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kotoriko先生に関するNeanのブックマーク (353)

  • 自助と立志はセットです - 山下泰平の趣味の方法

    自民党は「自助」って言葉をよく使うらしい。ちょっと調べたところ以下のようなものがあった。 自助・共助・公助、そして絆 日文化、伝統、歴史に裏付けられた英知の結集と「自助」「共助」「公助」の精神を総動員する 「自助」は、日人が大切にしてきた価値観の一つ よく分からないのだが、要するに公的な支援を使いすぎるなくらいの意味で「自助」を使っているとのことだ。それなら「自助」じゃなくて「道徳」を活用したほうが効率が良いのではないのか……などと思ってしまうわけだ、とにかく自民党の「自助」はかなり評判が悪く、流石に最近はあまり使われなくなってきている。ただ今も「自助」は良いという流れは続いているようだ。 自助が良いなら良いでいいんだけれど、この『自助』が日歴史や伝統に基づく『自助』なのだとしたら、使い方を間違えている。一般的に日の古き良き文化だとされているものは、だいたい明治から戦前、あと昭

    自助と立志はセットです - 山下泰平の趣味の方法
  • 「さん付け指導」の今と昔 - 山下泰平の趣味の方法

    小学校で「さん付け指導」が行なわれていることのことだ。 www.yomiuri.co.jp 「あだ名」「呼び捨て」は禁止、小学校で「さん付け」指導が広がる 「さん付け指導」が行なわれている理由は「あだ名がいじめにつながるケースがあるため」とされているが、大山田寺さーんと叫びながらダンボールに閉じ込めいじめることは余裕で可能である。だからいじめを防ぐというのは、理由として弱いかなと思う。せめてさん付けの環境とあだ名あり環境で発生したいじめ件数が数字で出ていれば子供も納得するのだろうが、現状だと感覚で適当にやってるだけだと受け取られてしまいかねない。 もちろん敬称を「さん付け」で統一すること自体は悪いことではない。過去にもそのような試みは行なわれ一定の効果はでている。 実は福沢諭吉が生きていた頃の慶応義塾も「さん付け」だった。しかもこれは自発的なものであった。まず福沢諭吉自身が誰を呼ぶのもさん

    「さん付け指導」の今と昔 - 山下泰平の趣味の方法
  • ゴールデンカムイの不死身の杉元と明治の不死身キャラの類似性とその進化について - 山下泰平の趣味の方法

    ゴールデンカムイが完結した。せっかくなので全部読んだ。主人公がやたらに「俺は不死身の杉元だ!!」と叫ぶのを読むうちに、そういえば明治時代にも不死身キャラがいたなと思い出し、少し似ているところがあるなと、軽い気持で書き出したのがこの記事なのだが、またもや18000文字くらいになってしまった。これでもかなりはしょった所があるので、詳しいことが知りたい人は、途中で紹介している私のを読んでいただければ幸いである。 令和の不死身、明治の不死身 昔の不死身キャラたち 理屈の世界における不死身 盗作される粂平内 平内の不死身の活かしかた 明治のパワーインフレ さらなる不死身キャラの登場 創作者たちの善意は続く 令和の不死身、明治の不死身 ゴールデンカムイが面白かった。 ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 作者:野田サトル集英社Amazon 面白い作品は、多くの人から愛され

    ゴールデンカムイの不死身の杉元と明治の不死身キャラの類似性とその進化について - 山下泰平の趣味の方法
    Nean
    Nean 2022/05/30
    要復習。
  • 次世代デジタルライブラリーとのつきあい方 - 山下泰平の趣味の方法

