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ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (16)

  • ためらいながらではあるけど: 極東ブログ

    人と限らず多くの人がフィギュアスケートの羽生結弦選手の活躍を賞賛しているなか、こういう意見を述べるのも、悪意のように取られるのではないかと恐れるが、自分としては若い選手の将来を思ってこういう意見もあるという、一つの小さな例として、ためらいながらではあるけど、書いておきたい。繰り返すが、こう思う人もいるというくらいの些細なブログ記事であり、強く望むという大それた主張ではないし、私はたぶん間違っているのだろうという疑念もあるので、そこは理解していただきたいと願う……私は羽生結弦選手は平昌冬季オリンピックに出場しないほうがよかったと考えていた。 理由は、NHKスペシャル『羽生結弦 五輪連覇への道』を見たおり、昨年11月の怪我が深刻なものに思えたからだ。同番組では「自らの限界を超えて五輪に挑もうとする羽生結弦」というトーンで推していたが、そしてそれ自体はスポーツ選手として素晴らしいことではある

    toshi20
    toshi20 2018/02/20
    羽生結弦くんの演技を見ていて、ある種自分の胸の奥にチクリと刺さったトゲのようなものがなんなのかわからなかったのだが、その正体が見えた気がした。まだ23歳の若者なのだ。
  • 「日本死ね」と言うべきだっただろうか?: 極東ブログ

    すでに旧聞になると思う。というか、そうなるのを待っていた面もあるし、考えていたらそうなってしまったという面もある。話題は、れいの、と言ってもいいだろう、「保育園落ちた 日死ね!」ということだが、私が気になっていたのは、「日死ね」という表現だった。そう言うべきだったのだろうか? 言葉狩りがしたいわけではないが、これが仮に「中国死ね」や「韓国死ね」という表現であったら、ヘイトスピーチになるのではないか。なのになぜ、「日死ね」ならそういう問題にならないのだろうかと疑問に思ったのである。 おそらく日人なら「日死ね」と言ってよいという暗黙の前提があるのではないだろうか。だとすればそこで疑問が続く、日人なら「日死ね」と言ってよいのだろうか? あるいは、日人なら「日死ね」と言えるという特権のような意識があるとすれば、それは何に由来するのだろう? その特権を支える正義はなんなのだろう? 

    「日本死ね」と言うべきだっただろうか?: 極東ブログ
    toshi20
    toshi20 2016/04/02
    「死ね!」と言われるまで問題が掘り下げられなかった社会の鈍感さの方が問題。そこから様々な本音が炙り出された事で、問題の深刻さが広く共有された流れにこそ意義がある。暴力と表現の境目ギリギリセーフ。
  • SEALDsについて少し思った: 極東ブログ

    SEALDsについてまったく関心がなかった。若い人のデモ団体の1つであるとは認識していた。そういうデモは民主主義国家なので自由に行えばいいと思う。余談めくが、先日、ピンズラーのフランス語レベル5をとりあえず終えることができたのだが、そのなかでも若い人がデモを行う話題が二、三あった。いわく、デモに紛れた米国人の彼氏が警察に捕まっちゃったうぇーんというと、大丈夫よくあることだよ、僕も捕まった経験あるよ、パスポートもって警察にさあ行こう、といった内容である。さらに余談だが、男性同性愛者の結婚の話題とかもあった。なかなかすげーフランス語レッスンであった。つまり、楽しい。デモも同性愛結婚も、日でも、もっとやれ。 たまたまたSEALDsについて、ただ若い人がそれぞれ勝手な理由で、とにかく憲法違反だから安保法案に反対するというシングルイッシューの単純なデモ団体だ、と思っていた。のだが、そうじゃないよ、

    toshi20
    toshi20 2015/08/26
    いや、普通にシングルイシューの若者デモ組織だと思うけどな。そんな長期的ビジョンのある組織とも思えないし、それでいいと思う。党派を超えて集結出来るのが強みだろうし。
  • 安保法制が否決されてもおそらく何の変化もないだろう: 極東ブログ

    安保法制については、国民が民主主義の手順に沿って合意していけばよいことなので、特に言及すべきことはないが、この間、ちょっと気になったことなどもあったので、備忘をかねて書いておきたい。 個別名を出すのもなんなのでぼかすが、この議論に比較的熱心に言及している論者が、この法案(法改正)の原文を読んでいないようだったのだったの知って意外だった。すでに書いたように、私はこうした事態ではとりあえず一次資料に当たることにしている。今回の法案についてもそうである(参照)。そして思ったことはとても難しいということであった。自分の理解を超えていると言っていい。このことはすでに書いたので繰り返さないが、それでも原文を読めば簡単にわかることがあった。私のごく基的な誤読でなければ、「集団的自衛権」という言葉はこの法案には含まれていないということだ。 ではこの法案は「集団的自衛権」について扱っていないのかというとそ

    toshi20
    toshi20 2015/07/17
    ごめんなさい。この文がなんでありがたがられてるのか分からない。国会での議論とあまりに乖離していて同じ話題のエントリとは思えないんだけど。(16日付東京新聞でかなり平易に交わされた論点がまとめられてる)。
  • [書評] MASTERキートン Reマスター(浦沢直樹・長崎尚志): 極東ブログ

