元日に石川県能登地方で最大震度7を観測した地震。被災地では大規模火災や津波の被害が徐々に明らかになってきています。珠洲市周辺ではおよそ3年にわたって活発な地震活動が続いていて、珠洲市では2023年5月にも…
元日に石川県能登地方で最大震度7を観測した地震。被災地では大規模火災や津波の被害が徐々に明らかになってきています。珠洲市周辺ではおよそ3年にわたって活発な地震活動が続いていて、珠洲市では2023年5月にも…
千葉県・幕張メッセで毎年開催される「日本地球惑星科学連合大会」は、国内外の地球科学者が勢揃いする一大イベントである。2019年5月26〜30日に行われた今年の大会は、参加者数8390名に及んだ。その大会で、私はコンビーナ(会議を企画・運営する人)としてパブリックセッション「ブラタモリの探究」(本記事ではブラタモリセッションと呼ぶ)を開催した。 研究者たちにもファンが多い 私たちが『ブラタモリ』(NHK)を取り上げた理由はいくつかある。まず、地球科学の裾野を広げたいという使命感だ。大会の初日はパブリックデーとされ、学会の非会員も参加可能なパブリックセッションを開催できる。地球科学に関心を持っていただく人たちを増やすには絶好の機会なのだ。 あわせて、地球科学のすべての分野の研究者が集まる場で、私たちの専門知を一般の方々に解説する方法論を議論したいことも理由のひとつだった。『ブラタモリ』は、その
【最新 Latest 2012-10-15】 http://youtu.be/kkOoqYY50l8 2011年の日本の地震 発生地点・規模・時刻分布図 2011年1月1日 00:00 ~ 2012年1月1日 00:00 Japan earthquakes 2011 Visualization map 2011-01-01 00:00 / 2012-01-01 00:00 (JST) * 2011年の世界の地震 World earthquakes 2011 Visualization map (2012-01-01) http://youtu.be/cwWn_W6ZbT4 * 詳細 Details http://monoroch.net/jishin2011/
千葉県市原市田淵の地層「千葉セクション」を中期更新世(77万年前~12万6000年前)の代表地層とし、この時代を「チバニアン」(ラテン語で千葉時代)と命名するかどうかを決める国際学会の審査が4月から中断している。申請した研究チームとは別の国内団体からデータへの異議が寄せられたためだが、研究チームは「事実無根」と反論。正当性を訴える文書を近く国際学会に出し、審査継続を求める。【酒造唯】 千葉セクションには、最後の地磁気逆転の証拠が残る。茨城大や国立極地研究所などの研究チームは昨年6月、46億年の地球の歴史を115に区分した地質時代のうち、中期更新世を代表する地層とするよう国際地質科学連合に申請した。イタリアの2カ所も名乗りを上げたが、同連合の作業部会は昨年11月、千葉に軍配を上げた。このまま同連合が認めれば、この時代はチバニアンと命名される。
鹿児島県の沖合の海底に、世界最大級の溶岩ドームがあることが神戸大学などの調査で明らかになりました。研究チームは巨大噴火につながるマグマだまりが、地下に存在する可能性が高いとしてさらに詳しく調べることにしています。 神戸大学などの研究チームはおととしから「鬼界カルデラ」の周辺で地震計など最新の観測機器を使って海底の詳しい地形を調べたり、潜って海底の岩石を採取したりするなど調査を続けてきました。 その結果、鬼界カルデラの中央付近にある盛り上がった海底地形は、地下からのマグマによってできた溶岩ドームと確認され、体積はおよそ32立方キロメートルと世界最大級であることがわかりました。 また、溶岩ドームから採取した岩石を詳しく分析したところ、およそ7300年前の巨大噴火の際にできた岩石とは含まれる物質の割合が異なることから、巨大噴火のあと、新たにできたこともわかりました。 日本列島では過去に、およそ1
図18.6 日本における巨大火砕流噴火および阿蘇カルデラ 巨大火砕流噴火が起こったことを明瞭に示す地形(カルデラと火砕流台地の組み合わせ)は,北海道・東北北部および九州に分布します.橙色は火砕流到達範囲です.これらの噴火による火山灰は広域を覆い,地層の年代決定の手段を提供しています.南九州のシラス台地をつくった2.2万年前の噴火による火山灰は,東北北部でも5cmに及んでいます. 阿蘇カルデラは,南北約25km,東西約17kmと大型です.カルデラ内に多くの人が住んでいるのは世界的に珍しいことです.このカルデラは,30万年前~7万年前の間における4回の大噴火によりつくられました.歴史時代の噴火は中央火口丘の一つの中岳に限られます.なお,米国イエローストーンカルデラの大きさは70km×45kmもあり,64万年前の超巨大噴火による噴出物は1,000立方kmという巨大量でした.
