Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 米ミシガン大学の研究チームが開発した「texSketch」は、電子書籍の読書中に重要な箇所をマーカーで選び、それらを線でつなげてグラフィカルに整理できるダイヤグラムシステムだ。 (a)黄色いマーカーを引くと、その文章内で重要な因果関係のある用語に破線のアンダーラインが追加される(b)赤のアンダーラインを引くとダイヤグラム要素として抽出される(c)抽出した用語をつなげていく 本を読みながらその内容をダイヤグラムに落とし込んでいくことは、内容を効率的に理解する助けとなる。視覚的に俯瞰し、関係性や考えを整理できるからだ。 texSketchは、読書中のダイヤグラム作成をサポートする。重要な箇所に
PET(陽電子放射断層撮影)でスキャンされた人の脳(2019年1月9日撮影、資料写真)。(c)Fred TANNEAU / AFP 【4月25日 AFP】外傷や脳損傷などが原因で話せない人が、再び話せるようになる日が来るかもしれない。人の思考を直接解読し言葉にする革新的な脳内埋め込み型機器(インプラント)を開発したとの研究結果が25日、発表された。 神経学的疾患の中には患者の言葉を発する能力を損なうものがあるが、このような患者の多くは、頭部や目の動きを使って文字をつづるコミュニケーション機器に依存し、苦労して一文字ずつ書いているのが現状だ。 米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(University of California, San Francisco)の研究チームは、志願者に数百の文章を読み上げてもらい、埋め込み型の機器を用いてその間の脳信号をスキャンすることで「合成」発話として再
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く