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poetryに関するhidex7777のブックマーク (512)

  • 日本語の不自由さ - 翻訳論その他

    といふタイトルの小林秀雄のエッセイがある。萩原朔太郎の同名の文章について批判的に論じたものだが、なかにずいぶん気になる一節が見える。ちよつと引用してみたい。 原文の意味はとつくにわかつてゐるが、それがなかなか思ふ様に日語の文章にならないといふ場合がある。その場合、意味はとつくに解つてゐると思ふ時、僕等は既に決して原文通りに考へてゐない。迅速な翻訳の粗描を作つてゐるのだ。 (小林秀雄「日語の不自由さ」) どうだらうか。意表をついてはゐないだらうか。意味がわかつてゐるのに日語にならない。それはまさに自分が「原文通りに考へて」ゐるからだ。日語といふものにたやすく置き換へることのできない原文そのものを捉へてゐるからだ。ふつうはさう考へる。といふよりも、考へたくなる。そこを、彼、小林秀雄は、ぐつ、とこらへてゐる。禁欲的なのである。このくだりをつかまへて、小林秀雄の語学力の限界だとか、時代の制

    日本語の不自由さ - 翻訳論その他
  • 書き出し小説大賞 275回秀作発表

    雑誌、ネットを中心にいろいろやってます。 著書に「バカドリル」「ブッチュくんオール百科」(タナカカツキ氏と共著)「味写入門」「こどもの発想」など。最近は演劇関係のお仕事もやってます。 前の記事:書き出し小説大賞 274回秀作発表 > 個人サイト バカドリルHP 天久聖一ツイッター 遅ればせながらあけましておめでとうございます。 そして新年早々ですが、お知らせがあります。書き出し小説は今後、更新間隔をいまの月2回から、月1回に変更します。 DPZは今年より、主宰の林雄司さんが新設したデイリーポータルZ株式会社が運営することになりました。そうした体制変革を期に、スタッフの方々のご負担も鑑み、書き出し小説はもう少しのんびりしたペースでつづけることになりました。 気がつけば書き出しも10年以上の長期連載で、常連さんたちを中心とした句会のような連載になっていまし、これを機に(もちろん新しい作家さんも

    書き出し小説大賞 275回秀作発表
  • Chamber Music

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    hidex7777 2024/01/20
    James Joyce, Chamber Music
  • 漢和辞典に遊ぶ | 塔短歌会

    二年ほど前からちょっとこだわっているテーマ(?)がある。「短歌」二〇一九年十月号の「諸橋さんと遊ぶ」が最初だっただろうか。「諸橋さん」は諸橋徹次のこと。『大漢和辞典』『広漢和辞典』などの編者で漢字研究の第一人者である。その諸橋さんと「遊ぶ」とは、たとえば、 譶(はやくち)に言ふことなかれ誩(あらそ)ひて人に言ふならなほさらのこと わが母校双ヶ岡中学に叕(つづ)り来しかの日の決意に又も叒(したが)ふ といった遊びである。 一首目は、早口で言ってはいけない。人と争う場合なら、なおさらのこと、というほどの意味であるが、もちろん歌の内容の深さに意味があるのではなく、すぐわかるように「言」「誩」「譶」を一首のなかに組み入れつつ、一応意味の通る歌に仕立てた言葉遊びである。 二首目は、「又」が一つから四つまでの漢字を、すべて入れているところがミソである。私の母校の双ヶ岡中学が入っているところにちょっとリ

  • 三好達治 測量船

    母よ―― 淡くかなしきもののふるなり 紫陽花(あぢさゐ)いろのもののふるなり はてしなき並樹のかげを そうそうと風のふくなり 時はたそがれ 母よ 私の乳母車を押せ 泣きぬれる夕陽にむかつて 々(りんりん)と私の乳母車を押せ 赤い総(ふさ)ある天鵞絨(びろおど)の帽子を つめたき額(ひたひ)にかむらせよ 旅いそぐ鳥の列にも 季節は空を渡るなり 淡くかなしきもののふる 紫陽花いろのもののふる道 母よ 私は知つてゐる この道は遠く遠くはてしない道 [#改ページ]

  • 二行詩とはどういう詩ですか? - 文字通り二行で書いた詩です。戦後間もない頃から1960年代末まで発行された若者向け文芸雑誌「... - Yahoo!知恵袋

    文字通り二行で書いた詩です。 戦後間もない頃から1960年代末まで発行された若者向け文芸雑誌「若い広場」の投稿部門の一つに「二行詩」という部門がありました。「若い広場」廃刊後も一部の人達の間で書き続けられているようですね。 ☆戦後 崩れ落ちたコンクリート塀の間 待宵草一つ咲く こんな感じでした。自由律俳句みたいなものですね。

    二行詩とはどういう詩ですか? - 文字通り二行で書いた詩です。戦後間もない頃から1960年代末まで発行された若者向け文芸雑誌「... - Yahoo!知恵袋
  • ネプリ「金曜を漕ぐ」 - orangeProse別館