メキシコで19日午後1時14分(日本時間20日午前3時14分)ごろ、中部を震源とする強い地震があった。米地質調査所(USGS)によると、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7・1で、震源の深さは約51キロ。AP通信によると、メキシコ政府は少なくとも225人の死亡を確認した。 メキシコでは今月7日、98人が死亡したM8・1の地震が起きたばかり。今回の地震は、人口が密集する首都メキシコ市の都市圏を直撃。建物が多数倒壊し、市内の小学校では多くの子どもらが生き埋めになり、救助活動が夜通し続いた。(メキシコ市=田村剛)
関東南部の沖合で繰り返し発生している巨大地震のうち、江戸時代に起きた「元禄関東地震」と同じタイプの地震が、最短で国の想定のおよそ5分の1にあたる500年ほどの間隔で発生していた可能性のあることが専門家のグループの分析でわかりました。専門家は、従来より発生が近づいているおそれがあり、防災対策を進める必要があると指摘しています。 産業技術総合研究所などの研究グループは、この「元禄関東地震」の震源域に近い千葉県南房総市で、過去の地震の痕跡を詳しく調査しました。 この地域では巨大地震が発生するたびに地盤が隆起して海岸線が移動する特徴がありますが、調査の結果、5800年前に隆起した海岸線の痕跡が新たに見つかったほか、これまで確認されていた4本の海岸線の痕跡のうち3本について、隆起した年代が800年から2000年、新しかったことがわかりました。 この結果、海岸線は6300年前と5800年前、3000年
・都道府は県と区別する・ヘボン式 1位:S県K市(18市) S県は5県存在し合計94市を擁する最大勢力。18市のうち半数がひらがなのS県に所在する。砂丘じゃない方のS県には無い。 2位:K県K市(13市) K県も5県あり全イニシャル中2位の71市を占める。1〜4市ずつ5県すべてに存在する。 2位:I県K市(13市) I県は3県で,所属市数もS,K,N,Aに次ぐ5位(57市)とそこまで多くないがK市への寄せにより2位タイ。ここまでK市ばかりだが,全国で129市と2位のS市(86市)を大きく引き離しているため仕方ない。 4位:S県S市(12市) ひらがなのS県が7市を占める。あとは長いS県に4市とローマ字のS県に1市。 5位:A県T市(11市) A県(N県)のスタンドプレー(9/11)。豊率も高い(4/11)。季節のA県にはない。 5位:N県S市(11市) 所属市数3位の意地を見せた形か。4県
日本地質学会は、NHK毎週土曜日に放送されている「ブラタモリ」制作チームを表彰することを発表しました。「ブラタモリ」制作チームは2016年にも「測量の日」功労者として国土地理院から表彰を受けていました(関連記事)。 ブラタモリ公式サイトより 「ブラタモリ」はタモリさんが日本全国の街を巡り、その街の自然、産業などの成り立ちを探る旅番組。通常の旅番組とは違い、ショッピングやグルメをほぼ取り上げないのが特徴で、番組ではタモリさんが専門家と共に歴史や地質について語る場面も多く、専門家の出すクイズにタモリさんが簡単に答える場面は見どころの1つ。地質や地理に関する専門的な内容も、ほぼ毎週盛り込まれていました。 日本地質学会は「ブラタモリ」について「地学の普及に関わる学芸員・研究者などが出演して、視聴者の理解を助けている」「タモリ氏の地理・地質好きというキャラクターに負う面も大きいが、訪問地や番組構成、
日本史上最大の噴火は富士山宝永噴火や桜島大正噴火だ。おおよそ1.5立法キロメートル(東京ドーム1300杯)のマグマを噴き上げた。一方でこの火山列島では、このような大噴火の数十倍〜数百倍ものマグマを一気に噴出する「巨大カルデラ噴火」がしばしば起きてきた。直近のものは7300年前に現在の薩摩硫黄島(鹿児島県三島村)周辺で起きた鬼界カルデラ噴火である。この噴火では高温の火砕流が海を渡って九州を襲い、モダンな文化を育んでいた南九州縄文人を絶滅へと追いやった。また噴き上げられた火山灰は東北地方にまで達した。 巨大カルデラ噴火の発生確率日本列島では、地質記録がよく揃っている過去12万年間だけでも10回の巨大カルデラ噴火が起きてきた。単純に「周期」を求めると約1万2000年程度。そして鬼界噴火から既に7300年経過している。だから次の噴火が迫っている、とこれまで専門家は警告してきた。しかしこれでは、あと
北海道むかわ町と北海道大学は27日、同町にある白亜紀末(7200万年前)の地層から見つかったハドロサウルス科の草食恐竜の化石について、国内最大の全身骨格であることを確認したと発表した。 全長約8メートルで、新種の可能性もあるという。北大の小林 快次 ( よしつぐ ) 准教授は「大型恐竜の全身がこれほど残っているのは珍しく、歴史的な発見だ」としている。 化石は2003年、同町穂別の山林で地元の収集家が 尾椎骨 ( びついこつ ) を発見。13年から本格的な発掘が行われ、これまでに約1600点のクリーニングを終えて、顎や脊椎、 大腿 ( だいたい ) 骨など約190点について部位を特定し、並べて全身骨格であると確認した。 ハドロサウルス科の恐竜は、白亜紀後期(1億年前~6600万年前)に生息、他の恐竜より効率よく餌を確保できたため、恐竜が絶滅する直前の白亜紀末には世界中で繁栄したとされる。
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