    次世代デジタルライブラリーの機能が充実してきた。 次世代デジタルライブラリー」は、国立国会図書館次世代システム開発研究室での研究を基に開発した機能を実装した実験的な検索サービスです。 国立国会図書館デジタルコレクションで提供している資料の中から、著作権の保護期間が満了した図書資料・古典籍資料全部(約33万6千点)が検索可能です。 というわけで使いまくっている。まだまだベータ版なので多少は雑なところもあるけれど、普通に使えている。使い込むうちに検索のコツも解ってきた。 例えば『永田一茂』で検索する際に、『永田一』でも検索するとヒット数が増える。 OCR が『永田一』を誤読することはほぼないけれど、『茂』は間違える可能性があるといった考え方である。もちろんノイズを拾うこともあるので善し悪しだが、絶対に情報を拾い落したくない時にはこうやって検索する。 名前の場合は『茂一田永』なんかで検索すること

    次世代デジタルライブラリーとのつきあい方 - 山下泰平の趣味の方法
  • コンタクトレス(非接触)決済やらポイントで遊んでいた - 山下泰平の趣味の方法

    今のところ金が一番楽だと思っている 私はリアル店舗で支払いする際には、現金を使っている。今のところは電子マネーよりも労力が少ない。日では現金払いが最大のシェアを占めているため、次のような手順で支払いが終る。 金を出す 支払う 電子マネーだと以下ようになる。 決済方法を選ぶ 場合によっては決済方法を伝える 選んだ決済方法向けの動作をする 支払う このようにお金を払う際に、いくつかの判断が必要になってくる。物事は基的に判断する場面が増えると面倒くさくなる。もちろん同一の店舗で同一の決済方法を選択するなら判断は必要ない。しかし行ったことがない店に入ると、決済方法を確認しその中から決済方法を選び、決済方法向けの動作をして払うみたいなことをしなくてはならないので、直に金を払ったほうが楽だろうと考えていた。実際に利用すると想像と違うところもあり、なかなか面白かったので後述する。 現金のみの生活でも

    コンタクトレス(非接触)決済やらポイントで遊んでいた - 山下泰平の趣味の方法
  • 自分で作ったカラアゲが美味しくない問題の解決 - 山下泰平の趣味の方法

    自分が作るカラアゲがあまり美味くないっていう問題を抱えていたんだけど解決した。 結論を先に書いておくと、ようするに私が私の作るカラアゲに期待しすぎていただけで、それほど美味くないわけでもなく普通というのが真相であった。 基的に鶏は調理したら美味い。 にんにく醤油に付け込んでおいて、オーブンで焼いたらそれで美味い。 焼いて塩かけてべるだけで美味い。 もちろんカラアゲも美味いわけだが、思い入れが強い人が多いらしく、ネットには大量にレシピがある。 カラアゲを作る場合、それらのレシピを調査し、それなりに手間暇をかけて調理をする。そもそもカラアゲは作るのが面倒な料理である。そんなこんなで期待値が上がってしまうため、べるとあれ? こんなものなの……っていう気持が発生していたようだ。何度も裏切られたことで、最早ちょっとしたトラウマにすらなっていた。 話は変わる。最近は若者と働くことが多くなってきて

    自分で作ったカラアゲが美味しくない問題の解決 - 山下泰平の趣味の方法
  • どうしても読みたい本を読むために10万円ほど使った - 山下泰平の趣味の方法

    的に国立国会図書館デジタルコレクションを活用し趣味をこなしていた。しかし趣味の活動が成長し、国立国会図書館デジタルコレクションだけではまかなえないケースが出てきている。今回もそれで、どうしても読みたいを読むために10万円ほど使った。私の人生では、最もお金のかかった読書だった。 読みたかったのは明治三五年に書かれたで、数年に渡って古書を購入しようとしたが出品されない。当たり前だがないものは買えない。三つの大学図書館に収蔵されていることは知ってはいたが、私は大学生でもなければ研究者でもないので読むのが難しい。いくつかの手段はあるが、面倒くさいのである。 そもそもの話になるが、未読のなので当に読みたいなのか読まないと分からない。タイトルと著者、出版年や出版社、そして広告文からおおよその内容は分かっているものの詳細は不明である。おそらく読みたいだろうといった曖昧さしかない。貧民街関

