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セルくまに関するhidex7777のブックマーク (175)

  • LOTUS研究会「斎藤秀雄俳句作品合評会」のお知らせ - orangeProse別館

    LOTUS研究会「斎藤秀雄俳句作品合評会」のお知らせ LOTUS研究会にて、拙作を読んでいただけることとなりました。 おそらく、先日、第8回攝津幸彦記念賞で准賞となった「藍をくる」30句(『豈』66号)を中心に、読むのではないかと思います。 気軽にご参加いただけると、嬉しいです。 資料配布と、Zoomのご案内のため、九堂夜想さんか、私(斎藤秀雄)にメールアドレスをお知らせください。 ■LOTUS研究会2024(1月) ※Zoomによるオンライン会合 ・日 時:2024年1月27日(土)午後1時~5時 ・テーマ:「斎藤秀雄俳句作品合評会」 内 容: 『吟遊』100号記念自選俳句作品7句 「第7回攝津幸彦記念賞2022」准賞30句 「第8回攝津幸彦記念賞2023」准賞30句(計67句) ・司 会:九堂夜想 ・リモート管理:丑丸敬史

    LOTUS研究会「斎藤秀雄俳句作品合評会」のお知らせ - orangeProse別館
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    hidex7777 2023/12/26
    LOTUS研究会にて、拙作の合評会をしていただけることとなりました。 気軽にご参加いただけると、嬉しいです。 資料配布とZoomのご案内のため、九堂夜想さんか、私にメールアドレスをお知らせください。
  • ネプリ「金曜を漕ぐ」 - orangeProse別館

    ネットプリント「金曜を漕ぐ」を発行しました。 セブンイレブン(~12月30日)A3、白黒→35956998 PDFPDFダウンロード ※『週刊金曜日』の連載記事「金曜俳句」(選者・櫂未知子)に採用された、2023年末までの83句を、発表順に並べたものです。 ※「金曜俳句」では、毎回ふたつの季語による題詠を募集し、投句者は、最大10句まで投句できます。各季語につき、特選句が1句、ないし0句選出され、その他一般入選句(いわゆる「平抜き」)が数句掲載されます。

    ネプリ「金曜を漕ぐ」 - orangeProse別館
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    hidex7777 2023/12/23
    ネットプリント「金曜を漕ぐ」を発行しました。セブンイレブン(~12月30日)A3、白黒:35956998、PDFダウンロードはブログ記事内リンクから。よろしくお願いします。
  • 俳句短歌『We』第16号より「短詩グラマトロジー」第十回:数装法 斎藤秀雄 - 続・知青の丘

    短詩グラマトロジー 第十回:数装法             斎藤 秀雄 簡単に定義するなら「数の魔性を詩性に利用すること」となるだろうか。中村明は《数字に関連したことばを文章中にちりばめる修辞技法》(『日語の文体・レトリック辞典』、東京堂出版)と定義する。これが修辞となりうるのは、《その模様と表面上の意味とで濃淡二重のイメージを仕掛ける》ことになるからだ(同前、「類装法」の項目。数装法は類装法の一種とされる)。たしかに数には数としての意味(何個、何ヶ月目、等)と、視覚的模様がある。 映画『マトリックス』では、主人公ネオの住居の部屋番号は101。これは、のちに自分がThe One(救世主)であると知ることの暗示であり(NeoがそもそもOneのアナグラムである)、世界がプログラムされたMatrixという仮想現実であることの暗示であり(二進法)、またオーウェル『一九八四年』に登場する拷問・洗脳

    俳句短歌『We』第16号より「短詩グラマトロジー」第十回:数装法 斎藤秀雄 - 続・知青の丘
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    hidex7777 2023/12/08
    『We』16号より、拙稿「短詩グラマトロジー 第10回:数装法」を掲載していただきました。早いもので、連載の10回目でした。
  • 俳句時評166回 多行俳句時評(7) 出会い損ねる詩(1) 斎藤 秀雄  - 「詩客」俳句時評

    議論の手がかりとして、極端に複雑性を縮減した図式を提示することからはじめたい。〈作品(artwork)〉に向き合うときに体験される、〈詩(Poesie, poeticality, poetria)〉との出会い方には、次の二通りのタイプがあるように、私には思われる。 A:脳髄にズカズカと這入りこんでくるように感じられるタイプ B:その門を通ろうとすると、バチンと弾かれ、拒まれたように感じられるタイプ AとBと、どちらが良いとも悪いともいうことはできない。たんに二通りのタイプがある、というだけである。また、個々の作品に帰属される性質についても述べてはいない。あくまでも鑑賞者の体験として、鑑賞者に帰属される知覚の性質について述べている。ここでBは、〈詩〉と出会う前に拒まれているわけだから、いわば出会い損ねているのだが、「出会い損ね」という出会いのタイプもありうるだろう、と私には考えられる。この図

