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poetryとjapaneseに関するhidex7777のブックマーク (9)

  • 短歌雑記帳|新アララギ

    しるけし、そのほか 海へだて引き合ふ島か風すさぶ午後をしるけし二つながらに    蒔田さくら子 「歌壇」三月号掲載のこの一首に注意したのは、「しるけし」という言葉が使われていたからである。この「しるけし」は、今は一般の国語辞典や古語辞典には、この形では出ていない。 戦前の大言海や戦後でも上代語辞典(昭42、上山林平)は、この「しるけし」を形容詞として取り上げ万葉集の「神名火の浅小竹原(あさしのはら)のうつくしみわが思ふ君が声のしるけく」(2774)を用例に挙げていた。しかし現在はこの「しるけく」を形容詞(とすれば連用形)とは見なさない。たとえば岩波古語辞典は「しるけく」のままを見出し語として「《著シのク語法》」はっきりしていること。顕著なこと。」として右の万葉歌を引く。つまり「しるし」の古い未然形の「しるけ」に「こと」を意味する「く」がついた形で、「はっきりしていること」の意であり形容詞で

    hidex7777
    hidex7777 2020/10/29
    “しるけし、そのほか”
  • 第347回 「節句」と「節供」

    15,500,000 件と 333,000 件。 なんの数だかおわかりであろうか。インターネットで「せっく」の漢字表記である「節句」と「節供」を検索した数である。前者が「節句」、後者が「節供」のヒット件数である。 「せっく」とは、人日(じんじつ=一月七日)・上巳(じょうし=三月三日)・端午(たんご=五月五日)・七夕(たなばた=七月七日)・重陽(ちょうよう=九月九日)のことである。 インターネットでなぜわざわざこのようなことをやってみたのかというと、「節句」の表記がどの程度広まっているのか知りたかったからである。インターネット上の検索であるので、この数字をうのみにすることはできないが、想像以上に「節句」が使われていることがわかる。 それも無理もないことで、新聞では「節供」を「節句」と書き換えているからである。たとえば時事通信社の『用字用語ブック』でも、 せっく(節供)→節句~桃の節句 とある

    第347回 「節句」と「節供」
  • 181021 | ×小笠原鳥類

    たくさんの小鳥がたくさんの虫をっている……木にたくさんの小鳥は隠れていて、木に隠れている虫をべるキツツキ・ミミズクであるのだろうと想像する。たくさんの小鳥が鳴いているのを聞く。鳴いていない動物もガサガサ動いているのを、聞くだろう……それは安全で安心な動物であった。人間にとって危険ではない。人間に、とって、危険、では、ない……それからカラスが鳴いているのを 聞きました。よかったです。フクロウ図鑑があるのを見ていた。表紙に闇があって、あるいは森があって、黒あるいは緑で、フクロウが、いた。ミミズクが、いた。電気を出す生きものが電気ナマズや電気ウナギであるのを見ていた安全・安心、安全・安心、安全・安心、ここであれば宇宙の探検も安全で安心な。何の問題もない。よいことだけがある。宇宙に、フクロウが、飛んで、いる、のを、見 て、いた。宇宙は緑色で、青くて、安全で安心で、いろいろな生きものが生きている

    181021 | ×小笠原鳥類
  • 【短句】誹諧武玉川の短句と近現代の川柳十四音【十四字詩】②: 川柳スープレックス

    【短句】誹諧武玉川の短句と近現代の川柳十四音【十四字詩】① さて、武玉川の次には、近現代の川柳十四音を挙げてみよう。 白粉も無き朝のあひゞき  川上三太郎 はつかしいほど嬉しいたより  岸水府 今出た月を捨てる行水  前田雀郎 女のいない酒はさみしき  麻生路郎 水 水 水 と 笑 止 千 万  木村半文銭 柿を知らないカール・マルクス  川上日車 おれのひつぎは おれがくぎうつ  河野春三 胸の 氷河の 軋む 交媾  松芳味 クラス会にもいつか席順  清水美江 予定の言葉うばうくちづけ  江川和美 カバン叩くと軽い脳味噌  佐藤美文 死ぬまで喋るTELTEL坊主  渡辺隆夫 起立している気絶している  普川素床 カーテンらしくふるまっている  佐藤みさ子 チャーシュー麺は春に似ている  樋口由紀子 君の胎児を恋人にする  小池正博 切り離されて列車気化する  岩田多佳子 うなじ付近で

