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ブックマーク / www.enpitu.ne.jp (11)

  • よしもとばななさんの「ある居酒屋での不快なできごと」 - 活字中毒R。

    人生の旅をゆく』(よしもとばなな著・幻冬舎文庫)より。 【この間東京で居酒屋に行ったとき、もちろんビールやおつまみをたくさん注文したあとで、友だちがヨーロッパみやげのデザートワインを開けよう、と言い出した。その子は一時帰国していたが、もう当分の間外国に住むことが決定していて、その日は彼女の送別会もかねていたのだった。 それで、お店の人にこっそりとグラスをわけてくれる? と相談したら、気のいいバイトの女の子がビールグラスを余分に出してくれた。コルク用の栓抜きはないということだったので、近所にある閉店後の友だちの店から借りてきた。 それであまりおおっぴらに飲んではいけないから、こそこそと開けて小さく乾杯をして、一のワインを七人でちょっとずつ味見していたわけだ。 ちなみにお客さんは私たちしかいなかったし、閉店まであと二時間という感じであった。 するとまず、厨房でバイトの女の子が激しく叱られて

    feather_angel
    feather_angel 2009/08/17
    それほど人脈があるなら「顔が利く」お店に行けばよかっただけなんじゃないだろうか?/店長も違うやり方もあったかも知れないが一度許すと増長する人は確かにいるから雇われ店長には許可できなかったのかもね
  • 活字中毒R。|通信カラオケの楽曲は、誰がどこでどうやって作っているのか?

    『カラオケ秘史』(烏賀陽弘道著・新潮新書)より。 (「カラオケ音楽」の制作現場について) 【カラオケ音楽を聞いたことがない、という人は少ないだろう。が、あの音楽は誰がどこでどうやって作っているのか。そんなことを不思議に思ったことのある人は、ほとんどいないのではないだろうか。 一番よくある誤解は「歌手がレコーディングをするときに、歌抜きのバック演奏だけを録音しておく。それをレコード会社がカラオケ会社に提供している」という「回答」だ。実際にそうした「歌抜き、伴奏だけのカラオケバージョン」がボーナストラック(おまけ)として収録されているCDもごく普通に店頭に並んでいるので、そう誤解されるのも無理はない。が、書をここまで読んだ人は、それが誤解であることにすでにお気づきだろう。 前の章で述べた通り、現行の通信カラオケでは、光ファイバーやADSLよりはるかに通信速度の遅いアナログ電話回線で楽曲を送信

    feather_angel
    feather_angel 2009/01/08
    友達が作ってました
  • 活字中毒R。

    『オンリーワンは創意である』(町田勝彦著・文春新書)より。 (液晶テレビAQUOSをトップブランドに押し上げ、「液晶のシャープ」を確立させた現シャープ会長・町田勝彦さんの著書の一部です) 【シャープは携帯電話市場に最後発で参入した。 1996年から1997年にかけて、シャープはPHSという簡易型携帯電話で30パーセントを超えるシェアを占めていた。しかし、携帯電話の需要が急増し、PHSの市場が一気に縮小する。このまま何も手を打たなければ、通信事業が成り立たなくなることは目に見えており、PHSがいずれ厳しい状況に追い込まれることは明らかだった。残された選択肢はただひとつ、携帯電話市場に打って出ることだった。 1998年、私は、情報システム事業部(奈良県大和郡山市)でファクシミリの開発責任者をしていた松雅史(現・代表取締役副社長)を、広島県東広島市の通信システム事業部に送り込んだ。 「なん

    feather_angel
    feather_angel 2008/11/13
    そんな私はずっとSHユーザ。SoftBank以外にSHARP製品がなかったりしてたのはそういう訳か
  • 活字中毒R。

    『逃亡くそたわけ』(絲山秋子著・講談社文庫)より。 (精神科の病院から「逃亡」し、九州を車で南下していた「あたし」と同行者の「なごやん」の宮崎市でのやりとり) 【「久々にネクタイをした連中を見たな」 そう言ってなごやんは少しだけ表情を曇らせた。 「出張も多いんだろうね。空港近いし」 「飛行機やったら東京もすぐやけんね」 なごやんは浮かぬ顔でフォークとナイフを揃えて皿の上に置いて、言いにくそうに言った。 「東京から福岡までの距離ってさあ、福岡から東京までの距離の倍以上あるんだぜ。わかる?」 「どういうこと? 一緒やろ」 「遠く感じるってこと」 「そうね」 「俺さ、前につきあっていた彼女に『九州なんかにまわされてかわいそう』って言われたんだ。田舎だからなんだって。ちょっとショックだったよ」 「福岡やったら都会やのに。田舎ちうたら……」 その先は言わずもがなだった。あたし達は多分、同時に昨日通っ

    feather_angel
    feather_angel 2008/08/11
    わかるわかる/東京って話題になるから身近に感じるのが遠いのは知ってるけど行くことに抵抗はなく気分的に近い。逆は遠いよねー。
  • 活字中毒R。 - 「コピーライターとしての資質を一瞬で見抜く」ための、たった一つの質問