    俳句時評166回 多行俳句時評(7) 出会い損ねる詩(1) 斎藤 秀雄  - 「詩客」俳句時評
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    hidex7777 2023/05/05
    「詩客」での2023年度連載は「多行俳句時評」を担当します。第一回更新されました。お読みいただければ、嬉しいです。
  • 服部崇歌集「新しい生活様式」評(『We』15号)By斎藤秀雄 - 続・知青の丘

    この歌集評を書こう、という段になって、「あとがき」の余白に私の文字で「偶発的必然について」と記されているのをみつけた。書を何度か読むあいだに、過去の私が、そう書きたくなったのだろう。過去の私から、いまの私への手紙のようだ。書を通読すると、このテーマ、ないしアイディアを私にもたらしたとおぼしき歌が三首ある。 たった三首、とはいえど、やはり《必然》の語は、それぞれの作品においてなにがしか異様な感触を湛えている。一首目、《必然》的なのは語り手の出生地とも、《台風》の進路のこととも読めるが、同時に双方を意味しているのだろう。語り手にとって《この場所》は《必然》であるが(語り手は《わが母》以外からは生まれ得ない……言葉遊びのようだが)、《母》にとって妊娠出産の時期・場所、パートナーは偶発的なものだろう。つまり【必然的である事柄の、条件はつねに偶発的】である。一首目は、このテーマがもっとも明白に現

    服部崇歌集「新しい生活様式」評(『We』15号)By斎藤秀雄 - 続・知青の丘
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    hidex7777 2023/04/27
    『We』15号に掲載した拙稿を、編集部の加藤さんがブログにアップしてくださいました。服部崇さんの歌集『新しい生活様式』の歌集評「偶発的必然について」です。ご笑覧ください。
  • 題「いとしい気持ち」 - NHK短歌

    リニューアル第2回目。司会はヒコロヒーさん。選者は山崎聡子さん。ゲストは大久保佳代子さん。「いとしい思い」をテーマに、テレビ歌会形式で入選9首を読み解く。

    題「いとしい気持ち」 - NHK短歌
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    hidex7777 2023/04/06
    4月9日(日)のNHK短歌(6:00~)で、短歌を読んでいただけるようです。お時間が合えば、ぜひ御覧ください。(再放送14日(金)14:10~)
  • We第15号/短詩グラマトロジー 第九回:交差呼応 斎藤秀雄 - 続・知青の丘

    この連載の第六回で、「濫喩」を、中村明による定義を借りて《感覚の交錯や論理的な矛盾を抱えた比喩などを提示して刺激する修辞技法》(『日語の文体・レトリック辞典』、東京堂出版)にまで拡張しておいたのだが、いま思えばこれは拡張のし過ぎであった。《感覚の交錯》(つまり共感覚的な表現)についていえば、むしろ〈異例結合〉と呼ぶべきかもしれない。例えば川端康成『雪国』には、異例結合が頻出する。「甘い丸さ」「静かな嘘」など。 さて、これを複数のフレーズにまたがって交差させたものが〈交差呼応〉である(とはいえ、のちにあげる例においてのように、必ずしも「異例」ではないものも含める。詩的効果が生じるかにのみ、焦点を合わせたい)。中村は《彗眼で聞き、地獄耳で見る》(同前)という例をあげている。

    We第15号/短詩グラマトロジー 第九回:交差呼応 斎藤秀雄 - 続・知青の丘
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    hidex7777 2023/03/29
    『We』15号に掲載した、拙稿をブログに載せていただきました。『We』編集の加藤知子さんのブログです。ぜひ読んでいただきたいです。
  • (水の奥処へ……) 斎藤 秀雄 « 詩客 SHIKAKU – 詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイト

    (水の奥処へ……) 斎藤 秀雄 水の奥処へ多くの私が移ってゆく いつか私と呼ばれることになる諸断片 まだ私になっていない未私 奥処――何にとっての? いくらかは底へ沈み いくらかはこなごなにほどけて散ってしまうだろう……。 底――何にとっての? 水の多くの領土 水蒸気になりかけている水 氷になりかけている水 粘性をそなえた水 浮かんだり沈んだり混じったりできない 速度の線が水の領土を区別して抑え込んでいる 速度の線のみがあって上下はないのかもしれない 未私はなかばほどけた布のような断片 ほつれた織物、多くの繊維が織られたもの さまざまな繊維、ナイロンの糸、ガラスの糸、骨、リボ核酸 ゆるい織り目を水がとおる 繊維がゆるんだり緊ったりする ゆるんだ繊維が別の繊維とまた織物をなす ほどけた繊維はほとんどどこかへ消えどこかに沈殿する 断片はそれぞれが知覚である 或るひとつの断片は引用である 「骨の