    たぶん、私は平賀キートンと同い年である。同じというのはそのくらいかもしれない。違いはある。ありすぎる。が、別段、彼と自分を重ねたいわけでもない。そこに描かれた人生の出来事が奇妙にシンクロしてわかる部分が多いくらいに思う。 恐らくストリーを作っている長崎尚志が私より一つ年上なので、そういう設定になっているのだろう、浦沢直樹は彼より5歳若く、10代の娘がいる。まあしかし、概ね、同じ世代である。 つまり、20年が過ぎて、歳を取ったのである。男が歳を取ったのである。そのことの意味は、娘が大人になっていくということである。もちろん、娘がいるなら、ということではあるが。 20年ぶりの「Reマスター」が連載の再開を意味しているのか、わからない。一読した印象では旧作の世界を上手に繋げているようにも思える。そうした期待に応えているようにも見える。だが、この連作にはReマスターされる一貫したテーマがある。「娘

    [書評] MASTERキートン Reマスター(浦沢直樹・長崎尚志): 極東ブログ
    toshi20
    toshi20 2015/04/09
    良い。
  • [書評]フランシス子へ(吉本隆明): 極東ブログ

    まさか吉隆明が最後の最後にこんな傑作を残していくとは思わなかった。晩年のテレビ講演などを見ると、もうほとんど惚けているとしか思えない恍惚感まで浮かべていて、死ぬ前から著作物はもう期待されないだろうと思っていた。それがまさかのまさか。 亡くなる三か月前までの肉声を伝える、この、「フランシス子へ」はすごかった。老人惚けのような語りと極限まで押し詰められた思念が一つの純粋な言語の結晶となっているのだ。語りがそのまま詩になっている。 吉さんがこんな白鳥の歌を残していたんだと、読みながら、涙があふれてきた。それでいて、可笑しくて、笑いもこぼれる。こんなってあっただろうか。 タイトル、「フランシス子へ」というのは、「フランシス子」と名付けられた(ばななさんが命名した)の死に捧げたものである。吉さんの死に先立つ九ヶ月前のことだった。16歳4か月だったという。としては高齢の部類では入っていた

  • 「風の音にとぎれて消える母の子守の歌」は怖い: 極東ブログ

    昨日の続きのような話。1960年代に、沖縄の土復帰前に土で作られた「さとうきび畑」という歌だが、歌詞のなかにこういうフレーズがある。 ざわわ ざわわ ざわわ 広いさとうきび畑は ざわわ ざわわ ざわわ 風が通りぬけるだけ 風の音にとぎれて消える母の子守の歌 夏のひざしの中で 土の人間である私などには郷愁を感じさせるメロディーに「母の子守歌」とくると、赤ん坊を抱いた若い慈母を連想してしまう。おそらく作詞者もそれを意図したのだろうと思うが、ふと、それは何の子守歌だろうと連想して、妙なものを思い出し、変な気持ちになったことがある。沖縄で暮らしていたころのことだ。 この話は、今回書いた『考える生き方』(参照)の原稿にも書かなかった。生活人としての自分との関わりのなかで見える沖縄の像とは離れてしまうからだ。 「妙なもの」というのは何か? その前に、「母の子守歌」という表現にも少し違和感があった

    toshi20
    toshi20 2013/03/04
    「子守」を含めた労働には常に「つらい」という響きが伴う。
  • [書籍]本を書きました。『考える生き方』(finalvent著): 極東ブログ

    冗談みたいなんですが、ええと、を書きました。『考える生き方』(参照)。アマゾンを見ると、明後日、2月21日に発売となっています。 自分のところには数日前に見が来て、「ああ、になったんだ」と感慨深かったのだけど、いま発売日を確認したら、もう明後日なんだと驚いた次第です。 内容は、あれです、ネットで嫌われる「自分語り」というやつです。 なので、ネットでするのもなにかなとにした……というほどではないのですが、いろいろ考えたのですが、ネットで書くより、で書いたほうが読んでもらえるような気がしたというのはあります。 有料プラットフォームcakesで書いている「新しい古典を読む」の書評を続けていても思ったのだけど、cakesもネットではあるけど、有料なので読みたいという人が読むことになります。すると、読む人の数は減ってしまうし、簡単な一言コメントみたいなものも少なくなりますが、その分、深く読

    toshi20
    toshi20 2013/02/21
    帯は「はてな民必読!」で。←売れねーよ。
  • [書評]93歳・現役漫画家。病気だらけをいっそ楽しむ50の長寿法(やなせたかし): 極東ブログ