    ネットプリント「金曜を漕ぐ」を発行しました。 セブンイレブン(~12月30日)A3、白黒→35956998 PDFPDFダウンロード ※『週刊金曜日』の連載記事「金曜俳句」(選者・櫂未知子)に採用された、2023年末までの83句を、発表順に並べたものです。 ※「金曜俳句」では、毎回ふたつの季語による題詠を募集し、投句者は、最大10句まで投句できます。各季語につき、特選句が1句、ないし0句選出され、その他一般入選句(いわゆる「平抜き」)が数句掲載されます。

    ネプリ「金曜を漕ぐ」 - orangeProse別館
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    hidex7777 2023/12/23
    ネットプリント「金曜を漕ぐ」を発行しました。セブンイレブン(~12月30日)A3、白黒:35956998、PDFダウンロードはブログ記事内リンクから。よろしくお願いします。
  • 俳句短歌『We』第16号より「短詩グラマトロジー」第十回:数装法 斎藤秀雄 - 続・知青の丘

    短詩グラマトロジー 第十回:数装法             斎藤 秀雄 簡単に定義するなら「数の魔性を詩性に利用すること」となるだろうか。中村明は《数字に関連したことばを文章中にちりばめる修辞技法》(『日語の文体・レトリック辞典』、東京堂出版)と定義する。これが修辞となりうるのは、《その模様と表面上の意味とで濃淡二重のイメージを仕掛ける》ことになるからだ(同前、「類装法」の項目。数装法は類装法の一種とされる)。たしかに数には数としての意味(何個、何ヶ月目、等)と、視覚的模様がある。 映画『マトリックス』では、主人公ネオの住居の部屋番号は101。これは、のちに自分がThe One(救世主)であると知ることの暗示であり(NeoがそもそもOneのアナグラムである)、世界がプログラムされたMatrixという仮想現実であることの暗示であり(二進法)、またオーウェル『一九八四年』に登場する拷問・洗脳

    俳句短歌『We』第16号より「短詩グラマトロジー」第十回:数装法 斎藤秀雄 - 続・知青の丘
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    hidex7777 2023/12/08
    『We』16号より、拙稿「短詩グラマトロジー 第10回:数装法」を掲載していただきました。早いもので、連載の10回目でした。
  • サウダージ - Wikipedia

    「SAUDADE」はこの項目へ転送されています。高中正義の曲については「Saudade (高中正義の曲)」を、アルバムについては「SAUDADE (高中正義のアルバム)」を、「真冬の蜃気楼」の副題がついたサザンオールスターズの楽曲については「さくら (サザンオールスターズのアルバム)」をご覧ください。 サウダージ(1899年、アルメイダ・ジュニア画) サウダージ(ポルトガル語: saudade, サウダーデとも)とは、郷愁、憧憬、思慕、切なさ、などの意味合いを持つ、ポルトガル語 , ガリシア語の単語。ポルトガル語、およびそれと極めて近い関係にあるガリシア語に独特の単語とされ(そのため、日語への翻訳もできない)、他の言語では一つの単語で言い表しづらい複雑なニュアンスを持つ。ガリシア語ではこの語はあまり使われず、一般に類義語のモリーニャ(morriña)が同様の意味で使われる。 ポルトガル語

    サウダージ - Wikipedia
  • 阿部嘉昭ファンサイト: シド・バレット論(佐々木 崇仁)

    【解題】 シド・パレットの在籍していたピンク・フロイドの一枚目、『夜明けの口笛吹き』と、バンド脱退後のシドの(未完成感のつきまとう)初ソロ作『気狂い帽子が笑う』は、ピンク・フロイド関係では例外的にCDに焼いていたはずなのだが、整理が悪く見当たらない(1時間探したのだが)。佐々木君の素晴らしいシド・パレット論を読み、それらが聴きたくて、もどかしくて、どうしようもない。聴かないと解題も覚束ない。そう、何かこの磁圏にたいしては記憶も稀薄なのだった。 そうなる理由が、シドの属性自体にある。弱い。一聴して他のミュージシャンにない傾きがある。あるいはロック性のない(たぶん自閉症特性とリンクするような)発声。それが音痴気味の歌唱と化合されて、ロック史が置き去りにしたもの――併呑できなかったものに突き当たったような気が以前はしたものだった。衝撃は小ささのなかに定位されている。それはロックのジャンル性以外の

  • How to Read and Write a Poem | Learn English Poetry with Homework

  • Shape Poetry Lesson

  • Writing Concrete Poetry: Creative Writing Experiment

  • 「夜中のコンビニでアイスを買う」みてえな歌詞、イヤっすねえ!!

