【サンパウロ時事】チリ北部サンホセ鉱山の落盤事故で救出された作業員33人が25日、首都サンティアゴの大統領府に招かれ、生還を祝う式典が開かれた。大統領府前では詰め掛けた市民から歓声が上がり、33人と共に改めて救出の喜びを分かち合った。 黒のスーツなどに身を包んだ33人には、最初に地下から引き上げられたフロレンシオ・アバロスさんから救助順に、地下待避中に迎えた独立200年を祝うメダルや、救出用カプセルの模型などが贈られた。式典では、33人の現場監督だったルイス・ウルスアさんが「われわれのために祈ってくれたすべての人に感謝します」とあいさつ。ピニェラ大統領も「あなた方は大切なものを教えてくれた」とたたえた。 33人は、大統領府前に展示されたカプセルと記念撮影するなどリラックスした様子。この後、首都の国立競技場で大統領を含む政府当局者や救助隊員らの混成チームとサッカーで対戦し、元サッカー選手