    いつまで生きているんだろ。自分のことである。十代のころ20歳まで生きないよなと思っていた。生きていた。それでも20代には40歳になる自分なんか想像つかなかった。あっさり越えた。しかたないんで50歳まで生きられないだろうなと延長した。実際、もう死ぬかもぉとも思ったが、まだ生きている。ブログ書くようになってから、よく死ねばいいのにみたいなお言葉もいただくくようなった。それって長寿効果があるのかもしれない。最近、輿石東先生や石原慎太郎を見ていてそう思うんだ。 先のことはわからない。もしかしたら、60歳過ぎても生きているどころか親父の享年もするっと越えて65歳とか70歳とかまで生きているんじゃないだろうか。80歳……90歳……逆にそれもホラーにも思える。ホラーマン。そういえば、と93歳のやなせたかしの「93歳・現役漫画家。病気だらけをいっそ楽しむ50の長寿法」(参照)を読んだ。 はっきりいうと、ス

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    toshi20 2012/11/07
    長生きするのも楽じゃない。
  • 2015年の春ごろに日本消沈: 極東ブログ

    大阪維新の会による「維新八策」最終案の全文(参照)が出たので読んでみたのだが、正直、皆目意味がわからなかった。なにより、日銀改革に言及してない点が不思議ですらあった。自分の理解が至らないのでなんだが、その他の点でも新味はなく、政権交代時の民主党のような威勢の良さだけで押すなら、現在の民主党のように躓き、政治の第三極とはならないだろう。 むしろ、自民党党首選に臨む安倍元首相のほうがこのところ、日銀改革について明確に言明していることを確認した。その点で今回は支持したい気もしないではないが、身体的に首相職に耐えられるとも思えない。そこは可哀想だなと思うが、自民党全体の動向を見ていると、安倍さんがいくら頑張っても思うようなまともまりにもならないだろう。それでいながらまたぞろ反・安倍勢力のデマが飛び交うのもげんなりする。 日政治はどうなるのか。わからないといえばわからないが、わかる部分もある。わ

  • 河本準一さんをめぐる生活保護費の不正受給疑惑について: 極東ブログ

    お笑いコンビ「次長課長」の河準一さん(私はこの人全然知らないのだけど)の母親に生活保護費が不正受給されていたのではないか、とする疑惑問題がツイッターで沸騰していた。何かが発動しているんだな、なんなんだろうかと、蟻の生活を観察するように(参照)眺めてみた。よくわからないせいか、自分の印象は浮きまくった。うむ。だったら異論の一つとしてブログに書いてみてもいいんじゃないか。ごく簡単に書いてみたい。 当の疑惑問題だが、NHK的にはこうまとめていた。「河準一さん 生活保護費返還へ」(参照)より。読むとわかりやすい口調でありながら、「それって不正なの?」という構図は、いい案配にボカされている。 この問題は、テレビや舞台などで活躍する河準一さんが一定の収入があるにもかかわらず、母親が生活保護を受けていると、先月、週刊誌で報じられ、批判されていたものです。 河さんは25日、東京都内で記者会見を開き

    toshi20
    toshi20 2012/05/27
    河本は自身がほとんど関わりのない制度不備の詰め腹を無理やり切らされたようにしか見えなくて、この件は非常に不快。グレーな手打ちといい、片山も世耕も吉本も、河本を体のいい生贄くらいにしか思ってない。
  • 前原外務大臣辞任、呆れた: 極東ブログ

    昨日、NHK BSで大河ドラマ「お笑い柴田勝家」を見た後、7時のニュースでも見るかと地上波に変えると、前原外務大臣辞任の速報が入っていた。まさかと思った。これで鳩山外務大臣かというギャグが思いついた。 呆れたという他はない。焼き肉屋のおばちゃんが、近所に引っ越してきた中学生の前原ボクちゃんを息子のようにかわいがっていて、大人になったら政治家になったのだからがんばれやということで支援の献金もしてたら数年にわたって20万円ほどになった。おばちゃんは在日生活の長い韓国人。で? 何が問題? 政治資金規正法違反? 曰く、第22条5項では外国人からの政治献金を禁じている、と。しかし、これは故意の受領に限定されているわけで、今回は故意ではないだろう。似たように在日韓国人・朝鮮人およびその私企業からの献金を受けていた政治家は過去にもいるし、それで済んでいる。 前原さん自身も、福田康夫元首相も過去に北朝鮮

