菅義偉官房長官は12日の記者会見で、森友学園の決裁文書改ざんについて「私は書き換えだと思っている」と述べた。理由として「文書の本文は、ほとんど変わっていない」と説明した。
菅義偉官房長官は12日の記者会見で、森友学園の決裁文書改ざんについて「私は書き換えだと思っている」と述べた。理由として「文書の本文は、ほとんど変わっていない」と説明した。
学校法人・森友学園(大阪市)との国有地取引に関する決裁文書の改ざん問題について、安倍晋三首相は12日夕、「行政全体の信頼を揺るがしかねない事態であり、行政の長として責任を痛感している。国民の皆様に深くおわびを申し上げたい」と謝罪した。首相官邸で記者団に語った。 首相は「国民から厳しい目が向けられていることを真摯(しんし)に受け止め、全容を解明するため調査を進めていく」とし、「麻生(太郎)財務相にはその責任を果たしてもらいたい」と述べた。 麻生氏については「全てが明らかになった段階で、二度とこうしたことが起きることのないように、信頼の回復に向けて、組織を立て直していくために、全力をあげて取り組んでもらいたい」とも語り、あくまで続投させる意向を示した。
[東京 12日 ロイター] - 学校法人「森友学園」への国有地売却を巡り、国会が揺れている。自民党の森山裕国会対策委員長は12日午前、同学園への売却を巡り「決裁文書にどうやら書き換えがあったようだという報告を政府から受けた」と明かした。国会内で記者団に語った。 3月12日、学校法人「森友学園」への国有地売却を巡り、国会が揺れている。自民党の森山裕国会対策委員長は12日午前、同学園への売却を巡り「決裁文書にどうやら書き換えがあったようだという報告を政府から受けた」と明かした。写真は、森友学園の建設現場。大阪府で昨年4月撮影(2018年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) 市場関係者の見方は以下の通り。 ●個人が円売りに二の足、ドル103円か <YJFX マーケティング部FXエバンジェリスト 遠藤寿保氏> 報道では何人か政治家らの具体的な氏名も上がり始めており、根深い問題となりそうだ。安
学校法人「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書の書き換えについて西村康稔官房副長官から説明を受けた後、記者団の質問に答える自民党の森山裕国対委員長=国会内で2018年3月12日午前10時32分、川田雅浩撮影 学校法人「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書を巡る疑惑で、財務省は12日午前、文書に書き換えがあったと認める調査結果を自民、公明両党に報告した。書き換えは同省理財局が主導し、関連文書14件で数十カ所に上るとしている。書き換えの時期は昨年2月下旬から4月。書き換え前の文書には、森友学園の籠池泰典前理事長の発言として安倍晋三首相の妻昭恵氏に関する記述があり、書き換え後は削除されていた。与党幹部が明らかにした。 自民党の二階俊博幹事長は12日昼、西村康稔官房副長官と財務省の福田淳一事務次官から「決裁文書に書き換えがあった」と報告を受けた。同省は午後の参院予算委員会と衆院財務金融委の
財務省が決裁文書の書き換えを認めたことで、野党は麻生太郎財務相の政治責任を厳しく追及するとともに、佐川宣寿・前財務省理財局長の証人喚問を求めていく方針だ。 立憲民主党の福山哲郎幹事長は12日午前の記者会見で、「国会審議の信頼と前提を根本から覆す前代未聞の異常事態だ」と批判。その上で、「誰の指示で、いつ、何のために改ざんがなされたのか明らかにすることは不可欠だ」と訴えた。共産党の小池晃書記局長も会見で「内閣総辞職に値する問題にいよいよ発展してきている」と述べた。 立憲や民進など野党6党は財務省の説明に納得せず、8日以降、衆参両院の本会議や委員会を欠席してきたが、早ければ13日から審議に復帰して、書き換えの経緯や動機などについて追及する可能性も出てきた。12日午後には、参院予算委員会理事懇談会で財務省側の説明を受けたあと、対応を協議する。 野党議員の一人は「官邸は逃げ切ろうとしているが、じりじ
学校法人・森友学園との国有地取引に関する決裁文書の書き換え問題をめぐり、麻生太郎財務相は12日、財務省内で記者団の取材に応じ、昨年2月下旬から4月にかけ、財務省理財局で14件の決裁文書の書き換えが行われていたことを明らかにした。麻生氏は「極めてゆゆしきことで、誠に遺憾だ。私としても深くおわびを申し上げる次第だ」と陳謝した。だが、自らの進退については「考えていない」と述べるにとどめた。 麻生氏は「理財局の一部の職員によって行われたことは事実だ」と指摘。書き換えた理由については、当時の理財局長だった佐川宣寿・前国税庁長官の2月から3月にかけての国会答弁にあわせるように書き換えたと説明した。 佐川氏自身が書き換えを指示したかについては「佐川の判断の前の段階だと思う」と否定的な見方を示したが、「最終責任者が理財局の局長である佐川ということになる」とし、さらなる処分を検討する考えを示した。 麻生氏は