    どうしても読みたい本を読むために10万円ほど使った - 山下泰平の趣味の方法
    Nean
    Nean 2021/12/30
    後半。/本が10万円したという話ではない。
  • 調べる場所を広げる方法、あるいは学びたいことの見付け方 - 山下泰平の趣味の方法

    私はずっと調べている 最近は独学や大人の学びといったものが流行している。軽く検索した範囲だと、なにを独学すればいいのか分からない人は、プログラミングや英語を選ぶことが多いらしい。それはそれでいいんだけれど、別のものを調べたくなったり、学びたくなったりできるようになっておくと、選択肢が増えて便利だと思う。 私はというと明治の娯楽文化を調べはじめて、だいたい20年くらいたった。一時的に中断したりはあるけれど、ずっと同じようなことを続けている。飽きずに同じことができているのは、調べる場所を広げるコツを身に付けたからだ。 具体的になにをどうしていうのかというと面と点を意識しているだけの話でしかない。これは別に難しい技術ではなく、誰でもできることだと思う。 私のやり方が他の人に役立つかどうかは分からないが、なにかを調べたい学びたいっていう時に、こういう方法もあると知っておくと多少の参考くらいにはなる

    調べる場所を広げる方法、あるいは学びたいことの見付け方 - 山下泰平の趣味の方法
  • 明治の若者たちはいかに無銭旅行を成功させたのか - 山下泰平の趣味の方法

    この記事では明治時代の若者たちがいかにして無銭旅行を成功させたのか、その手法を中心に2万文字かけて解説している。 無銭旅行があった 無銭旅行とはなにか 若者たちは無茶をする 短期間だから無銭旅行ができた 人を殴ったり投げたりしたので無銭旅行ができた 普通にお金を使って旅行をした その辺の野菜や動物をって旅行をした コミュニティーの親分を殴り倒して旅行をした 無銭旅行したと言い張った 嘘をついて他人に迷惑をかけて旅行した 働きながら旅行をした 丈夫だから普通に無銭旅行ができた 中学生は仲間だという荒い戦略で失敗しながら旅行をした 早めに失敗したから死なずに済んだ 普通に強盗をして逮捕された 慎重な無銭旅行 失敗した人々の末路 行商をしながら旅行をした 雑誌で知り合いを作っておいて旅行をした 彼らはどこにたどり着いたのか たとえそれが幻想であったとしても 無銭旅行があった 明治の二十年あたり

    明治の若者たちはいかに無銭旅行を成功させたのか - 山下泰平の趣味の方法
  • 明治・大正の人々によるキリスト教に対する誤解を紹介する - 山下泰平の趣味の方法

    明治や大正の人々の中には、完璧に間違っている目的でキリスト教に入信しようとする者たちがいた。 キリスト教に限らず情報量が少ないと誤解や勘違いをしてしまうものだから、仕方ないといえば仕方ないわけだが、それにしてもこれはちょっとダメだろといった勘違いをいくつか列挙しておく。 キリスト教徒になると金が儲かる 聖書を読むと度胸がついて脱獄できる キリスト教徒になると無罪になる まとめ キリスト教徒になると金が儲かる キリスト教徒になると金が儲かる。これはかなりメジャーな誤解である。そしてキリスト教徒になると儲かるというデマには一種の根拠があった。 当時、キリスト教を信仰している人は、比較的裕福で教養があることが多かった。そのコミュニティーに属することで利を得えようというのが「キリスト教徒になると金が儲かる」であった。 さらに牧師の中には、貧乏ではあるが教育を受けたい若者たちを支援しようとする者もい

    明治・大正の人々によるキリスト教に対する誤解を紹介する - 山下泰平の趣味の方法
  • 駄菓子屋で売ってたインスタント焼きそばが食べたくなったのでそれっぽく再現した - 山下泰平の趣味の方法

