海上保安庁は28日、日本周辺の北太平洋の海図を10年ぶりに改訂したと発表した。縮尺250万分の1で、東京湾から台湾の南方付近までの範囲を収めている。海洋調査で集めた水深や海底地形の最新データを盛り込んでおり、航海計画などに活用される。海保は「高性能な機器による測量で、より正確に描くことができた」としている。 海保によると、海図には、国際会議で最近認められた南西諸島の南側にある「芭蕉海山」や「子規海山」など文学史上の人物にちなんだ海底地形の名称が新たに加えられた。 日本水路協会のホームページなどで購入できる。3456円。