『凡宰伝』(佐野眞一・文春文庫)(→bk1)(→amazon)という、小渕恵三に関する本を読んでいたら(とても面白い本なのでおすすめ。それはともかく)、以下のことが書いてあったのでおどろき。小渕さんの本家は群馬で製糸業を営む家だったんですが(今はもうやめてます)、となりの渋川市にひとつだけ残っている製糸工場を筆者がおとずれた時の記述。p77。 群馬県製糸協会の会長をつとめる同製糸社長の金井朗によれば、糸をとり終わったあとのサナギは鯉のエサや製薬会社の薬品原料になるという。 「ドイツでは結核治療薬のパスの材料になっています。製糸工場の女工さんは昔から結核にかからないといわれたのもそのためです。(後略)」 いくらなんでも製糸協会の会長が言うことなのでフカシはないと思いますが、そんなことは全然知らなかったので少し調べてみました。 ネットではたとえばこんなテキストがあるわけですが、 →人口動態統計