    昔にべたものがべたくなることがあって、この間まで松田品(現おやつカンパニー)のベビースターカップ焼きそばに近い味のカップ焼きそばがべたかった。売っていたらそれを買うのが一番なんだけど、残念ながらすでに販売されていない。 せめてよく似たものでもと思い、金ちゃんラーメンの焼きそばを試してみたが少し違った。麺がもうちょっとスカスカな感じだったと思う。 駄菓子屋っぽいっていうことは安物の味ってことなので、安物のインスタントカップ焼きそばを探すことにしたんだけど、探すとなかなか売ってないのが安物の焼きそばである。用事もないのにドラッグストアに入り、安物のインスタントカップ焼きそばだけを探したりしていた。結果的に発見できたのは業務スーパー的な店で、山製粉さんの『磯の風味がきいたソース味焼きそば』であった。 値段は五八円である。粉末ソースの量が多い目なので調整したほうがいいかもしれない。 その

    駄菓子屋で売ってたインスタント焼きそばが食べたくなったのでそれっぽく再現した - 山下泰平の趣味の方法
  • 無添加失礼について - 山下泰平の趣味の方法

    この世には無添加な失礼が存在している だいたい恵まれた環境ですごしてきた、いわゆる育ちがよい人による無添加失礼を目にすることが増えてきた。最近よく見るのがわりと良い家庭環境の人による俺はこんなにがんばったんだ的な発言に対し、お前それは環境が良かっただけだろボケ無能が的な反応が帰ってくるみたいな現象で、これは相互無添加失礼みたいな雰囲気があってわりと最悪だと思う。 そもそも無添加失礼ってなんだよって話なんだけど、これは私が勝手に使っている言葉で、無知や経験の欠落から意図せず失礼になってしてしまうことである。呼び方はナチュラル失敬でも自然派無礼でもなんでもいいんだけど、とにかくそういった現象が増えてきている。 こういったものと出会った時に、怒りを表明するのは良いけれど、傷つくことはないよなと私は思っている。なぜなら他人の無知が起因して発生する現象なので、自分が傷つく意味がないからだ。無添加な失

    無添加失礼について - 山下泰平の趣味の方法
  • 文章力を上げる方法 - 山下泰平の趣味の方法

    文章力を上げるための一番効率が良い行動は、大学入試で求められる程度の小論文を書くためのトレーニングを受けることだと思う。小論文対策は需要があるので、それなりのコストをかけて作られている。良いものがあるんだからそれを使えばいいわけで、意味の分からない方法で文章力上げようとする必要はない。 はっきりいって、大学入試で求められる程度の小論文を書ける以上の文章力を求められることは、普通に生きてたらほとんどない。かなり社会的な地位がある人でも、ずっとそのくらいの技術でやってることすらある。 大学入試対策の小論文通信講座的なものはわりとあるので、それを受講したらいい。どの通信講座が良いのかはよく分からない。長く続いているサービスで普遍的な内容なら、どれでも一定以上の水準は満たしているはずなので、好みで選んだらいい。どっちかっていうと理系のやつのが良いかもしれないけど、内容を知らないからはっきりしたこと

    文章力を上げる方法 - 山下泰平の趣味の方法
  • 『寄席は社会生活の維持に必要なもの』と日の丸弁当デー - 山下泰平の趣味の方法

    寄席は社会生活の維持に必要 コロナ禍の緊急事態宣言による無観客開催の要請に対して、いくつかの演芸場が『寄席は社会生活の維持に必要なもの』として有観客での公演をするらしい。これについてほとんどの人は好意的に受け取っているようだ。有観客で公演しているのに席がガラガラなら「密になるほど客がいない」など、ベタなことを言ってスベる芸人さんが出てくるかもしれないなとか、色々と思うところはあるんだけど、とにかく上手い落し所が見つかれば良いなっていう感想である。 私が理解していないだけかもしれないが、コロナ禍に伴う休業要請はよく分からないところが多い。古書店は休業の対象だけど、書店は対象じゃないなど理由は不明だが、それなりに考えてるんだろうから、感染が抑制されたらいいねぇとは思うものの、ちょっと気になることがある。世の中に余裕がなくなると、娯楽から止めさせようとする人たちが出てくることだ。彼らは真面目なこ

