「Docker Community Edition 17.06」は、同社が4月に開催された開発者向けイベント「DockerCon」で発表した独自コンテナの構築を可能にするフレームワーク「Moby Project」から生まれた最初のバージョンとなる。 特筆すべき新機能としては、「DockerCon」で発表されたマルチステージビルドの安定版が挙げられる。マルチステージビルドは、中間的なイメージの作成によって、単体のDockerfileから、よりクリーンでコンパクトなDockerイメージを作成できる。 また、従来からデーモンのAPIエンドポイントより、動作状況の取得が可能だが、今回のリリースからはDockerの/metricエンドポイントをプラグインへ出力できるようになった。さらに、ログドライバプラグインの追加や、docker service logsコマンドの安定版への移行が行われている。 ほ
マイクロソフト、アプリを自動的にDockerコンテナ化してKubernetesへデプロイしてくれる「Draft」をオープンソースで公開 マイクロソフトは、アプリケーションを自動的にDockerコンテナとしてパッケージ化し、Kubernetesのクラスタへデプロイしてくれるツール「Draft」をオープンソースとして公開しました。 これは同社が先月買収したばかりのDeis社のエンジニアが開発しているもので、これまで複雑とされていたKubernetesクラスタへのアプリケーションのデプロイの手順を、わずか2つのコマンドで自動化しています。 1つ目のコマンドは「draft create」。このコマンドは、アプリケーションの開発言語を自動的に判別し、それに合わせてDockerファイルを作成、Kubernetes用のパッケージマネージャであるHelmに対応したパッケージングを行います。 現在のところプ
米Dockerは4月18日、新たなオープンソースプロジェクト「Moby Project」を発表した。このプロジェクトの成果物を利用することで、同社が開発してきたコンテナ関連コンポーネントを組み合わせて独自のコンテナシステムを構築できるという。 Mobyは、独自のコンテナベースシステムを構築するシステムエンジニアに向けたプロジェクト。Dockerのカスタマイズや改良を考えている開発者や、さまざまなシステムで自分のプロジェクトをテストしたいオープンソース開発者、既存のコンテナシステムを自社の環境に適用させたいインフラ事業者などに向けたもので、Dockerなどのコンテナプラットフォームを利用するアプリケーション開発者を対象としたものではない。 同プロジェクトではコンテナシステムのバックエンドコンポーネントをオープンソースで提供する。提供されるコンポーネントとしてはローレベルのビルダーやログ機構、
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