問題となった決裁文書を国会に提出した時、財務省の担当者だった佐川宣寿元国税庁長官 (c)朝日新聞社 【資料写真】写真左と写真中は、昨年2月に国会議員に配布された決裁文書。写真左は、数字部分などの確認後に入れたと思われる「・」(黒ポツ)のチェック印があるが、朝日が「書き換えた」と報じた写真中の「調書」の記述部分には、チェックを入れた形跡がない。一方、5日に近畿財務局が提示した決裁文書(写真右)の「調書」部分には、「/」(スラッシュ)印でチェックが入っている(赤字のマルは財務省職員が付けたチェック印と思われる部分で、編集部による追記) 安倍首相(左)と麻生財務相には与党内からも批判があがっている (c)朝日新聞社 朝日新聞がスクープした森友学園への国有地売却の決裁文書「書き換え」疑惑が大きく動き出した。これまで「知らぬ存ぜぬ」を貫いてきた財務省が12日、ついに白旗をあげ、書き換えを認めるという
志位和夫・共産党委員長(発言録) 森友学園の公文書改ざん問題で佐川(宣寿)国税庁長官が辞任した。今日の報道では、佐川氏の指示でやったという報道もあるが、役人が犯罪行為になるかもしれない公文書の改ざんを自発的な意思でやることがあるか。誰が考えたって、役人が勝手にやるってことはあり得ない。佐川氏ひとりに全ての責任をかぶせて幕引きさせることは絶対に許されない。 どういう政治的圧力が働いたかが解明すべき肝心な点です。一体誰のための改ざんだったのか。森友学園の(小学校の)名誉校長を務めていた安倍昭恵さんのためにやったんじゃないか。誰でもそう考えるじゃないですか。 改ざんの経過と責任、徹底的に糾明しようじゃないか。佐川さんにも昭恵さんにも、国会に出てきてもらおうじゃありませんか。 これは絶対にあってはならないことなんです。立法府に行政府がうそをついていた。これでは国会審議や議会制民主主義は成り立たない
森友学園との国有地取引に関する財務省の決裁文書が書き換えられた疑いをめぐり、財務省は12日に与党幹部や国会に調査結果を報告する。すでに同省前理財局長の佐川宣寿(のぶひさ)・国税庁長官が引責辞任しているが、野党側は麻生太郎財務相の責任を追及する姿勢を鮮明にしている。 希望の党の玉木雄一郎代表は11日、東京都内で記者団に「(書き換えが)事実だとしたら重大で、内閣全体の責任が問われる問題。麻生財務相の責任は免れない」と指摘。政治による関与の有無や安倍晋三首相の妻・昭恵氏との関係などについても、国会で説明を求めていく考えを示した。 立憲民主党の長妻昭代表代行も「非常に情報公開に消極的だったという政治責任は当然、麻生財務相にはある」と言及。共産党の志位和夫委員長は佐川氏と昭恵氏について「国会招致は絶対に不可欠になってきた」と語った。 政権はあくまで麻生氏を守る考え。副総理として政権の中軸を担う麻生氏
学校法人「森友学園」の国有地取引をめぐる“決裁文書書き換え疑惑”が波紋を広げるなか、近畿財務局で当時国有地売却を担当していた男性職員Aさんが自殺していたことが9日、判明し、衝撃が広がった。その後、事態は急展開。同日夕には一連の疑惑のキーマンとされる佐川宣寿国税庁長官(60)が辞任を表明し、麻生太郎財務相(77)も緊急会見を行った。あれほど逃げ回っていた2人が一斉に動いた背景には、Aさんが残した遺書の存在があったといわれている。その衝撃の中身とは――。 元大阪地検特捜部主任検事だった前田恒彦氏はツイッターでこうつぶやいた。 「つらい話ですが、特捜部では『自殺者が出る事件は本物だ』と言われています」 今月2日に朝日新聞が報じた決裁文書の書き換え疑惑。当初、安倍晋三首相(63)は「また朝日の誤報じゃないのか」とタカをくくっていたというが、雲行きは次第に怪しくなった。 内容の異なる決裁文書の存在に
森山裕・自民党国会対策委員長(発言録) 佐川宣寿(のぶひさ)・国税庁長官が辞職の申し入れをされた。極めて残念なことだった。職を辞されるということは非常に重いこと。トカゲの尻尾ではなく、国税庁長官はアタマだと思う。(野党が求める佐川氏の国会招致については)一般人になられたわけで、難しくなったと申し上げた方が分かりやすいのではないか。(国会内での記者会見で)
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