    『寄席は社会生活の維持に必要なもの』と日の丸弁当デー - 山下泰平の趣味の方法
  • 猫好きで収集癖のある男が大正二年に書いた一日一善日記について調べるうち空論の時代へと行きついてしまった - 山下泰平の趣味の方法

    前書き 今回の記事はものすごく長い。一日一善を扱った内容で30000文字以上ある。私が書いたブログの記事としては最長だ。 もともと軽い気持で一日一善について調べ出したのだが、関連事項は広がり続け調査に予想外の時間がかかってしまった。そもそもなんで俺はこんなことを調べているのかと自問する日々を経て書き始めた記事である。労力のわりに興味を持つ人が少なそうな内容で、こんなものを誰が読むんだろうかと思いながらも、謎の情熱が沸き上がり無駄に長くなってしまった。 なんだかよく分からないものを書いてしまったなと思うものの、悪いことばかりでもなかった。一日一善について調べ、その結果をまとめたものを書いている時期に、世の中では色々な動きがあってなんだかなぁと脱力してしまうこともあったのだが、改めて一人で調べて発表するのはなかなか良いことだと改めて感じることができた。これは良い出来事だった。 流石にこの長さだ

    猫好きで収集癖のある男が大正二年に書いた一日一善日記について調べるうち空論の時代へと行きついてしまった - 山下泰平の趣味の方法
    Nean
    Nean 2021/03/31
    “『一日一嘘日記』を”、あ。
  • 時間厳守は残ったのに科学的で合理性のある考え方が根付かなかった理由 - 山下泰平の趣味の方法

    分かりやすく強制力のあるものが残っていく 明治あたりから普通の人たちに『科学的で合理性のある考え方』が求められていた。残念ながら、これは文化や社会の風習としては、あまり残らなかった。 その一方で『時間を上手く使うこと』も求められていた。こちらは『時間厳守』として今に残っている。 先人たちはみなが時間を上手く使い、科学的に分析し合理的な判断を下す社会を思い描いていたわけだが、先にも書いたように現代根付いているのは時間厳守の考え方だ。なぜそうなったのか、複雑な要因があるわけだが、単純化してしまうと、基的に社会には分かりやすく強制力のあるものが残っていくといったところであろう。 時間厳守 時間を上手く使おうといった概念が流通する以前に、推奨されたのは早起きであった。 『早起の功能 望月誠 著 うさぎ屋誠[ほか] 明治一二(一八七九)年』では、 植物は日光で成長する 日光は健康に良いはずだ だか

    時間厳守は残ったのに科学的で合理性のある考え方が根付かなかった理由 - 山下泰平の趣味の方法
  • ありとあらゆる啓発書や生活法は社会とともにある - 山下泰平の趣味の方法

    ここ数年、私は簡易生活という生活法を続けていて、昨年はまで出してしまった。 簡易生活のすすめ 明治にストレスフリーな最高の生き方があった! (朝日新書) 作者:山下 泰平発売日: 2020/02/13メディア: Kindle版 今も続けているものの、社会の状況がかなり変ってしまい、私の生活にも影響がかなり出ている。 簡易生活は明治に発生して戦中戦後も生き残った手法なので、いかなる状況になろうとも実行不可能になったりはしない。それでも社会状況が良い時に実行したほうが結果は良くなる。社会が悪いと、普通よりマシくらいにしかならない。表面的な手法による生活法だと、実現すら不可能になってしまうかもしれない。 ここ数年は最低限度の物だけを持って生活するライフスタイルが流行していて、私もそれなりに物を減らしてみたりはしていたのだが、ある時に気付いたのはこの生活はかなり社会の状況に依存するものだなという