    【短句】誹諧武玉川の短句と近現代の川柳十四音【十四字詩】②: 川柳スープレックス
  • 「どう」について:歴史的仮名遣い教室

  • ふりがな文庫

    ふりがな文庫は、漢字に対するよみの使用頻度、よみに対する漢字の使用頻度がわかるサイトです。主に文学作品などのふりがなを対象としています。

    ふりがな文庫
  • 風の名辞典

    「民俗辞典」、「科学辞典」もごらん下さい。 Tweet 普通名、固有名、雅名、古語 外国名は「英語辞典」をごらん下さい。 (歴史的仮名遣いが現代仮名遣いと異なるものは末尾の[ ]内に示す。) あいの風  春から夏にかけて、日海沿岸で吹く、北ないし北東の風。あい。あゆのかぜ。 青嵐(あおあらし)  5~7月の青葉のころに吹くやや強い南風。せいらん。[あをあらし] あおぎた(青北風)  西日で8月から9月ごろにかけて、晴天の夜間急に冷えて吹く北風。あおげたならい。[あをぎた] 煽(あおち)風  物がばたばたして起こる風。[あふちかぜ] 暴(あかしま)風  →あからしま風 暴(あからしま)風  暴風。 秋風  秋になって吹いてくる涼しい風。しゅうふう。 秋台風  秋の台風。 悪風  暴風。毒気を含む風。くさい風や息。 朝嵐  朝吹く強い風。 朝風  朝吹く風。日の出後、陸から海へ、また、山か

    風の名辞典
  • 雪の名前|暮らし歳時記

    雪は日の冬の風物。スキーやスノボ、雪まつり以外にも雪の楽しみ方があります。それは、感性豊かな「雪の名前」にふれて、冬の風情を楽しむこと。 四季折々の美しさを「雪月花」というように、雪には独特の魅力があり、それを表す言葉もたくさん生まれました。言葉ひとつで雪の世界が広がります。 ・初めて降る雪は「初雪」 ・例年より早く降る雪は「早雪」 ・その冬初めて山々に積もる雪は「初冠雪」 ・冬に別れを告げる最後の雪は「終雪」(しゅうせつ) 「雪の別れ」「雪の果て」「雪の名残」ともいわれます。 ・もうすぐ春という頃に名残を惜しむように降る雪は「名残雪」(なごりゆき) 有名な歌もありますね。 ・春になっても残る雪は「残雪」「去年の雪」(こぞのゆき) ・なかなか溶けずに残る雪は「根雪」 ・1年中溶けない雪は「万年雪」 ・雪の美しさを表す「白雪」「雪花」(せっか)「深雪」(みゆき) ・細やかに降る雪のことを「

  • 最果タヒさんインタビュー「なかったことにしなくちゃいけない感情なんて、何一つない」【新刊『きみの言い訳は最高の芸術』サイン本プレゼント】 - 週刊はてなブログ

    ※サイン入り書籍のプレゼントキャンペーンは終了しました。たくさんのご応募、ありがとうございました。 詩や小説、作詞、さらにインターネットでも、さまざまな文字表現のジャンルで活躍している最果タヒ(id:m0612)さん。ブログに投稿したエントリーや、雑誌へ寄稿した文章をまとめた初のエッセイ集『きみの言い訳は最高の芸術』(河出書房新社)が刊行されました。新刊について、文章について、ブログについて、最果さんにお話をうかがいました(サイン入りの新刊を記事末でプレゼントします)。 ふと誰かとすれ違えたような感覚になってもらえたら嬉しい ― 初のエッセイ集『きみの言い訳は最高の芸術』刊行おめでとうございます。最果さんの著作には印象的なタイトルが多いのですが、今回の作品もまた「言い訳」と「芸術」というあまり結びつかなそうな言葉が並んでいますね。 生きることは言い訳をしていくことだな、と思います。でも、そ

    最果タヒさんインタビュー「なかったことにしなくちゃいけない感情なんて、何一つない」【新刊『きみの言い訳は最高の芸術』サイン本プレゼント】 - 週刊はてなブログ
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