Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部 2019-07-30 13:43 1991年に最初にLinuxを開発したとき、Linus Torvalds氏はフロッピードライブを備えた「386」搭載PCで同OSを構築した。物事は変わるものだ。2012年に、Torvalds氏は「i386」プロセッサーに別れを告げ、その際に「私は感傷的な人間ではない。せいせいする」と述べた。今回は、フロッピードライブがLinuxに別れを告げる番かもしれない。 Torvalds氏は、フロッピードライブプロジェクトについて、「面倒を見る人がいなくなった」と書いている。 それはなぜなのか。フロッピードライブが歴史的遺物のようになったからだ。もう誰もフロッピードライブを使っていない。Torvalds氏によると、フロッピードライブドライバーの開発を担
Tweet お知らせ - 2018.02.22 Linux カーネルはメモリが枯渇した際の挙動を十分に考慮しておらず、メモリの枯渇が原因でLinux システムがハングアップしてしまうことがあるという問題があります。 この問題に当社ソリューション事業部 半田 哲夫が4年半取り組み続けた結果、メモリの枯渇時にハングアップしてしまう処理の多くが修正されました。現時点までの道のりは、以下の資料/動画でご覧いただけます。 資料:https://elinux.org/images/7/73/CELFJP-Jamboree63-handa-ja.pdf(社外サイト) 動画:https://youtu.be/ZznEyf1PN0Q(社外サイト)
本章では、Armadillo-400 シリーズに固有な Linux カーネルのデバイスドライバーの仕様について説明します。 Armadillo-400 シリーズでは、カーネルコンフィギュレーションを変更することにより、標準で有効になっているもの以外の様々な機能を使用することができます。 Armadillo-400で、標準で有効になっていないデバイスドライバーを使用するためには、以下の手順でカーネルコンフィギュレーションをおこなう必要があります。 ボードオプションによりどのピンに機能を割り当てるか選択する。 ボードオプションは、make menuconfig でコンフィギュレーションを行う場合、Linux Kernel Configuration の System Type -> Freescale MXC Implementations -> MX25 Options -> Armadil
この記事はLinux Advent Calendar 2016 9日目の記事です。 遅刻してしまい申し訳ございません。。。 とある事情があって1ヶ月半ほど独自NICのLinux向けのネットワークドライバを開発していた。 今回はARM用のデバイスドライバを開発した。NICはXilinx社のFPGAであるZYBOを用いて開発した。 まだ十分に実用段階というわけではないが、ひとまず独自NIC経由でのpingやiperfが通ったので、後学のために知見を残しておきたい(誰得だ、という感じだが)。 ソースコードはまだ公開されていないが、そう遠くないうちに公開する予定(たぶん)。 はじめに Linuxのデバイスには キャラクタデバイス - バイト単位のデータ通信 (e.g. シリアルポート) ブロックデバイス - ブロック単位のデータ通信 (e.g. ディスク) ネットワークデバイス の3種類がある。ネ
フレームバッファに表示される起動時のロゴ画像を変更する方法を紹介します。 以前はピクセル値が配列にベタ書きされたヘッダファイルを用意する必要がありましたが、Linux-2.6でフレームバッファ周辺が書き直されて PNM を直接ソースツリーに置けるようになりました。 例として、このfreedesktop.orgのロゴ画像 (PNG, 80x80) を224色の起動ロゴにしてみます。 まず、画像をPNMに変換します。 $ convert -colors 224 fdo_logo.png fdo_logo.pnm pnm2ascで ピクセル値がASCIIのPNMに変換して、drivers/video/logo/ に放り込みます。 $ pnm2asc fdo_logo.pnm > drivers/video/logo/logo_fdo_clut224.ppm drivers/video/logo/
2009/6/23 更新( Debian5 での準備追加) 2008/4/29 更新(ブロックデバイス追加) 2008/3/18 作成 目次 [1] はじめに [2] 準備 [3] 簡単なモジュール [4] モジュールパラメータ [5] procファイルシステム [6] キャラクタデバイス [7] ブロックデバイス [1] はじめに Linux(kernel-2.6系)のカーネルモジュール(ドライバ)を作成する。 テストした環境は次の通りである。 OS: Fedora7 カーネル: kernel-2.6.23.15-80.fc7 OS: Debian5 カーネル: kernel-2.6.26-2-686 [2] 準備 (2-1) Fedora7,Fedora8 の場合 Fedoraでカーネルモジュールを作成するにあたり、まず fedora wikiを参考にしながら カーネルモジュールをコン
Javaでデバッグしにくい3つの場面 Javaアプリケーションで構築されたシステムの障害や性能問題が発生した場合、大半はデバッガやプロファイラ、ミドルウェアやサードパーティが提供するツールを用いることで解析できてしまいます。 しかし、以下のような状況ではJavaの世界からのアプローチがしにくく、通常のデバッグノウハウが使えないことがあります。 プロセス再起動が許されないシステムでの情報取得がしたいとき 本番環境でしか発生せず、テスト環境でデバッグできない問題の場合 GC(ガベージ・コレクション)ログ(-Xloggcなど)のように、javaコマンド起動オプションを与えなければ取得できない情報が必要な場合 ソース変更が許されない場合に、特定状況下の情報を取得したいとき ある特定のメソッドなどが実行された瞬間のスレッドダンプやスタックトレースなどが必要な場合 ソースの変更ができない、環境の制約な
Linux Daily Topics 2010年11月18日"ミラクルパッチ"にLinusも大喜び!Linuxカーネルを高速化させた233行のコード Linus Torvalds氏という人は、少なくともメールの中では、かなりはっきりと感情を表に出す。誰かor何かに対して怒っているときは相手を名指しで批判(というより非難)し、逆にうれしいときはあふれる喜びを隠そうとしない。今回紹介するのは後者のほう。「I'm also very happy」「it is a _huge_ improvement」「Good job.」など、喜びと称賛の表現がたくさん書かれているメールだ。 Linus氏を歓喜させたのは、カーネル開発に携わるMike Galbraith氏が書いた233行のカーネルスケジューリングパッチ。このパッチを適用すると、デスクトップ環境においてパフォーマンスが著しく向上するという。
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