【11月27日 AFP】コートジボワール南部沿岸の大都市、アビジャンのひどい騒音と渋滞から、ちょっとばかり逃げ出そうというつもりだった。そうして私は「チンパンジー・アイランド(Chimpanzee Island)」に住む最後のチンパンジー、ポンソ(Ponso)に出会った。 休暇を取った私は大西洋沿岸の町、グラン・ラウ(Grand-Lahou)へ向かった。アビジャン近郊の人気リゾート、グランバッサムよりも海が穏やかで、ビーチもすいていて、ストレスを洗い流すのに理想的だと思ったからだ。 しかも私のような歴史マニアにとっては、1920年代に現地の住民を改宗させようとした白人修道士らが上陸した旧ラウを訪れるというおまけもあった。 着いたホテルの名は「ザ・ラビン(The Ravin)」。1990年代にグラン・ラウに定住したフランス系米国人、フランソワ・スティーブンソン(Francoise Steph