元グーグルCEOのエリック・シュミットは3月7日、中国が世界のAI(人工知能)領域で、最大のプレイヤーになるのを防ぐために、米国政府はこの分野の予算を増額すべきだと主張した。 現在65歳のシュミットは、7日のCNNの番組で、中国政府が2030年までに世界のAI市場をリードする存在になろうとしており、米国は今後10年の間にAI分野でのリードを「かなり早く」失う可能性があると述べた。 元グーグルCEOで、現在はAI問題を検討する特別委員会のNSCAI(米国人工知能安全保障委員会)のトップを務めるシュミットは、米国がロボット工学や顔認識技術、スーパーコンピューター分野でも中国に遅れをとっており、これが国家の安全保障のリスクにつながると指摘した。 彼は、「AIを用いて有害な情報を生成し、拡散することが民主主義への脅威をもたらし、最終的には戦争の武器として使用される可能性がある」と指摘した。 米国が