    俺は貧民なので貧民スーパーでよく買い物をするんだけど、そこの店内BGMが、「最近流行りの邦楽」みたいな感じなんですよ 流行りっつうか、時々15年前くらいの曲が流れてたりもするんで、もしかすると「かつての流行り」なのかもしれないんだけどね そうすっと、結構な頻度で、歌がうめえおネエちゃんが、「若い2人の、自堕落でキラキラしてはいない、しかし美しい恋の思い出」みたいなテーマの、失恋ソングを歌っていらっしゃる そんで、なんかよ、「夜中にコンビニに出かけて、安いアイスを買って2人でべる」的な、安いエピソードが歌われるわけ なんていうんですかね、エピソードがね、露骨っつうのかな、そのまますぎるんですよね 分かりますよ、そういうね、等身大の、共感できるような、あー……っていうね、気持ちを呼び起こそうっていうことでしょう でもよ、そうするとさ、被るんだよ他の歌とかマンガとかそういうのと 「あー、そうい

    「夜中のコンビニでアイスを買う」みてえな歌詞、イヤっすねえ!!
    hidex7777
    hidex7777 2023/10/05
    「水を巡って喧嘩した」とか「水を盗んだ」とか(どちらも夏の季語)。
  • Language poets - Wikipedia

  • 服部崇歌集「新しい生活様式」評(『We』15号)By斎藤秀雄 - 続・知青の丘

    この歌集評を書こう、という段になって、「あとがき」の余白に私の文字で「偶発的必然について」と記されているのをみつけた。書を何度か読むあいだに、過去の私が、そう書きたくなったのだろう。過去の私から、いまの私への手紙のようだ。書を通読すると、このテーマ、ないしアイディアを私にもたらしたとおぼしき歌が三首ある。 たった三首、とはいえど、やはり《必然》の語は、それぞれの作品においてなにがしか異様な感触を湛えている。一首目、《必然》的なのは語り手の出生地とも、《台風》の進路のこととも読めるが、同時に双方を意味しているのだろう。語り手にとって《この場所》は《必然》であるが(語り手は《わが母》以外からは生まれ得ない……言葉遊びのようだが)、《母》にとって妊娠出産の時期・場所、パートナーは偶発的なものだろう。つまり【必然的である事柄の、条件はつねに偶発的】である。一首目は、このテーマがもっとも明白に現

    服部崇歌集「新しい生活様式」評(『We』15号)By斎藤秀雄 - 続・知青の丘
    hidex7777
    hidex7777 2023/04/27
    『We』15号に掲載した拙稿を、編集部の加藤さんがブログにアップしてくださいました。服部崇さんの歌集『新しい生活様式』の歌集評「偶発的必然について」です。ご笑覧ください。
  • We第15号/短詩グラマトロジー 第九回:交差呼応 斎藤秀雄 - 続・知青の丘

    この連載の第六回で、「濫喩」を、中村明による定義を借りて《感覚の交錯や論理的な矛盾を抱えた比喩などを提示して刺激する修辞技法》(『日語の文体・レトリック辞典』、東京堂出版)にまで拡張しておいたのだが、いま思えばこれは拡張のし過ぎであった。《感覚の交錯》(つまり共感覚的な表現)についていえば、むしろ〈異例結合〉と呼ぶべきかもしれない。例えば川端康成『雪国』には、異例結合が頻出する。「甘い丸さ」「静かな嘘」など。 さて、これを複数のフレーズにまたがって交差させたものが〈交差呼応〉である(とはいえ、のちにあげる例においてのように、必ずしも「異例」ではないものも含める。詩的効果が生じるかにのみ、焦点を合わせたい)。中村は《彗眼で聞き、地獄耳で見る》(同前)という例をあげている。

    We第15号/短詩グラマトロジー 第九回:交差呼応 斎藤秀雄 - 続・知青の丘
    hidex7777
    hidex7777 2023/03/29
    『We』15号に掲載した、拙稿をブログに載せていただきました。『We』編集の加藤知子さんのブログです。ぜひ読んでいただきたいです。
  • (水の奥処へ……) 斎藤 秀雄 « 詩客 SHIKAKU – 詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイト

    (水の奥処へ……) 斎藤 秀雄 水の奥処へ多くの私が移ってゆく いつか私と呼ばれることになる諸断片 まだ私になっていない未私 奥処――何にとっての? いくらかは底へ沈み いくらかはこなごなにほどけて散ってしまうだろう……。 底――何にとっての? 水の多くの領土 水蒸気になりかけている水 氷になりかけている水 粘性をそなえた水 浮かんだり沈んだり混じったりできない 速度の線が水の領土を区別して抑え込んでいる 速度の線のみがあって上下はないのかもしれない 未私はなかばほどけた布のような断片 ほつれた織物、多くの繊維が織られたもの さまざまな繊維、ナイロンの糸、ガラスの糸、骨、リボ核酸 ゆるい織り目を水がとおる 繊維がゆるんだり緊ったりする ゆるんだ繊維が別の繊維とまた織物をなす ほどけた繊維はほとんどどこかへ消えどこかに沈殿する 断片はそれぞれが知覚である 或るひとつの断片は引用である 「骨の

    hidex7777
    hidex7777 2023/03/25
    「詩客」に、三詩型融合作品「(水の奥処へ……)」を掲載いたしました。 久しぶりに融合のものを書きました。お読みいただけると、嬉しいです。
  • ISTD // The Nobel Prize

  • WHY FLARF IS BETTER THAN CONCEPTUALISM