1986年、道北の町。殺人事件で姉を亡くした絵梨、アイヌ系のヤンキー女子キリカ、乙女心を持つ敬之進は、同じ高校に通うが全く交流のない同級生同士。しかし、夏祭りの夜に起きた事件をきっかけに、三人はキリカの先祖の財宝が眠る稚内を目指して旅立つことに。冒険旅行を楽しむ三人の運命は、キリカが暴力団員の兄・コーキーの銃を持ち出したことで、思わぬ方向へ転がっていく。実話に基づいたストーリー。🔶妄想テーマ曲と共に🔶 主な登場人物 ●上村絵梨(17) 地元の高校に通う洋楽オタク。10年前に姉が死んだ事件で心を病んだ母親との不和に苦しむ。 ●椎久キリカ(17) 地元の暴走族に所属するヤンキー女子。母親はスナック「コタン」を経営するアイヌ人。日本人の父親は行方不明。 ●宮前敬之進(17) 乙女心を持つ男子。町の名士だけが入れる「開拓者の子孫の会」の会長の息子。父親との確執に苦しむ。 ●西山久美(27) 絵
書くことで自分から自由になる 西村 気を鎮めるために、ガムを噛みながら来てしまいまして、大先輩の前ですみません。 町田 大先輩でもないと思いますよ。年齢的にもそんなにかわんないよ。僕の方がちょっと上かな。 西村 はい。五つか六つか、ですかね。 ――実は日本酒を用意しているのですが、最初の緊張をほぐすために一杯いかがですか。 西村 あ、いや、それは……ちょっと……よろしいですか? 町田 どうぞどうぞ。僕も呑む方ですが、僕は呑むとめんどくさくなっちゃって、だるくなるから。 西村 では失礼して。 町田 昔は呑みながらの対談って結構ありましたよね。 西村 そうですよね。書き手って、昼間っから文学の話なんかできないから書いてたっていうのがあるでしょうから。ところが今の方たちってやたら弁が立つので、素面でもそういう話を延々と続けられるんですね。そんなに厚顔なら小説なんか書かないで、もっと違う、いい方向
――芸人であることについて語った回があれば、過去の出来事を振り返る回もあり……。そんな中、明らかにエッセイを逸脱した回もありますね(笑)。 野球の試合をただただ書いてるだけの回(「埼玉西武ライオンズ(複数形)vsオリックス・バファローズ(複数形)」)とかですね。あの回は担当編集さんに「何が面白いのか分からないです」って言われて、書き直しさせられそうになりました(笑)。あ、そういえば「面白くないです」ってはっきり言うてましたわ!(笑) あれをひとりだけ褒めてくれたのが、ライブ終わりに出待ちをしていた大学生くらいの男の子。「この回が一番好きです」って言ってくれて、嬉しかったー! 「俺は面白さ分かってますよ」みたいな雰囲気でね(笑)。 ――(笑)。そもそも、担当編集の方からは「こういうテイストの文章を書いてほしい」といったオーダーはあったんですか? それは特になかったです。毎回、テーマはもらって
※2023年10月4日現在。なお、「●」は所持するもの。 《追加分》 ●『公安調査庁』(中公新書ラクレ、2023)/共著:手島龍一 ●『それからの帝国』(光文社、2023) ●『これならわかる「カラマーゾフの兄弟」』(青春新書、2023) ●『完全読解 司馬遼太郎『坂の上の雲』』(文藝春秋、2022)/共著:片山杜秀 ●『黎明日本左翼史 左翼の誕生と弾圧・転向 1867-1945』(講談社現代新書、2023)/共著:池上彰 ●『最後の停戦論 ウクライナとロシアを躍らせた黒幕の正体』(徳間書店、2023)/共著:鈴木宗男 ●『国難のインテリジェンス』(新潮新書、2023) ●『生き抜くための読書術』(扶桑社、2023) ●『ウクライナ戦争の嘘 米露中北の打算・野望・本音』(中公新書ラクレ、2023)/共著:手嶋龍一 ●『共用としての「病」』(集英社インターナショナル新書、2023)/共著:片
ヘンリー・チャールズ・ブコウスキー(英語: Henry Charles Bukowski, 1920年8月16日 - 1994年3月9日)はアメリカの作家、詩人。 略歴[編集] 1920年、ドイツ人の母、カタリーナ・フェットとポーランド系アメリカ人の軍人の父、ヘンリー・チャールズ・ブコウスキー・シニアのあいだに、ドイツのアンダーナッハで生まれる。第一次世界大戦後のドイツの経済崩壊により1923年に一家はアメリカ合衆国のメリーランド州ボルチモアに移住、その後カリフォルニア州ロサンゼルスへ転居。幼年時代、ブコウスキーはしばしば失業状態にあった父親から虐待を受けていた[1]。 1933年、中学校を休学し、痤瘡の治療を受ける。 1939年、ロサンゼルス・ハイスクールを卒業し、シアーズ・ローバックに就職。すぐに退職し、ロサンゼルス・シティー・カレッジに入学、芸術、ジャーナリズム、文学のコースを履修し
サン=テグジュペリは第2次大戦中、米国に亡命し『星の王子さま』を書いた。同作には祖国を出ていった者の惑いが投影されている。 王子の内なる闇が、子供の私には理解できなかった。ところが最近再読すると、この少年がヤングケアラーに見えてきたのだ。彼が独り切り盛りする星には、手入れを怠ると星を滅ぼす木や火山があり、注文の多い花は寝たきり者のようだ。 10代後半から介護を経験した今の私には、若者が持ち場を放棄して遠くへ行きたくなるのも、その後に抱えた心の重りもわかる。 思えば、宇佐見りん『かか』(河出書房新社)も壮絶なヤングケアラー小説だった。語り手「うーちゃん」は、離婚を経て「はっきょう」した母の代わりに中高生の頃から家事を支え、浪人中。母は家族に暴力を振るい、自傷を繰り返して死にたいと言う。彼女に子宮の手術が決まると、語り手はある思いと向き合うため、家事や介護を放置して旅立つ。 本作はケア労働と女