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    hidex7777 2023/03/25
    「詩客」に、三詩型融合作品「(水の奥処へ……)」を掲載いたしました。 久しぶりに融合のものを書きました。お読みいただけると、嬉しいです。
  • 第7回詩歌トライアスロン鼎立部門受賞連載 宇宙コラーゲン 斎藤 秀雄 « 詩客 SHIKAKU – 詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイト

    Ⅰ セルフガソリンスタンドの給 油ノズルまで、指先が、あと4 センチ、のところで、骨を探 さなければならない、あと2 センチとなるまでに、火星 用ゲーム機が埋め込まれた骨 を、 かの聖なるお 方の骨、もしくはかのやん ごとなきお方の骨、あるいは老 犬の骨、であるだろう…… Ⅱ あと3センチ、のところで、腫 瘍に阻まれてしまうだろう、マルウ ェアが生んだ腫 瘍によって、伸びると同時に伸ばす腫 瘍が、これは舌だろうかいやこれは指 だろう、指が、伸び る、 ノズルが伸びるということは ない、伸びた指が巻きつくというだけだ、ノ ズルを収める箱に、そのとき熱 の影は長い星に伸びるだろう…… Ⅲ 伸びる指はとっくに癒 合しているだろう、コ ラーゲンが例の箱をつ つむみたいに、なって、いるだろう、ノズ ルに届くことはないだろう、指 は乙女の壁の面積を測ることができな い、 はじめの石の乙女の、壁は、壁は

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    hidex7777 2022/12/18
    詩客での詩歌トライアスロンも最終回です。自由詩「宇宙コラーゲン」を掲載しております。お読みいただけるとうれしいです!
  • 第8回詩歌トライアスロン鼎立作品受賞連載 篭と宿営地 斎藤 秀雄 « 詩客 SHIKAKU – 詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイト

    篭と宿営地             斎藤 秀雄 喪神のエレボスの手を雪片のか黒きまでに蝕む朝か エアダクト絶えず結露のしたたりて巫娼の腹を舐める冷光 霜の香のふと離陸せりはろばろと天球上を這う墨流し 日の冴える地平の木々はほの白い錫釉、国家は黒い牛乳 糖蜜が雪にしぶきてしずかなる、否、無音なる刵刑の匂い 巫医の首刎ねて恍惚たるまひる氷の下に蘭黒く咲く 贋祖国なれば幼き皇帝よ去勢の牛を乳柱とせん 手は谷にあったと気づく ももいろの膚を撫ぜて樹海へ向かう 宇宙卵果然と腐りひびわれをはらわたのなき鳥ども集る 目は闇に慣れて円天井のそこ重量のないプリズムが降る タグ: 斎藤秀雄, 短歌

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    hidex7777 2022/11/12
    「詩歌トライアスロン」連載、11月は短歌です。「篭と宿営地」を掲載しております。およみいただければうれしいです。
  • 『豈』65号が届いた! - 続・知青の丘

    春雨を親しく来たり俘虜の言 梅一輪たたかう君の歌かそけし ミサイルも戦車も溶けずされど緑雨 はつ夏の窓は逃げみち鬼の道 司令塔斃れて眩し五月晴 瓦礫に既視あり血しぶきに梅熟す 籠城の屍五月の風に揺蕩う 枯野薔薇少年兵の撃つ快楽 街の足裏が沈みゆくゆく蟻地獄 万歳の弱者うっとり夕焼けたり 笑い茸美人キリキリ舞わせけり ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    『豈』65号が届いた! - 続・知青の丘
  • 福島県文学賞 - 福島県ホームページ

    福島県文学賞は、県文学の振興を目的に昭和23年に創設され、県民の皆さんの作品発表の場として親しまれています。 県文学賞情報 第77回福島県文福島県文学賞について 令和6年度第77回福島県文学賞については、次の通り募集する予定です。 趣旨 県民から作品を公募して優秀作品を顕彰し、県文学の振興及び文化の進展を図る。 応募資格 応募時点で福島県在住者または県内の学校・事業所に在籍・勤務する者とします。 ただし、東日大震災の影響により県外に避難している者及び県外で勉学中の県出身の学生・生徒を含みます。 募集部門 (1)小説・ドラマ部門 (2)エッセー・ノンフィクション部門 (3)詩部門 (4)短歌部門 (5)俳句部門 応募受付期間 令和6年7月1日(月曜日)~令和6年7月31日(水曜日)(消印有効、メール応募の場合は午後11時59分まで)とする。 第76回作品募集要項との主な変更点 (1)郵

