死ぬとかじゃなくてさ。人として。このところ、結構頻繁に「昔、あんなに凄かったのに」とか「あの人のようになりたいと思って仕事してたのに」というケースが多くて。 で、業界の重鎮になっちゃって本人の意図とは別の意味で改革や改善の邪魔になってしまったりとか、力の衰えを自覚して消え去ろうとしたりとか、さまざま。 とりわけ、スコアが出る世界だとどうしてもそういう傾向が顕著で。本を書いている人なら売れている数だし、営業なら売上や利益の絶対額だし、経営者ならもうそのまんま。コンテンツだと売れた数や評判などにどうしても影響される。これはもう仕方のないことでね。 で、いつか、人は競争の中に身を置くことを恐れるようになるわけだ。切磋琢磨をしなければならない領域から、一線置こうとする。競争している人に影響を与えようとしたり、管理して支配して全体を統括しようとしたりする。自分がまた表舞台に立つと、失敗したとき次がな
「給料っていうのは、右肩上がりに上がっていくものと思っていたんだけど、世の中変わっちゃったよね~。あと3年でリタイアだっていうのに、この年になって下がるなんて考えてもいなかった。年収にすると200万円は下がった。大変な世の中になってしまったね」 これは先日、知り合いの男性がふと漏らした言葉である。 仕事から“希望”がなくなり、「仕事=ストレス」という方程式が当たり前になってしまった今の世の中。頑張ったからといって給料が上がるわけでもなければ、出世が期待できるわけでもない。50代になれば悠々自適に過ごせたのは、もはや遠い過去の話だ。 どんな大企業であれ何が起きるか分からない。どんなに出世しても、リストラされないという保証はない。いつの間にか会社の人間関係もギクシャクし、何を信じ、どんな希望を持って働けばいいのか、どんな働き方をしたらいいのか、そんなことさえも分からなくなってしまった。 ストレ
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