!!!!関西初上陸!!!! TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」 「タマフルブックフフェア 2014秋の推薦図書祭り」 大好評開催中です! ムービーウォッチメンのコーナーのおかげで、今年も映画をたくさん観てしまいました。 そして、その中でも特に楽しみにしているのが、番組恒例のコーナー、タマフル「推薦図書特集」。 宇多丸さんはじめ、ゲストの方や番組スタッフさんがこれはという本についてアツく語るコーナー、 番組内ではおさまりきらず放課後」もあるのですが、 その語り口が大変におもしろく、映画時評同様、興味のない分野であろうが、興味を持ってしまう、持たざるを得ないという、そんな激アツなコーナー。 前回の特集のときのゲストがスーパースケベタイムこと星野源んったこともあり、フェアやりたいなぁ・・・でも、新宿紀伊國屋さんがお決まりなんだろうなぁ・・・と思いながら指をくわえていたの
文藝春秋が発行する純文学の文芸誌「文學界」は、2021年2月号で創刊一〇〇〇号を迎えた。後に芥川賞を受賞した又吉直樹『火花』を掲載した2015年2月号が初の増刷となって以後、最近では「JAZZ×文学」特集の2020年11月号、哲学者の國分功一郎とお笑い芸人の若林正恭(オードリー)の対談を掲載した最新の2021年3月号などが増刷となるなど、たびたび注目を浴びている。また、名物コーナーといえる新人小説月評は、率直な寸評が書かれることで知られ、最近も話題になっている。2019年7月より編集長を務める丹羽健介氏に同誌について聞いた。(2月10日収録/円堂都司昭) “あらゆるものの中に文学がある”という教え ――文藝春秋に入社されたのは1994年。最初から出版社志望だったんですか。 丹羽:漠然とマスコミ志望でしたが、本が一番好きだったので。音楽も好きでしたからレコード会社も考えなくはなかったのですが
金曜昼すぎ西部古書会館。木曜日から開催していたことに気づかなかった。でも大収穫。街道と文学関係の図録がいろいろ買えた。今回、神奈川の古本屋さんも参加していた。大和市の香博堂はいい本をたくさん出品していた。今年の西部で一番の出費になってしまった。 『海』発刊記念号(一九六九年六月号)、創刊特大号(一九六九年七月号)の二冊も格安で買えた。わたしは一九六九年十一月生まれなので同い年の雑誌ということになる。 『海』発刊記念号「シンポジウム 文学と現代社会」の「人物をいかに描くか」は武田泰淳、野間宏、安岡章太郎の座談会。ほかにも武田泰淳の「富士と日本人 長篇『富士』をめぐる感想」も掲載——。 武田泰淳が富士の山梨側に山荘を建てたのは一九六四年十一月。 《ある時、深沢七郎さんが山小屋にやってきて、そわそわしながら「ここは富士山ですか」と聞くんだ。まあ富士の一部だよ、と言ったら、どうしてこんなこわいとこ
このプロジェクトは、2021-12-01に募集を開始し、139人の支援により3,629,000円の資金を集め、2022-01-15に募集を終了しました ジャパンタイムズは、1897年(明治30年)に創刊しました。2022年に迎える創刊125周年を記念して、英字新聞で振り返るヒストリーブック「TiMES CAPSULE」としてご覧いただきたいと考えています。 ぜひお力添えください。 みなさん、こんにちは。 ジャパンタイムズは、1897年(明治30年)に創刊された、最も歴史のある英字新聞です。2022年は創刊から125周年のアニバーサリーイヤーとなります。 ジャパンタイムズは、国内で発行・配達されている紙としての新聞で2万部。そして、ウェブ版の登録読者は30万人を越えています。 来日した政治家をはじめとする著名人が、必ず手にするだけでなく、各国のメディアで日本が紹介されるときには「ジャパンタイ
八朔の雪 みをつくし料理帖(2009年5月、ハルキ文庫) 花散らしの雨 みをつくし料理帖(2009年10月、ハルキ文庫) 想い雲 みをつくし料理帖(2010年3月、ハルキ文庫) 今朝の春 みをつくし料理帖(2010年9月、ハルキ文庫) 小夜しぐれ みをつくし料理帖(2011年3月、ハルキ文庫) 心星ひとつ みをつくし料理帖(2011年8月、ハルキ文庫) 夏天の虹 みをつくし料理帖(2012年3月、ハルキ文庫) 残月 みをつくし料理帖(2013年6月、ハルキ文庫) 美雪晴れ みをつくし料理帖(2014年2月、ハルキ文庫) 天の梯 みをつくし料理帖(2014年8月、ハルキ文庫) 花だより みをつくし料理帖 特別巻(2018年9月、ハルキ文庫) あきない世傳 金と銀シリーズ[編集] あきない世傳 金と銀 源流篇(2016年2月12日、ハルキ文庫、ISBN 978-4-75843981-7) あき
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