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    hidex7777 2022/10/26
    短歌50首「裸の川は」で第75回福島県文学賞・奨励賞を頂きました。作品は『県文学集』第70集に掲載されると思います。出るのは来春かなあ……
  • TH No.92「アヴァンギャルド狂詩曲〜そこに未来は見えたか?」 - アトリエサード Atelier Third【出版物案内・通販】

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    hidex7777 2022/10/25
    そろそろ。ドキドキ。
  • 第7回詩歌トライアスロン三詩型鼎立作品受賞連載 elf ring 斎藤 秀雄 « 詩客 SHIKAKU – 詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイト

    elf ring                   斎藤秀雄 ※ 谷の 菌輪 月光の箪笥に殖ゆる 手足かな ※ 星を並べて 踏み渡る 旅の むらさきしめぢかな ※ 髪を絡めて 響く木よ 霊殿を焼く ※ 目病みの風や 弦を あらたな 空洞に ※ 玉門に 火天 ぬかづき 小火さわぎ ※ 覗けば 壺に 万劫かすむ 山別れ ※ 眉を剃る 日を撚りて つひに火を得ず ※ 匙の上にて 火山を 倒す 王の舌 ※ 森に沈みし 燃ゆる尾の 花を廻りて 蕊あからむ ※ 海に 焦がれて 気怠き うつぼほこりかな ※ タグ: 俳句, 斎藤秀雄

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    hidex7777 2022/10/01
    「詩歌トライアスロン」連載、10月は俳句です。「elf ring」を掲載しております。およみいただければうれしいです。
  • 第7回詩歌トライアスロン融合受賞連載 「海中火」のための素描 斎藤 秀雄 « 詩客 SHIKAKU – 詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイト

    「海中火」のための素描 斎藤 秀雄 王子らはブリグ族を殺戮しはじめた おお、おうっ、牡牛。……牡牛が……牛が……しが……。いる、牡牛がいる! クシャトリヤたちのなかに牡牛がいて、いて……見る! 牡牛は見るものだ。目から見る。目から見るが翔ぶ。ミルクを見る、牛のミルクを見る、牛乳を……。 王子らは女たちの子宮の胎児さえも虐殺した 牛乳、乳……を見る。目から翔ぶ見るが、乳を見る、乳も見るものだ。乳が……。翔ばす、矢を。翔ぶ矢、弓兵から、から矢が、白くっっっっと、と、翔ぶ。白く弧を、鋭く矢……子宮胎児。あっ、飴色の……胎児……ほそながくのびる。 逃げた女の一人は胎児を百年のあいだ腿のなかに隠した 腿。ほそながい腿……に、しまう、胎児っっっを。ほそながい太ももに。ヒマヴァット〔雪に覆われた〕、ヒマラヤ〔雪の住処〕、ヒマラージャ〔雪の王〕。おお……寒い……雪山の王へ逃げた、女、っっっクシャトリヤが探

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    hidex7777 2022/09/17
    詩客の「詩歌トライアスロン」連載、9月は自由詩です。「『海中火』のための素描」を掲載しております。およみいただければうれしいです。
  • 第7回詩歌トライアスロン三詩型鼎立受賞連載 内在 斎藤 秀雄 « 詩客 SHIKAKU – 詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイト

    第7回詩歌トライアスロン三詩型鼎立受賞連載 内在    斎藤 秀雄 白い内在 痛みの位置を滑らせて地平へめくれあがりゆく筒 生き死にのましろき闇へ歯を離す 知覚に開け閉めが昇りゆく 火を練れば空は縹の花畑不要となればはずす花首 糸のように砂が墜ちては法となる鏡面状のへりなき地盤 蛾を焼けばけむりは風の骨格を紡錘としてみずから紡ぐ 切り花の切られるまえのしばらくの笑う幼児のような充溢 花の死をたのしむ水に耳を漕ぐ水に死はひどくゆっくりとくる 心臓に顔を容れるとなつかしい怒りが欠けることなくありぬ 目に重る土の深さのおぼつかな杭のまわりの土減ってゆく 石突きに蝶を殺せばこめかみの雪のようなるものながらえる タグ: 斎藤秀雄, 短歌

