計550万円の損害賠償を求め、岡山地裁に提訴した。 訴状によると、いじめは男性が1年生だった2021年夏ごろから部内で始まり、不登校になる23年秋まで2年余り続いた。男性は当時の部員6人から、突然顔を殴られたり、脚を蹴られたりした▽「きもい、うざい」と言われ続けた▽頭を丸刈りにするよう要求された▽位置情報を調べるアプリで居場所を監視された―などとしている。 岡山県教委と学校側は保護者の訴えでいじめを把握。いじめ防止対策推進法が定める「重大事態」と捉え、22年4月に被告側の1人に5日間の謹慎処分を科したほか、部を23年8月に10日間の活動停止処分と