  • 最近聞いているジブリの歌のカバーとか: 極東ブログ

    久石譲のファンということもあって、ジブリ映画音楽は総じて好きだが、なんとなくカバーで聞いてみたいと思うことがある。いろんな人が歌っているからというのもある。 意外なカバーといえば、安田成美のじゃなくて、島須美の「風の谷のナウシカ」(参照)だろうか。けっこう嫌いではない。好きと言っていいかもしれない。失念していたが、島さん、私より年上なんだ。そりゃそうか。ナウシカも映画は1984年で、もうそんなになるのか。ナウシカについてはまあ嫌いではないが、どうにもちと微妙な感じがしてならない。というか、そのころのジブリ音楽やアニメの音楽を特に聞きたいというものでもない。平野文のCDを無くしてしまったのはちょっとさみしい気はしているが。 最近のお気に入りは、竹仲絵里の「もののけ姫」(参照)である。何がいいのかと言われるとよくわからない。シンプルな曲作りで声が生かされていて、その声が好きということなん

  • 極東ブログ: ウォーレン・バフェットのありがたいご託宣

    ウォーレン・バフェット(参照)のありがたいご託宣がニューヨークタイムズに掲載されていた。”Buy American. I Am.”(参照)。とてもありがたいのだけど、タイトルが今一つよくわからない。「アメリカ製を買え。私あり」なのか。まあ、いいや。 いつもみたくいちいちめんどっちい英文をたらっと引用すると、そうでなくても読まれねーブログなんで、多く人に大明神のお言葉を伝えるべく、今日はライフハックみたいに責めてみたいと思います()。 アリガッチなわかりやすい文章の書き方みたいに結論から書くと、バフェット大明神の話は、「当面、株価の動向はわからないけど、長い目で見るならアメリカは成長するんだから、アメリカの株を買えよ、アメリカ人」ということ。大明神、個人マネーは全部アメリカの未来に突っ込んだそうだ。20年先の明るい未来に輝く瞳、78歳。 「アメリカ」のところを「日」に置き換えるとどっかの

  • 2007年都知事選雑感: 極東ブログ

    都知事選には関心がなかったが蓋を開けてみて、へぇと思ったことがまったくなかったわけでもないし、その、自分にとっての小さな新規性の感覚は、案外これからの日を考えていくときの軸になるかもしれないのでメモ書きしておこう。 まず結果だが、読売新聞東京都知事選 : 開票結果 : 統一地方選2007””(参照)より。 得票数(得票率) 氏名 年齢 党派(推薦等) 新旧 当選回数 代表的肩書 2,811,486(51.1%) 石原 慎太郎 74 無所属 現 3 知事 1,693,323(30.8%) 浅野 史郎 59 無所属 新(元)宮城県知事 629,549(11.4%) 吉田 万三 59 無所属(共) 新 (元)足立区長 四月一日時点でした私の予想はこんな感じ。 都民の票が1000万くらいか。投票率は40%。全体は400万。 前回石原は300万だがそこまではいくまい。てえと、石原200なら浅野にも

    toshi20
    toshi20 2007/04/09
    あとでよむ。
  • 東国原英夫宮崎県知事: 極東ブログ

    タレントそのまんま東が宮崎県知事選で当選したのには驚いた。この選挙に関心がないせいか泡沫候補ではないかと思っていたからだ。蓋を開けると大勝である。今日付の朝日新聞”宮崎知事選、そのまんま東氏が大勝 自公推薦候補ら破る”(参照)より。 宮崎県知事選は21日投開票され、無所属新顔のタレント、そのまんま東氏(49)=名・東国原英夫(ひがしこくばる・ひでお)=が新顔4氏を破り、初当選を果たした。官製談合事件に絡む前知事の辞職に伴う出直し選挙で、県政の信頼回復が争点になった。東氏は特定の政党や団体の支援を受けず、「しがらみのなさ」を強調。圧倒的な知名度を生かして無党派層や各党の支持層から幅広く支持を集め、政党の支援を受けた候補らを大差で破った。任期は同日から4年。投票率は64.85%で、前回03年7月の59.34%を上回った。当日有権者数は93万2127人。 投票率アップにそのまんま東立候補の影響

    toshi20
    toshi20 2007/01/23
    『ま、がんばれ同級生、とは思うな。今年は五〇歳だな。』
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