「スターティア」のマージャン大会には社員(右)も同席し、就活生たち(左側の3人)は真剣なまなざしでパイを手にしていた=東京都新宿区で2016年6月17日、中村藍撮影 就職活動中の学生らの採用方法の一つとして、マージャン大会を取り入れる企業が出始めている。マージャンは頭の回転の速さや勝負勘、運が必要とされ、企業側が学生に求める能力と一致する部分も多い。大会に採用側の社員も参加し、会話などからコミュニケーション能力もみるといい、単なるユニーク採用ではない“真剣勝負”の場になっている。
会社が求人を行うとき、応募してくるのは必ずしも自社が必要としている人材ばかりではない。新しいことに挑戦する人材を求めているのに、給料と休みばかり気にする人が応募してきたり、華やかな企業イメージに魅せられて応募してきた人が、実は地味で粘り強さが求められる仕事にガッカリすることもある。 通信販売サービスを運営しているある上場企業では、マーケティング調査に必要な知識や経験を持っている人材を求めていた。しかし応募してくるのは、サービスのイメージから「雑貨が大好き!」な女の子ばかり。大量の商品やデータを扱ったりする仕事に向いた人を採用することができなかったという。 そこで考えたのが、「マージャン大会で上位入賞した人」から選考するという採用方法だ。この採用方法をサポートしたのが、就活サイト「ミートボウル」を運営するカケハシ スカイソリューションズだ。 「ミートボウル」では、学生が学歴を伏せて「自分が得
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