わかりきったことだ、と思いたいのだが、残念なことにそうではないのが設問の確認。 たとえ設問より課題文や図表などの資料が先に提示されていたとしても、まずは設問を確認するところから作業は始めよう。 問題が何であるのか、何をどのような条件の下で考えなければならないのか、は、課題文読解やデータの解読以上に重要。ここでしくじれば、課題文やデータがちゃんと読めたって高得点は望めない。 今回はそのへんについてちょっとブッてみた。 標準的な問題の分析 世の中でテクニックみたく云われているものだって、問いの求めをしっかり読めばおのずと導出される。たとえば、樋口裕一先生の「yes/noを書け」というヤツだってそうじゃないかなぁ。少なくとも標準的な「次の文章を読んで、××についてあなたの考えを○○字以内で述べなさい」といった問題の場合は。 この場合、問いの求めは、 指定された文章を読む ××についての考察を提示