    『質問力』(齋藤孝著・ちくま文庫)より。 (「コピーライターの資質を一瞬で見抜く質問」という項の一部です) 【谷川俊太郎さんの質問もすばらしいが、もうひとつダ・カーポ別冊『投稿生活』(2002年6月1日号)という雑誌に掲載されたコピーライターの仲畑貴志さんのインタビューに、秀逸な質問の例があったのでここに紹介しておこう。 仲畑さんの事務所でコピーライターを募集した時の質問だ。仲畑さんの質問をご紹介する前に、一瞬自分で考えてみて下さい。 「もし自分が経営者でコピーライターの社員を雇う場合、あなたは入社試験でどんな質問をするでしょうか?」 質問自体はコピーライターの専門家でなくても何とか考え出せるものだ。だがよい答は難しい。 仲畑さんの質問は「あなたがいいと思うコピーを10個書いてください」というものである。仲畑さんによれば、この答を聞いただけでだいたい能力がわかるというのである。もしあげた1

    feather_angel
    feather_angel 2008/02/26
    深い。とっさに聞かれたら自分は偏った10個をあげてしまうだろう。偏らない答えができるようになりたいものだ
  • 猫の夜更かし

    お昼をべている最中、同僚のひとりが「見て、見て」と小さな紙片をみなに配りはじめた。カラフルな自作の名刺である。 パソコンで作ったらしくまめだなあと感心していたら、携帯番号の下の「http://」ではじまる一行が目に留まった。 「へええ、ブログやってるん?」 「そうやねん、まだはじめたばっかりやねんけど。みんな来てな〜」 最近こういうことがちょくちょくある。インターネットに関心があるようにはまったく見えなかった友人知人が次々とブログやmixiをはじめ、URLを知らせてくるのだ。 私はそんなふうに教えてもらったサイトはブックマークに追加してときどき訪問するようにしているのであるが、一番の仲良しの同僚はロッカールームでもらった名刺をバッグにしまいながらぼそっと言った。 「こんなこと言ったら申し訳ないけどさ、他人の私生活なんか興味ないねんよな……。友達でも何人かブログやってる子おって、見に来てと

    feather_angel
    feather_angel 2007/11/25
    つい先日リアルの友達にmixi見に来てと言われて困ってるところ。自分の行動を淡々と綴っているだけなのでリア友でもおもしょない。はっきり断るべきか悩み中……
  • 活字中毒R。

    『のはなし』(伊集院光著・宝島社)より。 (「『好きな理由』の話」というエッセイの一部です) 【2年ほど前になるか、自分の担当しているラジオの深夜放送に立川談志家元をお呼びした時のこと。もともと古典落語の道をドロップアウトして今の世界に逃げ込んできた僕としては、談志家元は特別な存在で、何より6年間の修行時代にピリオドを打った理由の一つが「名人立川談志」の落語だった。 仕事疲れか、それが素の状態なのか、不機嫌そうにスタジオ入りした家元。僕は「機嫌を損ねて帰ってしまわないうちに…」とばかりその話をした。 「僕は落語家になって6年目のある日、若き日の談志師匠のやった『ひなつば(古典落語の演目の一つ。短く軽い話で特に若手の落語家がやる話)』のテープを聞いてショックを受けたんです。『芝浜』や『死神(ともに真打がおおとりで披露するクラスの演目)』ならいざ知らず、その時自分がやっている落語と、同じ年代の

    feather_angel
    feather_angel 2007/11/14
    タイトルに全力で同意/そうやって自分も自分をごまかしてきた。今は理由を探るようにしている。探っても事態は好転しないけど自分の心の変化を見つめるためかな?/通常生活では「本当は~なんだろ」は禁句(笑
  • 活字中毒R。「僕が人の話を聞く時に、絶対にやらないようにしていることが一つあります」

