日本酒の商品コンセプトやパッケージデザインが多様化していく一方で、古くから日本では、他社の商品の模倣がしばしば問題視されてきました。特集「日本酒デザインの模倣を考える」前編では、模倣がなぜ起きるのか、法律やその他の観点からどのような問題が起こり得るのかを解説しました。 後編では、商品設計からパッケージまで、クリエイティブに徹底的にこだわるラグジュアリー日本酒ブランド「SAKE HUNDRED」で注目される株式会社Clear代表・生駒龍史さんにインタビュー。日本酒デザインにおける独自性の必要性や、模倣に対する考え方についてお話を聞きました。 2020年に、大幅なリブランディングをおこなった「SAKE HUNDRED」。「心を満たし、人生を彩る。」というブランドパーパスのもと、商品設計からパッケージ、プロモーション活動に至るまで、一貫したクリエイティブ(創造に関わるすべてのもの)を開発してきま