    ありとあらゆる啓発書や生活法は社会とともにある - 山下泰平の趣味の方法
  • 日清焼きそばを卵焼き用のフライパンで作る方法を解説する - 山下泰平の趣味の方法

    日清焼きそばを卵焼き用のフライパンで作る方法を解説しようと思った 日清焼きそばは美味しいんだけど、袋ラーメンと比べると作るのが面倒くさいっていうデメリットがある。だから私は卵焼き用のフライパンで日清焼きそばを作っている。調理器具が小さくなるだけで、洗い物の手間が一挙に減少し、これなら袋ラーメンと同じ程度の手間だと納得できるからである。 ところで日清焼きそばを卵焼き用のフライパンで作るには、ちょっとしたコツがある。日常会話で解説すると『少なめのお湯に麺を放り込んで1分くらい放置して裏返してからまた1分放置、平べったくして適当に混ぜ粉末ソースを入れて完成』みたいな感じになると思う。この説明で分る人もいるんだろうけど、少なめってどの程度なんだろうかって考える人もいるんだろうし、適当に混ぜるってなに? ってなる人もいるはずだ。 慣れていて簡単に出来ることの中には、言語化されていないノウハウが存在し

    日清焼きそばを卵焼き用のフライパンで作る方法を解説する - 山下泰平の趣味の方法
    Nean
    Nean 2021/02/15
    “解説のコストが下っている時代”
  • 私がコロナウイルスに関して騒ぎすぎだろって思ってしまった理由 - 山下泰平の趣味の方法

    記憶は曖昧だけど昨年度、2020年の3月あたりの私は、コロナウイルスに関して騒ぎすぎだと考えていた。きちんと調べていないってのもあったんだけど、今から考えると特定の分野に関して知識があったからこそ、余計に思い込みが強くなった側面があったと思う。 その時期の私は、日では清潔さに関する意識が比較的まともであり、必要な事柄も理屈で説明すれば誰でも理解できると考えていたのである。これは感覚的なものではなくて、個人的に読んだものや調査したものから割出した結論だった。 私は明治から戦前くらいに書かれた面白そうな文章はなんでも読む。だから明治の社会が、虎列剌(コレラ)などの伝染病へどう対処してきたのかを知っていた。明治や大正時代の新聞記事なんかもそれなりには読んでいるので、衛生観念はこう広がっていったのかということもなんとなく分かっている。ちょっと話題になった戦前のマスク云々のお話も、当然ながら認識し

    私がコロナウイルスに関して騒ぎすぎだろって思ってしまった理由 - 山下泰平の趣味の方法
  • 欲張ると頭が悪くなることがある - 山下泰平の趣味の方法

    最近はコロナウイルスの影響で社会の状況がいつもと違っていて、これまでわかりにくい形をしていたものが、明確になるといったことが発生している。昨年度はきちんと学問を修めてバリバリに成果を上げてる研究者の人なんかが、欲張ったがために頭が悪くなってしまうような状況がままあった。実例を挙げると角が立つから止めとくけど、立場的な部分を維持するために不合理な受け答えをしたり、間違いを認めなかったり、ちょっと勉強すれば理解できるのに自分の知識だけで新春放談会みたいなものを開催するといった風景があった。 恐らく彼らは頭がものすごく良い人たちなんだけど、難しいのは欲で頭を悪くしたほうがメリットが大きいといった状況に社会が陥ることもないわけでもないといった点で、最近はそういう時期なのかもしれない。 少し話は変るんだけど、たまに絶対に損をしたがらない人がいる。その人を観察していると、結果的に大損しているのではみた

    欲張ると頭が悪くなることがある - 山下泰平の趣味の方法