平バール バール(bar、バー)または鉄梃(かなてこ)は、てことして利用する主に鉄製の棒状の道具(工具)。 L字型をしており釘を抜く機能を備えたものは、「釘抜き」(ネイルプーラー)にも属する。 プライバーとも呼ばれる。 釘抜き[編集] 釘抜きは、てこを利用する棒(bar)と「やっとこ」(pincer)の二種類のタイプがある。 日本の釘抜き[編集] 江戸時代までは、断面の四角い「和くぎ」を使用していた。和くぎは、やっとこの一種の「えんま」という道具で四角い頭部を挟んでねじりながら引き抜いていた。「えんま」は、閻魔様が嘘つきの舌を抜くのに使った道具から、この名前になった。明治になり断面の丸い「洋くぎ」が使われるようになると「えんま」に代わり西洋の「バール」が使われた[1]。 形状[編集] 基本的に両端部の先端は狭い場所に挿し込むために扁平な形状をしており、一端のみが狭い空間でてこの原理を利用し