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ブックマーク / www.madisons.jp (1)

  • 殺人博物館〜ブラック・ダリア事件

    極めて異常な光景である。発見者がマネキンだと思ったその死体は、腰からきれいに半分に分かれていた。まるでいたずら坊やが胴と脚を持って引っこ抜いたバービー人形のようである。しかも、口は右の耳から左の耳まで切り裂かれ、悪魔の形相を呈していた。 完全に血抜きれた上に丁寧に洗浄されていた。その白い肌はさながら大理石のようだった。その白さが乳房や大腿の赤黒い傷を一層に際立たせていた。 指紋を照合した結果、被害者はエリザベス・ショート(22)であることが判明した。映画スターを夢見る彼女はハリウッドにやってきた。しかし、夢は叶わず、次第に身を持ち崩していった。彼女は「悪徳の都、ハリウッド・バビロン」の典型的な犠牲者である。そして、一度見たら決して忘れることが出来ない姿となって発見された。1947年1月15日のことである。 エリザベスは黒い服を好んで着たことから、アラン・ラッドとヴェロニカ・レイクの主演映画

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