気候変動への対策が進まず、気温の上昇が続くと、2040年には、東京都や大阪府などで夏に熱中症のため救急搬送される人の数が倍増するというシミュレーション結果を名古屋工業大学などのグループがまとめました。 このシミュレーションは名古屋工業大学の平田晃正教授と海洋研究開発機構のグループが行いました。 グループでは、国際的な気候変動の予測を元に気候変動への対策が進まなかった場合、2040年に世界の平均気温が産業革命前に比べて2度上昇すると想定し、その際の東京都と大阪府、それに愛知県の詳細な気温を推定しました。 そして、高齢化率などの条件を考慮して2040年の熱中症の患者数をシミュレーションしたところ、7月と8月の夏場に熱中症で救急搬送される人の数はいずれも一日当たりで、東京都が132.9人、大阪府が105.3人、愛知県が105.4人という結果になったということです。 2019年までの7年間の平均と
Published 2024/03/19 22:00 (JST) Updated 2024/03/19 22:39 (JST) 【ジュネーブ共同】世界気象機関(WMO)は19日、2023年が観測史上最も暑い年になったのを確認したとする報告書を発表した。南極の海氷消失や海が蓄えた熱量、海面上昇、氷河の融解でもそれぞれ過去最高の記録を更新した。 報告書によると、23年の世界の平均気温は、産業革命前と同程度とされる1850~1900年の平均より約1.45度高かった。今世紀末の気温上昇を1.5度に抑えるとするパリ協定に迫る。 南極の海氷は79年以降で最小となる面積を2023年2月に記録。23年で最大だった9月の約1700万平方キロメートルも、これまでの最小記録より約100万平方キロメートルも小さかった。
Published 2024/01/09 21:33 (JST) Updated 2024/01/09 21:59 (JST) 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は9日、2023年の世界平均気温が14.98度と、記録が残る1850年以降で最高だったと発表した。産業革命前と同程度とされる1850~1900年の平均より1.48度高く、気温上昇を1.5度に抑えるとする温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」の目標値に迫った。 昨年11月に2023年が観測史上最も暑い年になるとの見通しを示したが、実際の気温を基に世界平均気温の記録更新を発表したのは初めて。 コペルニクス気候変動サービスは、23年の平均気温の上昇は4~12月の海面水温が記録的に高かったためだと説明。大気中の温室効果ガス濃度が観測史上最高レベルに達したことや、南米ペルー沖の海面水温が上がる「エ
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