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    hidex7777 2022/08/13
    「詩歌トライアスロン」連載、8月は短歌です。10首連作「内在」を掲載しております。およみいただければうれしいです。
  • 第7回詩歌トライアスロン三詩型鼎立連載 rhythm is not takt 斎藤 秀雄 « 詩客 SHIKAKU – 詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイト

    rhythm is not takt    斎藤 秀雄 ※           ※           ※ 眼を渡す       甘き唱歌の       海を 裏声の         砕きし 鉄に焦がれて     血の凱風の       海の妣 丘去る楡に      水芭蕉         笑みて口なし ※           ※           ※ 日には        漉返し         向日葵 橋守                     なつかし 白鳥が死ぬ      塵を掬へば       日のなきがらへ 名の王国       稚児の抜殻       口ひらき ※           ※ 鳩放つ        婚姻の 方舟や        白客船の 兄抱くは       猛火に 秘色の鴉       折る歯 ※           ※ 古き罠待つ      空中都市の 手

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    hidex7777 2022/07/02
    「詩歌トライアスロン」連載、7月は俳句です。10句連作「rhythm is not takt」を掲載しております。およみいただければうれしいです。
  • 第7回詩歌トライアスロン三詩型鼎立連載 CUBE 斎藤 秀雄 « 詩客 SHIKAKU – 詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイト

    第7回詩歌トライアスロン三詩型鼎立連載 CUBE 斎藤 秀雄 すべては球体にみ 敵キャラの細胞に 子宮的物質と説話 える立方体のしろ すでにある電流を 的物質の二種を水 い充溢空間におい 政治的痴愚性によ 溶性の膜で隔てて て鱗の音響的な間 って増幅し攻撃時 川や海のような流 隙から鮮やかなく のダメージを三割 れる水に浮かべる れないの液状の句 減少させる雷属性 ことで混合させる 点を無尽蔵に噴出 のスキルが感電ク 舞踏的バイナリー している蛇である リティカルである 兵器が毒筏である はじまりとおわり すべての方向から 薄桃色のはなびら をもつ単語という 白光と暗黒がつか の影を鳥が抜けで 肉体のふたつの末 みかかってくるな る瞬間の水彩絵具 端において小さな かで君はかろうじ で描かれた心やす 双頭の鳥がぼんや てじぶんの肉体が らぐ音楽のような りとみずからを引 目に見えているこ 

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    hidex7777 2022/06/18
    「詩客」の「詩歌トライアスロン」連載、6月は自由詩です。自由詩作品「CUBE」を掲載しております。およみいただければうれしいです。
  • パレルゴン    斎藤秀雄 « 詩客 SHIKAKU – 詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイト

    パレルゴン    斎藤秀雄 胸を日が通るまひるの水煙草けむりは鳥のわたばねならで 太陽の屯する闇深くして木の音楽を鳴らす木の脈 わがみいる偽の鏡やなぐわしき桃の遊びを前線にせん むらさきを雨にまとえるいもうとよ虫が鳥狩る島にて眠れ 蛇口なる馬ゆ流るる硝子体むごき客土ぞ砂じめりせる 海底の塔の振り子の残像の顔や微笑の口のみ残し 柱なす声のみずかね恋えるわが耳の祠をあふるる腐肉 さやぐ毛のつね焦げ臭し腕生みの母は母なる水をわずらう 旅人を栞れば白きみずうみよ苦しみ深くしわ寄る火なれ 折る紙の谿おりてゆく兄の指夢の着岸なき海霧はも タグ: 斎藤秀雄

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    hidex7777 2022/05/14
    詩客の連載、5月は短歌です。10首連作「パレルゴン」を掲載しております。お読みいただければ嬉しいです。
  • DO DA DOO    斎藤 秀雄 « 詩客 SHIKAKU – 詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイト

    DO DA DOO    斎藤 秀雄 ※ 桃の花 焼き尽くされて 凪を待つ舟 ※ 言ひさして ふぐりに 隠す 黒き印泥 ※ 酢の壜倒れ 白き指生え かの 暗緑湖 ※ 銀の港の 船の灯の 未練がましき 着衣の卵 ※ 薬籠や 夜毎に 纏ふ 贋古代裂 ※ 尼の 書窓の 黒ずむままに剃る 腋よ ※ 煙たき 花よ 網棚の 極楽鳥よ ※ 二度童子 埃を 泳ぎ 坐礁の頭 ※ 貝の 目の 都の 咎の 時の 受胎 ※ 蝶が透く 起源の壁に 幼き楕円 タグ: 斎藤秀雄

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    hidex7777 2022/04/02
    俳句10句「DO DA DOO」を、「詩客」に掲載しました。お読みいただけると嬉しいです!