(CNN) デンマークなどの国際研究チームは、グリーンランド西部の氷河の下に見つかったくぼみが、隕石(いんせき)の衝突によってできたクレーターだったことを確認したと発表した。グリーンランドの氷河の下にクレーターが発見されたのは初めて。 米航空宇宙局(NASA)のゴダード宇宙飛行センターによると、クレーターはハイアワサ氷河の下にあり、深さ約300メートル、直径約31キロ。300万年ほど前に直系800メートルほどの鉄隕石が衝突してできたものと思われ、その後氷に覆われて見えなくなっていた。 クレーターは、デンマーク・コペンハーゲン大学などの研究チームが2015年7月に発見した。グリーンランドの氷河の下の地形をレーダーを使って調べていたところ、ハイアワサ氷河の下に円形のくぼみがあることが判明。これまで3年がかりでNASAのデータを解析し、米国の大学などと共同で、クレーターであることを確認した。 こ