人間の消化器系を示すイメージ図。左上に腎臓に似た形をした紫色の脾臓がある。2009年7月に発表された研究によると、マウスを対象に調査した結果、役立たずと思われていた脾臓は、実際には損傷を受けた心臓の回復に欠かせない役割を果たしていることがわかった。 Illustration by MedicalRF.com/Visuals Unlimited 人体には虫垂や扁桃腺(へんとうせん)、余った血流路など、痕跡器官と呼ばれる臓器が存在している。進化の名残ともいえるこのような器官は、あっても無くても人体にはそれほど影響がないと考えられてきた。しかし、医療研究技術の発達に伴い、痕跡器官にも実際には懸命に働いている臓器があることがわかってきた。 痕跡器官の好例が脾臓(ひぞう)である。最新の研究によると、損傷を受けた心臓の回復に欠かせない役割を果たしていることが判明したという。脾臓は腎臓に似た形で腹部の左
指しゃぶりをする子ども。中央アフリカ・バンギで(2014年1月6日撮影、資料写真)。(c)AFP/MIGUEL MEDINA 【7月13日 AFP】指をしゃぶったり爪をかんだりする幼児は、成人してからアレルギーになりにくいとする研究論文が、このほど発表された。 ニュージーランドの研究者らによるこの研究は、幼少期に微生物に触れることでアレルギーの発症リスク低減につながるとの説を裏付けるものだと、オタゴ大学(University of Otago)の研究者は結論づけている。 米小児科専門誌「Journal of Pediatrics」に掲載の研究では、1037人の子どもを対象に、5歳、7歳、9歳、11歳の時点での「指しゃぶり」と「爪かみ」の癖を記録した。 被験者にはその後、13歳と32歳の時点でアレルギーを調べる皮膚プリックテストを実施。13歳の時点で何らかのアレルギーに陽性反応を示したのは、
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