今年もノーベル賞の季節がやってまいりました! 早速、生理学・医学賞の受賞者も発表されました。 受賞者はこちら! ジョン・オキーフ先生(アメリカ)、マイブリット・モーザー先生(ノルウェー)、エドバルド・モーザー先生(ノルウェー)(なんとご夫妻!)のお三方です。 過去にご夫婦でノーベル賞を受賞された研究者としては、「キュリー夫人」で有名なマリ・キュリー、ピエール・キュリー夫妻(フランス、1903年物理学賞)の例がありますが、モーザー夫妻で5組目です。生理学・医学賞としては2組目です。※ ※(10/7 11:50追記) 10/6にキュリー夫妻以来と書きましたが、誤りでした。誤った情報をお伝えしてしまい、大変失礼致しました。ちなみに、マリ・キュリー、ピエール・キュリー夫妻の娘イレーヌ・ジョリオ=キュリーも夫妻で1935年にノーベル化学賞を受賞しています。 受賞テーマは「位置情報を司る脳の神経細胞の
「BLOG 未来館のひと」は、対話で科学を伝えている科学コミュニケーターによる日記です メニュー・カテゴリへ 今年のノーベル物理学賞が発表されました。分野の順番から考えて今年は宇宙物理学だと踏んでいたところ、どんぴしゃ! 受賞者は、サウル・パールミュッター博士、ブリアン・シュミット博士そしてアダム・リース博士です。その功績も 宇宙の膨張が加速している! ことを観測で示したこと。宇宙は膨張しているんですね。そしてその膨張はただの膨張ではありません。膨張の速さがどんどん速くなっていっているわけです! これはとても不思議なことです。 宇宙はとても熱く密度の高い火の玉でスタートしました。「ビッグバン」とよばれています。そこから宇宙は急激に膨張し、現在のような広がりのある宇宙になったのです。 が、宇宙の中にはたくさんの物質があります。重さのある物質は重力で引き合いますので、いずれ膨張は減速され、止ま
詫摩編集長から焚きつけられても、発表から原稿アップまで2時間もかかってしまった遅筆の小林です。 2011年のノーベル賞生理学医学賞は、残念ながら、日本人は受賞できませんでしたが、ブルース・ボイトラー博士とジュールズ・ホフマン博士のお二人が「自然免疫の活性化に関わる発見」により、ラルフ・スタインマン博士が「獲得免疫における樹状細胞の役割の解明」により受賞されました! そもそも免疫って? 私たちの体を病原体から守るしくみ=免疫は二度なしの現象と言われます。一度、かかった病気にはかからなかったり、症状が軽く済むからです。二度なしのしくみは、病原体をやっつけた攻撃部隊の一部(メモリー細胞)が体の中に残り、再び、同じ病原体に感染したときに武装化し、速やかに排除するためです。すなわち、その病原体に対して耐性を獲得したということで、獲得免疫と呼ばれます。 しかし、攻撃部隊は最初から武器をバッチリ持ってい
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く