米軍キャンプ・ハンセン内で100人規模の新型コロナウイルスの感染が確認され、17日の沖縄県金武町内では警戒感が強まった。隣接する繁華街「新開地」では基地内からの感染拡大を懸念する声が上がる中、マスクなしで出歩く米兵の姿もあり、米軍の感染対策に対する疑問の声も聞かれた。 【写真】沖縄初のオミクロン確認 同じ基地で大規模クラスター 新開地ではマスクを着用せずに複数人で歩いたり、飲食店内で会話したりする米兵もいた。同僚ら4人で歩いていた兵士らは「外出を禁止されているわけではない。私たちが隔離されていたらここには来られない」と肩をすくめた。クラスターについても特に説明を受けていないという。 近くに住む新里常雄さん(70)は「米兵は日本の検疫を受けずに自由に基地に入ってくる。こんなことになると思っていた」と声を落とし「マスクをせずにコンビニに来る。米軍の感染予防対策はどうなっているのか」と語気を強め