「ハンドパワーで病気を治す」とうたいセミナー参加費や受講料などをだまし取ったとして、愛知や佐賀、宮崎など7県の20~70代の男女27人が、セミナー企画会社「アースハート」(福岡市東区)とその後継とみられる一般社団法人「セントマザー」(同区)、その設立者ら2人を相手取り計約2177万円の損害賠償を求める訴えを22日、福岡地裁に起こした。 訴状によると、27人はそれぞれ2009年以降、アースハートかセントマザーいずれか開催のセミナーに参加し「ハンドパワーで病気が治る」などと言われ、受講料として50万~70万円を支払った。いずれも自身か親族が何らかの病気にかかるなどしており「治したいという切実な思いにつけこみ、『パワー入り商品』として水や書籍なども買わされた」という。