    『経験を盗め〜文化を楽しむ編』(糸井重里著・中公文庫)より。 (「おしゃべり革命を起こそう」というテーマの糸井重里さんと御厨貴さん(オーラル・ヒストリー(口述記録)の研究者・東京大学教授)、阿川佐和子さんの鼎談の一部です) 【御厨貴:僕が10年来経験を重ねてみてわかったのは、聞く時には「自然体」が一番いいということです。こっちが「聞くぞ」と意気込んでると、向こうもなんとなく「答えないぞ!」みたいに構えますから。 阿川佐和子:力を抜く? 御厨:最初から自分は何でも知っているという姿勢で臨むのではなく、知らない、よくわからない、だから聞きたいというスタンスですね。 阿川:ニコニコなさる? 御厨:いえいえ、それはあまりやると向こうが嫌がるからしない。現場に行って、先に来ちゃったから、部屋でボケッと座っているような感じです。 糸井重里:あっ、その「ボケッと座ってる」という言い方、すでに好感持っちゃ

    feather_angel
    feather_angel 2007/08/30
    時間が短縮できるなら実践してもみてもいい
  • 猫の夜更かし

    内館牧子さんがエッセイ集「きょうもいい塩梅」のあとがきにこんな話を書いていた。 会社勤めをしながら脚家養成学校の夜学に通っていた頃、雑誌で向田邦子さんのエッセイを読んだ。そのとき、「自分は脚家にはなれないな」と思ったという。こんなにも日常的なワンシーンから人間の弱さや愛しさまで表現する力が脚家には必要なのだ、と思い知らされたからだ。 しかし以来、内館さんは向田さんの「力」に憧れつづけ、その後格的に脚家を目指すために三十半ばで会社を辞めるとき、みなの前で「私はいつかきっと向田邦子になります」と宣言したそうだ。 これを読み、私は自分が初めて向田さんの文章を読んだときのことを思い出した。「無名仮名人名簿」というエッセイ集だったのだが、ものすごい衝撃を受けた。 こんなどうということのない出来事、ありふれた情景がエッセイの種になるのか!という驚き。……いや、「この人だからエッセイにできるの

    feather_angel
    feather_angel 2007/06/12
    誰もあなたのことなんか知りたくないのだ
  • 活字中毒R。 - 「悩むこと」と「考えること」の違い

    『孤独と不安のレッスン』(鴻上尚史著・大和書房)より。 【不安とトラブルは違うと書きました。 そもそも、「考えること」と「悩むこと」は違うのです。 僕は22歳で劇団を旗揚げしました。今と違って、学生劇団からプロを目指すなんて、誰もやっていませんでした。当然、旗揚げの時は、不安でした。 早稲田大学演劇研究会という所にいたのですが、先輩が、僕に、「鴻上、劇団、どうするの?」と聞いてきました。 「今、どうしようか考えているんですよ。旗揚げしたほうがいいのか、やっていけるのか……」 と答えると、その先輩は、 「考えてないじゃん、悩んでるんだろう」 と言いました。えっ? という顔をすると、先輩は、 「考えることと悩むことは違うよ。考えるっていうのは、劇団を旗揚げして、やっていけるのかどうか――じゃあ、まず、今の日の演劇状況を調べてみよう。自分がやりたい芝居と似たような劇団はあるのか、似たような劇団

    feather_angel
    feather_angel 2007/02/06
    悩む時間がもったいないので、見切り発車でも行動するようにしてます。なんかやればそこで悩むことは止められるから。当然不具合も多々出るがそのときはまたその時が考える←いいかげんな奴に見えるなぁ(笑)
  • 活字中毒R。

    「日経エンタテインメント!2006.12月号」(日経BP社)の「『エンタの神様』生みの親が初めて明かす、人気芸人のつくり方と今後への不安」より。文:松野浩之、麻生香太郎) 【この番組(『エンタの神様』)を手がけるのは、日テレビの五味一男プロデューサー。総合演出の肩書きで、企画から構成、演出までのすべてを担当する。過去に手がけた番組は『クイズ世界はSHOWbyショーバイ!!』『マジカル頭脳パワー』『投稿!特ホウ王国』『速報!歌の大辞テン!!』など。ほぼすべてで視聴率20%を叩き出していることから、業界では”9割打者”と呼ばれる。『エンタの神様』は、五味氏にとって初めてのお笑い番組だった。 なぜ、この番組だけが継続的に人気芸人を輩出できるのか。謎を解くべく取材した五味氏の言葉から浮かび上がった制作システムは、とてもテレビのお笑い番組とは思えないものだった。 普通のネタ番組は、面白い芸人やネタ

    feather_angel
    feather_angel 2006/11/13
    これが本当だったらある意味すごい。労力の注ぎ方が半端ではない。結果数々の芸人が売れっ子になったことには賛嘆する/お笑い番組ってやらせ多いからその一環だと思えばこんなものかと
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